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- 寄付するならどこがいい?寄付先選びのポイントとは
寄付するならどこがいい?寄付をしたい、社会貢献がしたいという気持ちがあっても、寄付先の選び方がわからないという人も多いのでは?迷ったときの選び方や具体的な寄付先の例を国内外でそれぞれ紹介。信頼できる寄付先を見つけたい人は要チェックです!
寄付するならどこがいい?迷ったときの選び方
「困っている人を助けたい」「世の役に立つことをしたい」など、誰かの力になれることがしたい人にとって、寄付は有効な方法の一つです。
しかし、いざ寄付先を探してみると、たくさんの団体があってどのように選んだらよいのかわからない人もいるのではないでしょうか。
ここでは、寄付先に迷ったときの選び方のポイントを5つ紹介します。
活動内容や収支の報告が適切にされているか
寄付をする際は、信頼できる団体に寄付することが大切です。
その目安となるのが、「活動内容」や「収支」の内訳が適切に報告されているかどうか。きちんと活動している団体は、どのような活動をしているか、集められたお金や物品がどのように使われているのかなどの情報をホームページなどで公開しています。
反対に、活動内容や収支の報告がされていない団体は、何にどのくらいお金が使われているかがわかりません。
収支などの財務情報が公開されていて、第三者がチェックできる団体であることが大切です。
活動期間は長いか
一概にはいえませんが、長期にわたって活動を行っている団体は、多くの人から援助を受けている可能性が高く、資金も豊富である可能性が高いため、信頼してよい団体だといえます。
例えば、設立して3年目の団体と10年以上続いている団体では、設立して長期間経っている団体の方が実績があると判断してもよいでしょう。
ただし、団体の代表者の活動歴が信頼できるものであり、団体としてもきちんと活動実績が残せている場合は、活動期間の長短にかかわらず信頼できるといえます。
活動期間や実績については、団体のホームページなどで確認できるため、チェックしてみることをおすすめします。
積極的に情報を公開しているか
近年、インターネットの発達により、ホームページやSNS、メルマガ、手紙や郵便物などのさまざまな媒体を通じて、活動内容について積極的に発信している団体が増えています。
これは、団体の活動内容などの情報を多く発信することで、団体がしっかりと活動していることを寄付した人や寄付を検討している人に知ってもらうためです。
情報発信に力を入れていると、活動がニュースなどで取り上げられることも多く、代表者のインタビューが掲載される機会も増えます。
団体名が広く世の中に知られれば、発信する内容にも責任をもたなければいけません。また、メディア側も信頼できる団体かどうかを確認してから掲載するため、情報発信に力を入れている、メディアで取り上げられている団体は信頼できるといえるでしょう。
自分が貢献したいと思う社会問題に取り組んでいるか
ひと口に寄付といっても、団体によって支援する対象や活動内容はさまざまです。
例えば、開発途上国の貧困問題の支援や難民支援、子どもの教育支援、環境保全の支援、災害復興支援など多岐にわたります。
そのため、寄付先を選ぶときは自分が貢献したいと思う社会問題に取り組んでいるか、賛同したいと思えるかどうかを確認することが大切です。
各団体が取り組んでいるテーマについては、ホームページや活動報告書などで詳しく説明されています。
具体的に思い浮かばない場合は、まずは自分がどのような方の力になりたいのか考えてみるとよいでしょう。
利用しやすい方法で寄付できるか
寄付する人が利用しやすい、負担の少ない方法で寄付できるかも、寄付先を選ぶ上で重要なポイントです。
寄付には1回限りのものと毎月定額で行うものがあります。1回限りでも困った人の役には立ちますが、本当に救おうと思っているのであれば、継続して寄付を行う必要があります。
とはいえ、寄付する側が負担に感じてしまう方法では継続しにくくなってしまうため、気軽に利用できる方法を選択しましょう。
