片付け上手さんに学ぶ「捨てコツ&仕組み」#9

ハルメク厳選!死蔵品が社会に役立つ寄付先リスト5

ハルメク厳選!死蔵品が社会に役立つ寄付先リスト5

公開日:2021年12月22日

ハルメク厳選!死蔵品が社会に役立つ寄付先リスト5

「十分使えるけれど、自分ではもう使わないかも……」そういった家財や洋服などの不用品は、「譲る」ことで社会に社会に役立てることができます。ハルメクが厳選した寄付先5つをご紹介します。また気になる「売り方」についても覚えておきましょう。

「チャリボン」本でこども食堂などを支援!

手放された大量の本
手放された大量の本
届いた本を仕分け中
届いた本を仕分け中

不要な本を売って、社会活動を支援できる「チャリボン」。
 

まずはじめに、ホームページ掲載の185団体から寄付先を選びます。こども食堂を支援する団体、世界の人権問題の解決を目指す団体、予算削減に苦しむ大学図書館などの多様な活動の力になれます。そして処分する本を宅配便業者に回収してもらい、その本を買い取ってもらった金額を寄付に回せます。

「本を手放すことをきっかけに、知らなかった社会課題に興味を持ったり、日々がんばっている人がいることを知ってもらいたいです」とチャリボンを運営するバリューブックスの西山卓郎さん。これまでチャリボンを通じて、各団体に寄付された金額は約6億1000万円。

「よりよい社会をつくるためのスタート地点が1冊の本。本好きには最高の寄付の形ですよ」

バリューブックスのメンバー
バリューブックスのメンバー

役立ってます!「チャリボンは社会貢献のきっかけに」

役立ってます!「チャリボンは社会貢献のきっかけに」

三島理恵さん(NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ)に伺いました。
こども食堂は子どもを中心にした地域づくりとして、全国約5000か所で行われているボランティア活動です。「古本の寄付を通じてなら、無理なく誰でも応援できます」と三島さん。

「今はコロナ禍で以前のように集まれず、各家庭に食材を届ける活動が増えています。読み終わった本の寄付を通じて気軽に社会貢献し、もっと詳しく活動を知ってもらえたらと願っています」

チャリボンで寄付できる物

書籍、DVD、CDなど(※古い本などは寄付できないことも。条件はホームページを参照)

チャリボンの手順

(1)チャリボンのホームページで支援先を決める
(2)寄付につながる本などを仕分け、梱包し、回収してもらう

チャリボンの費用

5点以上の発送は送料無料

申し込み・詳細・問い合わせ

インターネットからのみ受け付け

「キモチと。」家財で学びの機会づくりなどを支援!

「キモチと。」家財で学びの機会づくりなどを支援!

「キモチと。」は、ブランドバッグから本まで幅広い種類の不要品を整理しながら、社会貢献できるサービス。運営するブックオフオンラインに不要品を買い取ってもらい、その金額を社会貢献活動に寄付できます。

担当の小林完さんは、「買い取りの申し込みも、支援先の決定もインターネットからですが、わかりやすさを心掛けています。まずはホームページで、アジアで教育文化支援などを行うシャンティ国際ボランティア会や、日本赤十字社などの64の活動から共感できるものを見つけて応援してください」。

役立ってます!「みなさんの応援が、子どもたちの励みに」

© Shanti Volunteer Association /Yoshifumi Kawabata
© Shanti Volunteer Association /Yoshifumi Kawabata

山室仁子さん(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会)に伺いました。
支援先のアジアの国々ではコロナ禍で多くの学校が休校に。「学ぶ機会を持てるよう、読み聞かせもオンラインに。本から子どもの未来が拓けます。みなさんと一緒に学びの場をつくれたら」(山室さん)

「キモチと。」で寄付できる物

ブランド品、宝飾品、小型家電、書籍など

「キモチと。」の手順

(1)キモチと。のホームページで支援先を決める
(2)インターネット上で必要事項を入力する
(3)不要品を梱包して回収してもらう

「キモチと。」の費用

送料無料

「キモチと。」申し込み・詳細・問い合わせ先

インターネットからのみ受け付け

「ユニセフ外国コイン募金」外貨で世界の子どもを支援!

