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- 不用品寄付はいいことたくさん!おすすめ理由と注意点
生活していると、どうしても不用品が出てしまうもの。そのようなときは寄付を検討してみませんか?とはいえ、物品の寄付を募っている団体や企業はたくさんあるため、どこを選んだらよいのかわからないことも。寄付先選びに困った人は、要チェックです!
不用品の寄付がおすすめの理由
SDGs(持続可能な開発目標)が注目される昨今。不用品を処分する際に寄付を選択する人が増えているのを知っていますか?
これまでゴミとして捨てられていた不用品を寄付することで、他の誰かの役に立てたり社会貢献や環境保全につながったりなどのメリットがあります。
ここでは不用品の寄付がおすすめの理由について詳しく紹介します。
不用品を捨てずに処分できる
不用品がたくさん出るのは、大掃除や引っ越しなどのタイミングです。
「壊れているものなら捨ててしまうのも仕方ないが、まだ使えるものをゴミとして捨ててしまうのは忍びない。かといってフリマアプリなどでは売れるかどうかわからない……」と処分に困ることもあるでしょう。
そのような場合でも、寄付であれば不用品を捨てることなくリサイクルする形で処分できます。
しかも不要なものをまとめて段ボールに入れて送るだけで済むため、時間をかけずに自宅の片付けを完了できます。
他の誰かの役に立つ
不用品を寄付することで、自分にとっては不要なものが他の誰かの役に立つことがあります。
例えば、災害で家を失い避難所で生活している人や貧困によって必要なものが手に入らない国の人、児童養護施設や孤児院、母子生活支援施設で生活している子どもたちなど、困難な状況にある人たちを支援することにつながります。
お金を寄付するのは難しい人でも、自分はもう使わないもの、いらないものであれば寄付しやすいと感じるのではないでしょうか。
実際のところ、お金ではなく物品の寄付を希望している施設も多いです。
財団法人東京慈意銀行が令和元年に発表したアンケート「福祉施設の希望する寄附の状況」によると、アンケートに回答した施設のうち約9割が物品の寄付を希望しています。
このことからも、不用品の寄付が重要であることがわかります。
社会貢献をしているという意識がもてる
まだ使えるものを捨ててしまうのではなく、寄付してリサイクル品として使ってもらえば、他の誰かの役に立つだけでなく、自分も社会貢献をしているという意識がもてるため、罪悪感なく処分できます。
そもそも社会貢献とは、個人や企業、団体が社会をよりよいものにするために行動することです。
社会貢献というと、時には自分を犠牲にすることもやむを得ないようなイメージがあるかもしれませんが、不要品寄付であれば自分にマイナスになるようなことはありません。
楽な形で社会貢献に参加したい人におすすめの処分方法だといえるでしょう。
環境保全につながる
不用品寄付は、環境保全にもつながります。
環境保全とは、経済活動の影響によって起こるオゾン層の破壊や海洋汚染、野生動物の減少など地球の環境に及ぼす負担を抑える取り組みや、大気汚染、水質悪化などの生活環境への被害を防止する取り組みのことです。
不用品をゴミとして処分すると焼却するときに二酸化炭素が発生しますが、寄付してリサイクル・リユースすれば焼却する必要もなく、二酸化炭素も減らせるため、環境への負荷が軽減できます。
また、新たに製品を生産するためのエネルギーと資源の消費を抑えることもでき、限りある資源が枯渇してしまうのを防ぐことにもつながります。
不用品を寄付する際の注意点
不用品を寄付して処分することは、社会貢献や環境保全にもつながるため重要だといえますが、実際に寄付を行う際はいくつか注意すべき点があります。
ここでは、不用品を寄付する際の注意点を3つ紹介します。
寄付先は慎重に選ぶ必要がある
不用品を寄付する際にまず注意したいのが、しっかりと役立ててくれる団体かどうかです。
中には、集めた寄付品や寄付金を正しい用途で使用せず、自分たちの利益に変えてしまう団体もあります。信頼できる団体かどうかをきちんと見極めるためにも、以下の点に注目して寄付先を選びましょう。
- ホームページに詳細な情報が記載されているか
- 活動報告を頻繁に行っているか
- 財務状況の報告が適切にされているか
- 口コミや評判がよいか
インターネットで寄付先を探す人が多いですが、気になる団体を見つけたらまずはホームページに団体の住所や電話番号、メールアドレス、代表者の氏名などが記載されているか確認します。
次に活動報告や財務状況の報告が定期的にされているかもチェックします。活動報告が写真付きで行われていて、活動日や活動場所などを詳しく紹介していれば、優良な事業を行っているといえるでしょう。
財務状況の報告はすべて理解する必要はありませんが、年次報告書や監査報告書などの資料があれば信頼できるといえます。
さらに実際に寄付を行った人の口コミや評判がよいかどうかも確認しましょう。
寄付できるものとできないものがある
不用品を寄付団体に送る際は、寄付を受け入れている物品かどうか確認する必要があります。
一般的に寄付できるのは、以下のようなものです。
- Tシャツやズボンなどの衣類
- 枕や掛け布団、ベッドなどの寝具
- 鉛筆や消しゴム、ランドセルなどの学用品
- ぬいぐるみやゲーム、人形などのおもちゃ
- 食器類、タオル、椅子、懐中電灯などの日用品・雑貨
- 貴金属やブランド品、商品券などの換金品