例えば、不要品を自分のタイミングで定期的に寄付したり、お金を寄付したいのであればクリック寄付(募金ボタンや企業バナーをクリックするだけで、NPO法人などへの募金額をスポンサー企業が負担してくれる仕組み)を定期的に行ったりなどの方法を選べば、寄付を継続しやすくなります。
国内で支援を行う寄付先おすすめ5選
世界には貧困で苦しむ人がたくさん存在しますが、近年では日本国内においても子どもの貧困が問題視されています。
ここでは、国内で支援を行うおすすめの寄付先を5つ紹介します。
世界の子どもにワクチンを 日本委員会
「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」は、開発途上国の子どもたちにワクチンを届ける活動を行う民間の国際支援団体です。
1993年に京都で開催された「子どもワクチン世界会議」で、先進国は開発途上国の子どもたちのために必要なワクチンを供給しなければならないという「京都宣言」が採択されたことを受け、1994年1月に創立されました。
毎月決まった金額を寄付する方法と自分の好きな金額を都度寄付する方法、遺産や相続財産を寄付する方法のほかに、ペットボトルのキャップや書き損じハガキ、未使用切手、不要になった本やゲームソフト、CDなどを集めて支援する方法もあります。
また、「古着でワクチン」などのタイアップ商品やサービスを利用することでワクチンを寄付できる方法もあり、比較的手軽に行える寄付方法がそろっています。
認定NPO法人 フローレンス
「認定NPO法人 フローレンス」は、ひとり親家庭の支援や病児保育、障害児保育、家庭支援、特別養子縁組など、日本の子ども・子育て領域における福祉・支援活動を全国で行う団体です。社会全体で子どもを育むことを理念としています。
1日50円、月1500円からの寄付金のほか、身の回りの使わなくなったブランド品や貴金属、ジュエリー、時計などの物品や読み終えた本、ポイントやデジタルギフトなどさまざまな寄付を受け付けています。
こども服未来ファンド
「こども服未来ファンド」は、着られなくなった子ども服を回収してリユースするなどして活用し、そこで得た資金の一部を「こどもの未来応援基金」へ寄付する仕組みです。「株式会社カイタックファミリー」との連携によって活動が行われています。
送料は寄付者の負担となりますが、申込後に不要となった子ども服を郵送するだけで、子ども服を必要とする人に贈れるだけでなく、査定結果に応じた金額を寄付することができます。
寄付できるのは綺麗でダメージの少ないものや指定ブランドのものなどで、新生児サイズから160サイズまで受け付け可能です。送ることのできないものもあるため、事前に確認しておきましょう。
認定NPO法人 Learning for all
「認定NPO法人 Learning for all」は、日本国内に住む小学生から高校生を対象に学習支援や食事支援、保護者支援などを行う団体です。
質の高い学習支援から始まり、虐待や不登校、非行など、経済的な困窮に付随する複雑な環境に置かれている子ども達を地域全体で見守り支えていくためのノウハウを広げたり、メディアや企業などに向けた課題の普及啓発を行ったりなど、さまざまな活動を行っています。
1日33円のマンスリーサポーターと1回1万円からのワンポイントサポーターの2種類の寄付方法があり、希望によって選択できます。
認定NPO法人 キッズドア
「認定NPO法人 キッズドア」は、日本における子どもの貧困問題に取り組む団体です。
「経済的格差が教育格差であってはならない」という考えのもと、子ども達が無料で利用できる学習会や居場所の運営、体験活動の提供などを行い、高校進学率100%という効果を出しています。
また、子ども達のみならず保護者や家庭に対して生活に必要な物資や食料、情報の提供、就労支援を行っています。
毎月継続して寄付を行う方法、希望のタイミングや金額で寄付を行う方法、遺贈による寄付、ふるさと納税による寄付、携帯電話や不用品による支援など、さまざまな方法で寄付が可能です。
開発途上国で支援を行う寄付先おすすめ4選
日本国内だけでなく、開発途上国など海外で困っている人に寄付をしたいと考える人も多いかもしれません。しかし、非常に多くの団体が存在するため、どこに寄付すべきか迷ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、開発途上国で支援を行うおすすめの寄付先を4つ紹介します。