「ユニセフ外国コイン募金」外貨で世界の子どもを支援!

かさばらないけど、捨てられなくて処分に困る海外旅行で使い切れなかった外貨。現在流通している貨幣・紙幣なら、世界の子どもの命や権利を守るユニセフの活動資金として募金できます。三井住友銀行の各支店などにあるユニセフ外国コイン募金箱に入れれば託せます。

「2020年は日本円で5500万円相当のご寄付をいただきました」と日本ユニセフ協会の星谷涼さん。郵送でも寄付できます。「途上国に行った方が子どもたちの窮状に役立てたいなど手紙と一緒に送ってくださることも多いです」

「ユニセフ外国コイン募金」外貨で世界の子どもを支援!

役立ってます!「1枚のコインも大きな支援です」

©UNICEF/Tin Aug/2020
©UNICEF/Tin Aug/2020

星谷涼さん(公益財団法人日本ユニセフ協会)に伺いました。

例えば、子どもの失明を防ぐ栄養素のビタミンAカプセルは、1粒で半年間の効果があるそう。「1粒2円です。たとえ少量のコインでも、強い力になります。ご寄付いただければ幸いです」(星谷さん)

「ユニセフ外国コイン募金」で寄付できる物

現在流通している外国コインや紙幣

「ユニセフ外国コイン募金」で寄付する方法

・三井住友銀行などにある募金箱へ募金
・郵送や宅配便でユニセフに送る

「ユニセフ外国コイン募金」の費用

郵送や宅配便の場合、送料のみ負担

「ユニセフ外国コイン募金」申し込み、詳細・問い合わせ

問い合わせは、電話で受け付け
0120-88-1052 (日本ユニセフ協会 外国コイン募金係

「古着でワクチン」衣類等で子どもの予防接種を支援!

回収袋は、縦71×横50×奥行き45cm
回収袋は、縦71×横50×奥行き45cm

古着の回収キットを購入し、不要な衣類を袋に詰めて送ると、開発途上国の子どもにポリオワクチンを届けられる「ハルメク 古着でワクチン」。回収キットを1つ買うと、「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」を通じ、15人分のワクチンを送れます。

「日本から海外へ送られる古着の大半はリサイクルショップで売れ残った洋服のため、需要は停滞していました。ところが『古着でワクチン』に集まる衣類等は、とても状態が良く好評でした。

コロナ禍では、海外での衣類等の受け入れは厳しくなり、日本からの物を輸入しないところもありましたが、『古着でワクチン』の衣類に関しては、滞ることなく輸出できていました。安心してご参加ください」と「ハルメク 古着でワクチン」を共同運営する日本リユースシステムの担当者。

インドでの古着の仕分けの様子。
インドでの仕分けの様子
回収キットは国内の福祉作業所で製作。雇用創出になっています。
回収キットは国内の福祉作業所で製作。雇用創出になっています

役立ってます!「みなさんからの寄付で大切な命が救われています」

役立ってます!「みなさんからの寄付

高橋昌裕さん(認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会)に伺いました。

「写真は2020年のミャンマーでの予防接種の模様です。小さな子どももフェイスシールドを着けています」と高橋さん。ミャンマーでは大切な命を守るために、コロナ禍であってもポリオワクチン接種率が大幅に下がることはなかったそう。

「深刻なのはラオス。ポリオワクチン接種を受けられない子が増加中です。接種率が一度下がると、感染症が爆発する可能性も。継続的な接種が大事なのです。引き続きご支援をお願いします」

「古着でワクチン」で寄付できる物

衣類、靴、バッグ、服飾雑貨

「古着でワクチン」の手順

(1)ハルメクの通販で回収キットを購入する
(2)衣類を専用回収袋に詰め、専用の着払い伝票で発送する

「古着でワクチン」の費用

3980円(専用の着払い伝票含む)

「古着でワクチン」の申し込み、問い合わせ先

電話・インターネットから受け付け 

電話:0120-86-0921
インターネット

おなじみのユニクロでも、衣料品を回収!

