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- 部屋を片付けられない人の特徴や原因とは?対策も解説
片付けられない人の特徴とはどのようなものなのでしょうか? この記事では、整理整頓や収納ができない理由と、片付けが苦手な人におすすめの整理収納方法やポイントを紹介します。脳タイプ別の特性を意識して、自分に合った対策を心掛けましょう。
【脳タイプ別】片付けられない人の特徴・心理とは?
現在、社会現象となっている「汚部屋(おべや・おへや)」問題。汚部屋とは、足の踏み場も無いほどモノがあふれ、生活に支障がきたすほど汚い部屋のことを言います。
片付けられない理由は「仕事で忙しくて時間がない」「疲労がたまっていて、やる気が出ない」などさまざまですが、脳の特性が影響するケースが多いこともわかってきました。
どうしてもモノが捨てられない、気付くとモノがあふれている、そんな人は「脳タイプ」が原因かもしれません。まずは、片付けられない人の特徴・心理を4つの脳タイプに分けて見ていきましょう。
片付けられない人の特徴1:もったいないタイプ
もったいないタイプは、モノを捨てられないという特徴があります。普通の人にはゴミに思えるモノにも「いつか使うかも」「まだ壊れていないから」など、もったいない精神が働くため、不要なモノがどんどん溜まってしまうのです。
片付けられない人の特徴2:おまけが大好きタイプ
無料でもらえるサンプルや商品に付いているおまけが大好きで「本当に欲しいと思っていないのに、なんとなく買ってしまったモノ」が多いのがこのタイプ。モノを集めることが目的なので、モノへの愛着は少ない傾向があります。
片付けられない人の特徴3:無計画タイプ
部屋がモノであふれてしまうのは、計画的に買い物できないことも理由の一つ。自宅にある日用品や食材のストックを確認せずに買い足す人、同じようなデザインの洋服がたくさんある人は、注意が必要です。
片付けられない人の特徴4:発達障害・病気タイプ
部屋を片付けられないという悩みの背景に、ADHD(注意欠陥・多動性障害)などの発達障害が隠れていることもあります。仕事や家事でも優先順位をつけるのが苦手という人は、まずはネットのチェックリストで他の特性があるか確認を。
発達障害以外にも、うつ病や自律神経失調症などで一時的に判断力が低下しているときも、片付けられない状況に陥りやすいようです。眠れない・疲れやすい・食欲がないなど、他にも気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
こんなにある!モノが散らかった部屋に住むデメリット
片付けられない人は「部屋が汚くても特に生活に問題がないから」と、モノが散らかった状態で長期間放置する場合がほとんど。でも実際には、散らかった部屋で生活していると、いろいろなデメリットが出てくるものです。
デメリット1:物を失くしやすい
片付けられない人は、使ったモノを元の場所に戻す習慣がありません。使ったモノはその場所に出しっぱなしにするため、次に使うときに見つからないことも。鍵や財布など大切なモノを失くして後悔する前に、片付け習慣を身につけましょう。
デメリット2:カビやダニはアレルギーの原因!健康被害も
部屋の中にモノが散乱していると、カビやダニが発生する原因になります。特に、部屋の空気の入れ替えをしない人、衣類を洗濯しないまま床に放置している人は要注意! アレルギーや喘息(ぜんそく)を引き起こす可能性もあります。
デメリット3:イライラしやすい・自己肯定感が低下する
モノが散らかった部屋は、視覚からの情報が多過ぎるため心が不安定になりがちです。また、「片付けられない」ということに無意識に罪悪感を感じて、自己肯定感が低下する原因にもなります。
デメリット4:退去時に撤去費用・修繕費用がかかる
「汚部屋」や「ゴミ屋敷」レベルになると、引っ越しする際に一人では対処しきれず、片付け業者やゴミ屋敷業者の手を借りることに。さらに、賃貸物件で壁紙や床材を汚してしまった場合には、修繕費用も支払わなければならなくなります。
