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更新日:2022年12月08日 公開日:2022年05月03日
片付けのコツと物の捨て方#1
家が片付いていると暮らしやすいですよね。とはいえ、手間もお金もなるべくかけたくない……。そこで、片付けのコツと物の捨て方を紹介する特集全5回。まずは「ハルメク片づけ大賞」で大賞を受賞した羽生惠子さんに物の置き方&しまい方を教えてもらいます。
1949(昭和24)年生まれ。約10年前、夫婦の老後を見据えて家をリフォームしたが、夫は他界。現在一人暮らし。近くに住む娘と妹がたびたび夕食に寄るそう。
体力、気力、記憶力が年とともに低下していくのは避けられないものですが、羽生さんがその変化を強く実感するようになったのは70歳が目前に迫った頃です。
「ある日、銀行印をどこにしまったか忘れてしまったんです。数か月後、常備薬のストックが入った薬袋の中から出てきて、我ながらあきれて笑ってしまいました。若い頃は銀行印と通帳を同じところに入れておくと泥棒に入られたときに危ないと思っていましたが、別々にしまう方がどちらかを紛失しそうでよっぽど危ない。以来、同じ用途に使う物は同じところにしまおうと決意しました。使ったら必ず戻すことも徹底しなくてはと痛感しています」(羽生さん)
そんな羽生さんが“ラクしてきれい”を保つために常日頃、意識しているのは
(1)必要な物が探さなくても取り出せるように、使う場所の近くに置き場所を決めること
(2)特売で買い込んだ予備の日用品が家のあちこちにあふれないよう、総量を決めること
(3)一度、片付けた物が混ざらないよう戻しやすく置くこと、です。
「片付けに完璧はありませんから、不便さを感じたらすぐ見直すようにしています。今の自分に合わせた収納に少しずつ更新していけば、すっきりは無理なく維持できます」(羽生さん)
それではキッチンから、羽生さんが実践中の物の置き方&しまい方を見ていきましょう。
※あくまで一個人の方法であり、コンロ下は温度変化があるため収納に適さない調味料もありますのでご注意ください
調味料の置き場所はコンロの近くが便利。引き出しの中にしまえば、容器も汚れにくく、真上から中身を見渡せるので出し入れもラクに。
常備している食品は冷蔵庫の棚の左右に「いの字」に置き、中央に空きをキープ。夕飯の残りやケーキなど、予定外に出た食品の一時置き場に活用します。
大皿の出番が多くないなら、定位置は棚の下段に。皿は重ねず、ファイルボックスを使って一枚ずつ立ててしまうと出し入れしやすくなります。
お皿は無理に減らさなくていい
年とともに握力が衰え、お皿を割ることも増えたという羽生さん。「日々使っていれば自然と減っていくから、無理に減らそうと思いません」と話します。
棚の中で収納容器を使う場合は、色を棚に揃えるとすっきり。中身はラベルで管理しましょう。分類しきれない物を入れるラベルなしの容器も一つ用意しておくと便利。
洗面所では棚の使い方が重要。自分の手がラクに届く段に最もよく使う物を置きましょう。手を伸ばせば届く段にはたまに使う物、やや手が届きにくい段にはあまり使わない物を置きます。
羽生さんの場合、めったに使わないネイル用品などは上段に。中段には、クリームやかみそりなど予備の消耗品を置いています。洗顔後に使う乳液は下段の棚の中央に置き、左にメイク道具、右にスキンケア用品をまとめて、使うときは箱ごと取り出します。
「上段には何も置かないと決めるのも手です。家族がいるなら、背の高い人専用にしても◎。中段には消耗品を置くと、過不足がすぐに確認できて安心です。ここから物があふれないようにしています」(羽生さん)
小物は用途別にグループ収納
小物は化粧品、スキンケア用品などと用途別に分類して、フタなしの箱に収納。必要な物を家のあちこちから集めてくる手間がありません。
羽生さんは半年かけて日用品の使用量を算出。シャンプーは年間5パック、トイレットペーパーは9パックと判明。「買い過ぎがなくなりました」(羽生さん)
リモコンや新聞など、置き場が決めにくい雑貨をまとめる箱があれば、卓上の出しっぱなしを一掃できます。
片付けてもすっきり見えないなら、配線をチェック。不要な長さのコードを巻き、市販の面ファスナーで留めれば片付いた感がアップします。ホコリもたまりません。
クローゼット内の洋服は、色別に分けておけば、着たい服が取り出しやすく戻すべき場所も明らか。いつの間にか混ざることがなく、いつもすっきりをキープできます。
羽生さんは除湿シートの左右で、着用後もまだ洗わない服と、未着用の服に分類しています。
Tシャツ類はカゴに縦に入れ、形別に間仕切りを作り分類しているのも、まねしたいテクニック!
羽生さんの物の置き方&しまい方はいかがでしたか?次回は、「ハルメク片づけ大賞」で準大賞を受賞した遠藤亜紀さんに収納アイデアを教えてもらいます。
取材・文=大門恵子(ハルメク編集部) 撮影=林ひろし
※この記事は雑誌「ハルメク」2020年5月号を再編集、掲載しています。
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