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更新日:2022年11月08日 公開日:2022年05月07日
片付けのコツと物の捨て方#3
キッチンに物が多いと料理がしづらい上、高いところでホコリをかぶっていては安全面や衛生面でも問題です。整理収納アドバイザーのRinさんによると、手放すべきキッチン用品を見極める基準があるそう。その基準に基づいて読者が片付けに挑戦しました。
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東京都内の一軒家に夫と二人で暮らす鳥居さん。料理が好きで、食器を集めてきたが「年齢を考え、そろそろ物を減らしたい」と考えるようになったそう。
自宅にお邪魔すると、一見物が棚に収まったきれいなキッチンですが、Rinさんは「鳥居さんは“しまい上手”。でも実は膨大な物量で、これでは危険ですよ」と話します。
食器棚に食器などがぎっしり詰まっていると、地震時に危ないのはもちろん、ふとした動作の誤りで物を落としてけがをする可能性があります。「年齢を重ねると、食器の洗い残しにも気付きにくくなります。汚れがついたまま食器棚の奥で放っておけば、衛生的にもよくありません」(Rinさん)
しかし、食器や調理器具は壊れない限り使い続けることができ、捨てづらいもの。そこで、上手にキッチンの物を手放す方法をRinさんに教えてもらいました。
まずは片付けたい場所の物を取り出し、下の4つに分類しましょう。物を使う頻度で分類し、“いつか使う”物ではなく、“確実に使う”物を残していきます。
よく使う物から順に、飾る感覚で使いやすい場所に置いてみるのもおすすめ。「これ以上物を入れて、このきれいな状態を崩したくない」と思ったら、迷っていた物も手放せないか検討しましょう。
「今ある物のうち、本当に使っているのは2割程度というケースが大半です」(Rinさん)。とはいえ意外に多いのが、年に数回しか使わない物。そこで、手放すべきキッチン用品の基準を紹介します。
年齢とともに体や家族の状態は変化し、必要な物も変わります。「年齢を重ねたら、キッチンは安全で管理しやすいことが大切。自分でも把握しきれない量の物や使えない物は手放しましょう」とRinさん。「大変なのは、使う物と使わない物が同じ場所に混在している状況。自分でも混乱してしまいます」(Rinさん)
目指すのは余計な物がなく、使う物がすぐに手に取れるキッチン。以下に当てはまる物があれば手放していくと、毎日の料理ももっと快適になりますよ。
手放すべきもので一番わかりやすいのが、子どもが小さいときに使った調理器具や、今の家族の人数分以上あるお皿など、家族の変化によって使わなくなった物。
「食事のスタイルの変化にも目を向けてみましょう。子どもがいたときは洋食が多かったけれど、夫婦二人になってからは和食になったという人も多いのでは?グラタン皿やケーキ作りの道具なども、今も使っているか見直してみて」(Rinさん)
ジューサーや蒸し器、ホットサンドメーカーなど、「使えば便利」だけど実はほとんど使っていないという調理器具はありませんか?
「使った後、洗うのに手間がかかったり、出し入れが大変な重い物、大きい物はそれだけで使用しなくなりがち。これから年齢を重ねれば、なおさらです」(Rinさん)
重いお皿や大型の調理器具などは、足元に落としたりすれば大けがの原因にもなります。昔はよく使っていた大皿も、年齢とともに出番がなくなってきたのであれば手放しましょう。
似たような物が複数あるという場合は、一つの物で代用できないか検討を。「例えばお玉がいくつもあるという人は、どれが一番お気に入りか考えてみて。気に入っている物があるのに、好きでもない物を取っておいてキッチンを使いづらくする必要はありません」(Rinさん)
物の用途を柔軟に考えることも大切です。「ボウルが足りなければ、丼を使ってもいいんです。本当にこれがないとだめ、という物は実はそう多くありません。物を捨てたり、他の物で代用することで家事の手間も減りますよ」と話すRinさん。実際にRinさんが手放した物を教えてもらいました。
どうしても捨てられない物は、「保留箱」に入れて冷静に考えてみましょう。一か月保留して使う機会がないのなら、それはやはり必要のない物です。
「譲り箱」を作って入れ、家に来た人などに引き取ってもらったり、寄付をするのもおすすめ。あなたにとって大事な物ほど、新しい持ち主も喜んでくれるはずです。
「最後に使ったのはいつですか?」と、Rinさんに何度か聞かれながら分類すると「本当に毎日使う」食器が少ししかないことに鳥居さんもびっくり。小さな引き出し二つに収まりました。
「空になった棚にお気に入りの物をきれいに戻していくと、余計な物を入れたくなくなりました。子どもがいたときに使っていた物は、子育て中の娘たちに使うか聞いてみようと思います」(鳥居さん)
次回は服を手放す基準を紹介します。すっきりキッチンの次は、すっきりクローゼットを手に入れましょう!
取材・文=大矢詠美(ハルメク編集部) 撮影=安部まゆみ イラストレーション=藤田ヒロコ
※この記事は雑誌「ハルメク」2020年5月号を再編集、掲載しています。
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