片付けられない人が片付け上手になる3つのポイント
片付けられない人と、その真逆の片付けが上手な人。この両者の違いは、どんなところにあるのでしょうか?「片付けられない人」を脱却して「片付けられる人」になるためのポイント3つをご紹介しましょう。
【ポイント1】選ぶ:不要なモノを捨てる
片付け上手になるためには、まず持っているモノが本当に必要なのか見分けることから、始まります。
1.所持品を必要なモノと不要なモノに分ける
片付けられない人は、洋服から雑貨、小物など、自宅に所有しているモノがたくさんあるはずです。まずそれらを「必要なモノ」と「不要なモノ」に選別しましょう。
2.半年以上使用していない物は捨てる
モノであふれた部屋に、いつ使うかわからないモノをしまうスペースはありません。半年以上使っていないモノは捨てる、というルールを作りましょう。もし判断に迷う場合は「保留ボックス」にまとめ、半年後に必ず見直すこと。
【ポイント2】収納する:使う場所に使いやすくしまう
「不要なモノ」を処分したら、必要なモノだけを収納していきます。部屋が散らからない収納のコツは、モノを使う場所に使いやすく収納すること。
1.物は床に置かない!モノの定位置を決める
片付けられない人は、モノを床に置きがちですが、これが部屋が散らかる原因です。使う場所の近くに収納スペースを決めて、使うたびに戻すよう習慣づけましょう。
2.よく使うものは「出しっ放し収納」がおすすめ
扉のあるクローゼットやフタ付きの収納アイテムにしまうと、一見片付いたように見えますが、モノを出し入れしづらいというデメリットも。毎日使うものは、フタのないカゴや箱に放り込むだけの「出しっ放し収納」がおすすめです。
【ポイント3】循環する:種類別に必要な数を意識する
ここまでできたら、あとはきれいな状態を保てばOK。無計画にモノが増えるのを防ぐために、モノごとに必要な数を決め、その数をキープできるようにモノを循環させましょう。
1.使う数だけを出す
文房具など、よく使うモノは必要な数だけを使う場所に置くようにして、ストックは別の場所に保管します。ストックの数が増え過ぎないように、モノの種類別に上限数も決めておくと安心です。
2.衣類は新しいモノを買ったら、古いモノを処分する
特に、気付かぬうちに増えてしまいがちなモノが、衣類です。ニットを1枚買ったら、古いニットを1枚処分する、というように同じジャンルのアイテムを処分すれば、衣類が増える心配がなくなります。
それでも片付けられない人は家事代行の利用や引っ越しも
そうは言っても「どこから片付ければいいのかわからない」「片付ける時間がない」という人もいると思います。そんなときは、片付けをプロにお任せできる、家事代行サービスを活用するのがおすすめです。
また、賃貸で「収納が少なくてどうしても片付かない!」という場合は、収納が多い部屋への引っ越しも検討しましょう。
忙しいときは家事代行サービスの利用もおすすめ
家事代行サービスの料金の相場は、1時間あたり3000円~4000円程度。ただし、大量のゴミが出る場合の処分代金は別料金となる場合や、部屋の汚れ具合によっては、ホームクリーニングの利用をすすめられる場合があります。
収納場所が多い部屋への引っ越しも検討しよう
そもそも収納できる場所が少な過ぎる場合は、収納が多い部屋への引っ越しも検討しましょう。
ただし、収納を増やしても不要なモノでふさぐだけなら、どれだけ収納が増えても同じ結果になってしまいます。引っ越し前に本当に必要なモノだけを選別すること&引っ越し後はモノを増やさない工夫を忘れずに!
整理収納が苦手で部屋が片付けられないと悩む人は多いものです。でも、1日5分・1か所片付けるだけでも、少しずつ片付いて、暮らしやすい部屋になるはず。ここでご紹介したポイントを押さえて、片付け上手を目指しましょう!
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