団体によっては、お米や飲み物、缶詰などの食品、電子レンジやドライヤーなどの家電の寄付を受け付けているところもあります。
衣類や雑貨を寄付する場合でも、汚れやシミ、破れのないもの、新品のみなどの条件があるのが一般的です。
受け入れできない物品が送られてくると団体側も困ってしまうため、寄付したい団体を決めたら自分の不用品が募集している物品に該当しているか、ホームページで確認しましょう。
費用がかかることを理解しておく
いらないものを寄付するのだから無料でできるだろうと思っている人も多いですが、不用品の寄付には梱包する段ボールや袋の費用、送料がかかることがほとんどです。
寄付された不用品を国内の施設に届けたり、開発途上国へ輸出したりするには多額のコストがかかるため、段ボールや送料は寄付する側に負担してもらわなければ、活動を継続することが難しくなってしまいます。
不用品を寄付する際は、必要に応じて段ボールなどを自分で用意して、送料は元払いで送らなければならないことを理解しておきましょう。
不用品の寄付ができるおすすめ団体・企業3選
ここからは、不用品の寄付ができるおすすめ団体・企業を3つ紹介します。
「不用品は寄付するのがよいことや注意点はわかったけれど、結局どこに寄付するべきかわからない」という人はぜひ参考にしてみてください。
いいことシップ
「いいことシップ」は、不用品の寄付を集めて国内外で経済的に困っている子どもたちの支援を行っている団体。運営する「一般社団法人いいことファーム」は、役員を含めた関係者全員が無報酬です。また、助成金なども一切取り入れていません。
寄付の申込は不要で、寄付先を指定できるのもいいことシップの特徴です。送料元払いで不用品を発送するだけで寄付できますが、直接持ち込む場合は事前の連絡が必要です。
寄付が可能な不用品は、洗濯した衣類や未開封の下着(新生児〜未就学児までのもの)、未使用の文房具、電池の切れた腕時計、壊れていない家電など。さらに細かい条件は、事前にホームページできちんと確認しておきましょう。
EARTH and CHILDREN
「EARTH and CHILDREN」は「特定非営利活動法人 日本リユース協会」が運営する不用品の寄付活動です。
不要となったおもちゃやぬいぐるみ、ゲーム、衣類、食器や生活雑貨、文房具などの寄付を受け付けています。
寄付された物品は東南アジアを中心とした貧困家庭や子どもたちに届けられ、リユース・リサイクルされるだけでなく、物品の一部を就労継続支援事業所へ運び、仕分けなどの作業を障がいをもっている方へ依頼することで就労機会の提供にも役立っています。
EARTH and CHILDRENも、事前の連絡は必要ありません。段ボールに不用品を入れて送料元払いで送るだけで寄付が完了します。
古着でワクチン
「古着でワクチン」は、いらない服やバッグ、靴などを片付けながら、開発途上国の子どもたちにワクチンが寄付できる寄付付きお片付け商品です。
注文すると届く専用回収キットに不要となった衣類を詰め、専用着払い伝票を貼って集荷依頼するだけで、一歩も外出することなくお部屋のお片付けと寄付が完了します。
「古着でワクチン」の特徴は、一つ購入するごとにポリオワクチンを寄付できること。「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」へ寄付を行うことで、ワクチンがミャンマーやブータン、ラオス、バヌアツの子どもたちに届けられています。
不用品の寄付もしたいけれど、開発途上国の子どもたちも救いたいという人におすすめです。
「古着でワクチン」で不用品を手放すとともに社会貢献!
不用品を手放すと同時に、開発途上国の子どもたちにポリオワクチンを届けられる「古着でワクチン」。ハルメクの公式サイトから、特別版の「ハルメク 古着でワクチン」を購入することで、通常は5人分のところを20人分のワクチンを寄付できます。
また、専用の回収キットを作成しているのは、千葉の福祉作業所「約束の樹」で働く障害のある方々です。千葉の選別センターでは、日本語が話せず就労が困難だったフィリピン女性たちが活躍しています。
輸出した先のカンボジアでも、障害のある方やストリートチルドレンだった若者が接客を担当するなど、さまざまな雇用を生み出しています。
「ハルメク 古着でワクチン」で回収できるのは、衣類やバッグ、靴、帽子、ベルト、サングラス、アクセサリー、未使用の贈答品のタオルなどです。
紳士服や婦人服、子ども服、上下バラバラのスーツやユニフォーム、作業着、スキーウェアなどもすべて寄付の対象となっています。
回収キットはTシャツが約120枚も入る大容量となっているため、クローゼットの不用品を一気に片付けると同時に社会貢献したい人は、ぜひ利用してみてください。
不用品の寄付を受け付けている団体や企業を利用するのが効率的
自分にとっては不要なものであっても、開発途上国の恵まれない人々や被災して仮設住宅に住む人々、シングルマザーなどさまざまな人の役に立つことがあるため、不用品がたくさん出たら寄付を検討してみるのがおすすめです。
いざ寄付をしようとなると、どこに寄付すればよいのかわからなくなってしまうかもしれませんが、そのような場合は不用品の寄付を受け付けている団体や企業を利用すれば、効率的に寄付が行えます。
不用品の処分をお考えの場合は、ぜひ誰かの役に立つ「寄付」という選択肢を検討してみてください。
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