左/店内の回収ボックス。右/回収したダウン商品のダウンとフェザーを再生して、新たな商品として販売する取り組みも。
左/店内の回収ボックス。右/回収したダウン商品のダウンとフェザーを再生して、新たな商品として販売する取り組みも

「販売した服を回収し、社会に役立てるブランドが増えています」とライフオーガナイザーの下村志保美さん。例えばユニクロでは、「リサイクル活動でお客さまからお預かりした服を、難民キャンプなどに届けています。これまでに75の国と地域に4100万点以上の寄贈をしてまいりました」(ユニクロ・芦沢香さん)。

参加方法は、店頭の回収ボックスに着なくなったユニクロの服を入れるだけ。「ご参加ください!」

 

譲る・売るが簡単にできるインターネットサービス

社会に役立てられるのは、「寄付」の形だけではありません。物を使い捨てることなく、次の使い手を見つけることも、エコの観点から社会を救えます。

今、あなたの不要品を誰かに使ってもらえるサービスが、インターネットで盛んです。「これまで、『譲る』なら知り合いやご近所、『売る』なら近所のリサイクル店が主流でした。でもインターネットを使うことで、より広域で多くの人から、次の使い手を見つけられます」と下村さん。

譲るのも売るのも、まずはインターネットで品物を登録。欲しい人がいたら連絡が来ます。

譲るサービスは、品物を直接手渡すことが多いので、梱包の手間や送料を気にしなくていい一方、手渡す場所には注意が必要。家に来てもらうのでなく、公園や駅前などで行うと安心です。友人や家族が一緒だとさらに心強いです。

インターネットで売るメリットは、「意外な物でも必要な人へ届けやすいこと」(下村さん)。例えば、化粧品のサンプルや、テレビのリモコンだけでも欲しい人はいたりします。でも、「売ろうとすると、買い手がつかない品物はずっと押し入れの中……。自分で梱包するので、梱包材も増えて、逆に片付かないこともよくあります。『売る』のは、ある程度家がスッキリしてから、楽しみながら行いましょう」

譲るなら…今どきの、“町内会の掲示板”「ジモティー」

譲るなら…今どきの、“町内会の掲示板”「ジモティー」

不要品を譲りたい人と、それを欲しい人がインターネット上でつながれるサービス「ジモティー」。「手放す物は、家電や家具など、配送料が高い物や廃棄にお金がかかる物が向いています。大き過ぎると運べないので、両手で持てるくらいがおすすめ」(下村さん)https://jmty.jp/
[手順] 
(1)ジモティーのアカウントを作り、不要品をインターネット上に登録
(2)欲しい人から連絡が来たら、日時・場所を決めて直接渡す

売るなら…インターネット版のフリーマーケット「メルカリ」

売るなら…インターネット版のフリーマーケット「メルカリ」

個人間で売り買いする場を、インターネット上で提供しているアプリ「メルカリ」。特徴は、「利用している人が多く、買い手が見つかりやすいこと」と下村さん。買い手とのメッセージのやり取りなど、慣れが必要な工程もあります。https://www.mercari.com/jp/
[手順] 
(1)メルカリのアカウントを作り、出品したい物をインターネット上に登録する
(2)欲しい人から連絡が来たら、梱包して、コンビニなどから送付する


取材・文=井口桂介(ハルメク編集部) 
※この記事は雑誌「ハルメク」2021年5月号を再編集しています。

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