- ハルメク365トップ
- 暮らし
- ラク家事
- 79歳で移住!物を1/3捨てて身も心も軽くなった
片付け上手さんに、捨てるテクニックと心構えを学ぶ特集です。第6回は、60歳から物を減らし始め、79歳で東京から石川県に移住した作家の竹田真砂子さんが登場。80歳と85歳が体力の境界線だから、その前に片付けられて良かったと語ります。
作家・竹田真砂子さんのプロフィール
![大聖寺川沿いを、毎日散歩しています](https://halmek.co.jp/media/uploads/7b9f8feeea4617f59d3e8793bd9b37091639963620.1102.jpg)
たけだ・まさこ
1938(昭和13)年、東京・牛込神楽坂生まれ。法政大学卒業。82年『十六夜に』でオール讀物新人賞、2003年『白春』で中山義秀文学賞を受賞。京都「鴨川をどり」など邦楽舞台作品の台本なども手掛ける。近著に、新田次郎文学賞受賞作『あとより恋の責めくれば 御家人大田南畝』『桂昌院 藤原宗子』(ともに集英社刊)、『美しき身辺整理 “先片付け”のススメ』(新潮文庫)などがある。17年10月、神楽坂から石川県加賀市に移住。現在、新潮社ウェブサイトに「竹田真砂子の加賀便り」を連載中。
79歳で移住!広さ半分以下の家に入る量に減らしました
![新居の棚には、厳選した本と、家族の写真が飾られています。](https://halmek.co.jp/media/uploads/d96c78453eb952222d914c7586fa68ba1639963636.9297.jpg)
石川県加賀市の古い空き家をリフォームした、竹田さんのコンパクトな住まいは、床暖房が完備され、すっきりと片付き、所々に愛らしいぬいぐるみが飾られています。
2017年、79歳のとき、竹田さんは、生まれたときから住み続けた東京・神楽坂を離れ、加賀市に引っ越しました。
「神楽坂は便利で愛着がある街でしたが、人生は冒険だと思う私は、一度も住む場所を変えずに人生を終えていいのか、と自問自答いたしましてね。石川県は、私のデビュー作の挿絵を担当してくださった西のぼるさんの出身地で、以前イベントに呼んでいただいて以来ずっと、ご家族ぐるみでお付き合いいただいている場所でした」
他にも候補地を考えたものの、竹田さんも上演に関わった復曲能『敷地物狂』の舞台である加賀市の神社の近くに移住を決意。広さ半分以下の新居に入る量にするため約1年かけて本格的な片付けを進めます。
![戦争中、黒焦げになった父の桐だんすは江戸指物の名工に修理していただいて新天地に。「私の死後も当地で役立てていただくようお願いしてあります」](https://halmek.co.jp/media/uploads/cc8c34db8e774eae7ff9fcd0f33d392d1639963657.7059.jpg)
もともと竹田さんは、59歳までは年を“取り込む”、60歳以降は年を“取り除く”ものと考え、還暦から物の片付けを開始。1万枚あった写真をシュレッダーにかけて1/10に、たんす3棹のきものは親戚などにあげて1棹の量にしました。
「69歳の頃、茶道具をご縁のあった市に寄付するなど物を減らしてきましたが、本は作り付けの本棚にぎっしり。79歳での片付けはひと苦労でした」と言います。かなりの量を数人の知人に引き取ってもらいましたが、
![60歳~還暦を迎えてから減らし始めたもの](https://halmek.co.jp/media/uploads/822ec8b3bf5ff52c5f9964feeb2fbd361639963698.0691.jpg)
![70代後半、最後の片付け。本を厳選、食器は一部だけ残し、79歳で転居](https://halmek.co.jp/media/uploads/039d74a125eb6a2ad321a4298337e13a1639963717.2112.jpg)
本格的な老い、病の前に片付けられました
![お世話になっている神社の宮司さんと。「私が勝手に身元引受人と思っている方です」](https://halmek.co.jp/media/uploads/1c7e44a2a2f8ed67337545304918feb61639963735.9587.jpg)
「私も含め亡くなった母や周囲の方を見ていると、80歳と85歳が一つの境界線。それ以降は体力、気力がガクンと落ちると思います」と竹田さん。片付け後、加賀に持っていったのは、厳選した本と家族の写真、死んだら棺に入れてほしいというきもの、人形などです。
「この地に移住して5回目のお正月を迎えますが、ご近所の方に恵まれ、若い方と女子会をするなど、80代の今、身軽ですがすがしい毎日です。今後は、本当に書きたい作品に取り組みたいと思います」
竹田さんの物を片付けるコツ
![大切なぬいぐるみは、捨てずに残しました。](https://halmek.co.jp/media/uploads/be5bccc726b58e3f1997a05dd16d238f1639963758.3452.jpg)
【1】大切な物から、行き先を考え始める
【2】リサイクルショップ、寄付など人脈やプロの力をフル活用する
■片付け上手さんに学ぶ「捨てコツ&仕組み」特集■
![](https://halmek.co.jp/media/account/d8e381e5cb0b9ed8eca7d614d86af39f.jpg)
雑誌「ハルメク」
女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら
-
いきなり来る強い尿意…
尿モレを心配し過ぎて水分摂取を控えるのは絶対NG!生活習慣を変えれば、尿モレ対策は出来ます! -
圧倒的においしい「水」
国際味覚審査機構(ITI)主催のiTQi優秀味覚賞で、最高ランク「三ツ星」受賞!モンドセレクション金賞!「真においしい水」の条件とは一体? -
クーポン進呈!尿モレ対策
ハルメク読者の約8割が「不安」な尿モレ。その対策に、注目の「夜~朝専用」吸水パッドをご紹介。特別クーポンも進呈! -
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
「疲れ」感じにくい体に!
気温も湿度も高い夏は疲れやすい季節。夏バテになる4つの原因と猛暑を乗り切る「体づくり」の方法を解説! -
何歳からでも若返り!
老けた印象に見える「顔たるみ」は簡単なケアの継続で解消できます!年齢のせいと諦めず、2週間チャレンジしてみましょう!