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クローゼットの整理収納術!服の片付け簡単6ステップ

公開日:2022.04.30

更新日:2024.06.01

理想のクローゼットを作る!衣替え&服の片付け

とある著名な実業家の方が、こうお話しされていました。「男の人は、女の人が好き。女の人は、おしゃれが好き」。

なるほど、確かに! 多くの女性のクローゼットには、お洋服がてんこ盛りです。

理想のクローゼットを作る!衣替え&服の片付け

でもお洋服の数ばかり多くても、その人が本当におしゃれかというとちょっと違うのです。

主役は洋服でなく、自分です。自分にふさわしい服、自分を上げてくれるための服でなければ、持っている意味がありません。

ご自身にとって理想のクローゼットとはどのようなものですか? 春の衣替えを機に「理想のクローゼット」作りにチャレンジしてみませんか?

自分にとっての「理想のクローゼット」とは?

理想のクローゼットがどのようなものかは人それぞれですが、もし「よくわからない」という場合は、次の2つを意識してみましょう。

  • 今の自分を良く見せてくれる服
  • 今の自分が気分よくいられる服

この2つのどちらかに当てはまる服だけを残し、それ以外はクローゼットに入れないと決めます。

自分にとっての「理想のクローゼット」とは?

自分の魅力を下げてしまうものや、気分を下げてしまうものを取り除かないことには、理想のクローゼットは見えてきません。

年を重ねるにつれ、いろいろなバリエーションを揃えるよりも、本当に自分に合ったスタイルを知ることが必要になってきます。値段や流行に振り回されず、自分にとってベストなクローゼットを目指して、少しずつ整理を進めていきましょう。

簡単6ステップ!クローゼットの整理・収納のコツ

クローゼットの整理をするときには、お化粧や髪型がある程度整っている状態がおすすめです。なぜかと言うと、洋服の整理にあたり、試着してみるのがおすすめだからです。

メイクアップしていないと、似合うはずの服がイマイチに感じられてしまうかもしれません。

ステップ1:アイテムを選ぶ

いきなりクローゼット全体に取り掛かるのは大変です。アイテムごとに分けて、順番に進めていきましょう。

「ワンピース」「スーツ」「スカート」「パンツ」「Tシャツ」「ブラウス」「シャツ」「アウター」というように、アイテムを分類した上で整理していきます。

どのアイテムから着手するかは、気分で決めていいと思います。

例えば「今日はワンピースを整理する」と決めたら、ワンピースだけをすべてピックアップして、クローゼットから出します。

ステップ2:数を数える

選んだアイテムをすべて出したら、何枚あるか数を数えてみましょう。「正解の数」があるわけではありませんが、今の自分にとってふさわしい枚数なのか、考えてみましょう。

ステップ2:数を数える

ステップ3:今後3年間着る服を決める

理想のクローゼットに入れる服の基準は、以下の2つでしたね。

  • 今の自分を良く見せてくれる服
  • 今の自分が気分よくいられる服

この2つの基準に合うかどうか、1着ずつチェックします。体の前面に当てて鏡を見るだけでも悪くありませんが、できれば着てみることをおすすめします。

ステップ1:アイテムを選ぶ

着てみることによって、次のことが確認できます。

  • 今の自分の顔や体型に合っている(よくわからない場合は、写真を自撮りして客観的に見てみましょう)
  • 今の時代感に合っている(若く見せるため若い頃のファッションに戻ってしまうと、逆に時代感が古くなるので注意!)
  • 着心地、着て動いたときの感じに無理がない
  • 今後3年以内に着る機会がある

ステップ4:減らす服を決める

次のような服は、クローゼットに戻さないようにします。

  • 似合わなくなっている(以前は似合っていたとしても、人は変化していくのです)
  • 老けて見える(色やデザインが自分に合っていない可能性が高いです)
  • 体型に合っていない、サイズ感が合っていない
  • 古い感じがする
  • 着心地が良くない
  • 着る機会がない
  • 汚れ、臭い、毛玉、傷みが目立つ

このような服を積極的に手放します。どうやって処分するかは後で考えることにして、まずは服を仕分けることに集中します。ダサく見えてしまう服、イマイチな服を持たないことが、クローゼット全体の質を底上げすることになります。

ステップ5:アイテム別・色別にまとめて収納する

上記の4つのステップをアイテムごとに繰り返し、収納していきます。服を上手に収納するコツは以下の通りです。

  • 「ワンピース」「ブラウス」などアイテムごとにまとめて同じ所に収納します。そうすると、探すときも、どこにしまうかも迷いません。また、同じ種類のものが増え過ぎると気付きやすくなります。
  • 色鉛筆を並べるように、明るい色から暗い色へとグラデーションで並べます。色別に並べてみると、自分の好きな色の傾向がはっきりしますし、似たような服を買い過ぎるのを防げます。
  • ハンガーはできるだけ同じシリーズや同色で揃えましょう。ハンガーに統一感を持たせることで、美しく収納できます。ハンガーが揃っていると等間隔で並びやすくなり、結果的に多くの洋服を掛けられます。
  • ワンピースやアウターなど、丈の長いものはまとめて掛けます。ブラウスやシャツなど丈の短いものもまとめて掛けます。丈の短いものの下に空間ができたら、そのスペースも有効に利用しましょう。
     

ステップ6:軽やかに手放す

慣れるまでは少しつらいかもしれませんが、罪悪感なしに軽やかに手放すことが大事です。罪悪感を持たずに服を手放すコツをチェックしていきましょう。

  • モノを捨てられない理由は「罪悪感」を感じるから。でも、罪悪感という感情は自分を下げるだけで、誰のためにもなりません。罪悪感と責任感と混同しないようにしましょう。
  • 自分を下げてしまう服は持ち続けない、と決めましょう。例えば、安っぽく見える、老けて見える、疲れて見える、顔色が悪く見える、だらしなく見える服などです。
  • とはいえ、手放す洋服は、過去の自分を喜ばせてくれたものなので、感謝してお別れしたいですね。「買ったときワクワクしたな」「あの時に着て誇らしかったな」「こういう服は似合わないと教えてもらったな」と考えると感謝できます。
  • 片付け上手は捨て上手です。手放し方として、古着でワクチンなどに寄付する、売る、譲る、リメイクする、リサイクルに回す、部屋着として第二の人生を歩ませる、など自分が納得する方法を見つけましょう。もちろん捨ててもバチはあたりませんし、むしろクローゼットの神様が「スッキリした」と喜ぶでしょう。
  • 今度洋服を買うときには、「買い足す」のではなく「買い替える」という意識を持つと、服の数が増え過ぎるのを防げます。何事も溜め込まずに循環させることが、うまくいく秘訣ですね。

もし自分だけで進めるのが大変だと感じる場合は、プロに片付けの進め方を相談するのがおすすめ。一人で悩んでいる人は、ぜひ気軽に相談してくださいね。

教えてくれたのは…家事支援サービスのプロ集団「カジタク」

家事の宅配「カジタク」

アクティア株式会社が提供する家事支援サービスのプロ集団「カジタク」。家事(掃除・料理)代行・整理収納・片付け・ハウスクリーニング・衣類クリーニングなど、プロならではの視点からお役立ち情報やアドバイスを発信する。

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