古着deワクチン
「古着deワクチン」は、寄付された衣類やバッグ、靴などを開発途上国を中心に輸出して現地で販売することで、再利用してもらうだけでなく雇用まで生み出す寄付サービスです。
申込後に送られてくる回収キットに要らなくなった衣類などを詰め込んで送るだけで寄付が完了します。
さらに、古着deワクチンを注文することで「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じて、開発途上国の子ども達にポリオワクチンを贈れる仕組みになっているため、部屋の片付けと社会貢献を同時に行いたい人におすすめです。
NPO法人 もったいないジャパン
「NPO法人 もったいないジャパン」は、国内外の福祉団体や個人などへまだ食べられるのに廃棄される食品や、使用できる日用品などを寄贈する活動を行う団体です。
海外へ向けては、ラオスの子供達にサッカー用品を贈ったり、エチオピアの子ども達に文房具を寄付したりなどの活動が行われています。
寄付できる物品はお金や衣類、食器、文房具、布団、絵画や掛け軸などのインテリア、キッチン雑貨、古本、時計、貴金属や化粧品、電化製品などです。
国に関係なく支援を行いたい人や、匿名でも物品を受け取ってもらえるため、個人情報を明かさずに寄付したい人にもおすすめです。
公益財団法人 日本ユニセフ協会
「公益財団法人 日本ユニセフ協会」は、現在先進国を中心に33の国と地域に設置されているユニセフ協会の日本における国内委員会のことです。
約190の国と地域で子どもの保護や緊急支援、人道支援などの活動を行っていて、日本国内では募金や広報活動、啓発・アドボカシー活動などを行っています。
さまざまな募金方法が用意されていて、自分が協力しやすい形で寄付金を贈ることができます。
日本国内でも知名度が高い歴史のある団体であるため、信頼性の高さもポイントです。
フリー・ザ・チルドレンジャパン
「フリー・ザ・チルドレンジャパン」は、1995年に当時12歳だったクレイグ・キールバーガーという少年が、カナダで設立した国際協力団体です。
貧困で学校にもいけずに働かされている子ども達のために、開発途上国に1000校以上の学校を建設するなど、積極的に活動を行っています。
フリー・ザ・チルドレンジャパンは、1999年にフリー・ザ・チルドレンのパートナー団体として活動を始めました。
月額500円から継続的に子ども達を支援できるキッズパワーサポーターをはじめ、文房具や書き損じのハガキ、古本などの物資の寄付などさまざまな種類があります。
初めての寄付は物品がおすすめ
寄付先の選び方を知っても、本当に信頼できるのかを見極めるのは非常に難しいことであるため、継続的な寄付が理想的だとわかっていても不安を感じることもあるかもしれません。
そのような場合、まずはお金ではなく不用品などの物品を寄付することから始めてみるとよいでしょう。
「ハルメク 古着でワクチン」は、「古着deワクチン」を運営する日本リユースシステム株式会社との協力で生まれた特別版です。ハルメク通販サイトから回収キットを購入し、不要となった衣類を詰めて送るだけで、不用品の寄付と同時に20人分のポリオワクチンを寄付できます。
回収袋はTシャツが約100枚入る大容量となっているため、大量の衣類を一度に処分したいときの選択肢の一つとしておすすめです。
捨ててしまうことに抵抗があるという人も、「ハルメク 古着でワクチン」を利用することでゴミとしてではなく誰かの役に立つと考えれば、思い入れのある服でも手放しやすくなります。
信頼できる寄付先を選んで社会貢献に取り組もう!
寄付先を選ぶ際は、自分が貢献したいと思う社会貢献に取り組んでいる団体を見つけて、利用しやすい方法で寄付ができるところを探すことが大切です。
そのうえで、活動内容や収支の報告が適切にされているか、積極的に情報を公開しているかを確認してみましょう。
もしも現金での寄付にはまだ不安を感じるという場合は、着なくなった衣類などの不用品の寄付から始めてみるのも一つの方法です。
ぜひ自分に合った寄付先を見つけて、社会貢献に取り組んでみてください。
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