捨てずに寄付するメリットは?おすすめ団体も紹介

いらなくなったランドセルの活用・処分方法8選!

公開日:2024.05.02

いらなくなったランドセルの処分方法に悩んでいませんか?活用・処分方法8つと寄付するメリット、おすすめの寄付先をご紹介!思い出の品だからと捨てるに捨てられなかった人、なんとなく取っておいたという人も、この機会に気持ちよく処分しましょう!

いらなくなったランドセルはどうする?活用・処分方法8選

いらなくなったランドセルはどうする?活用・処分方法8選

高学年になったり小学校を卒業したりすると同時に不要となるランドセル。思い入れがあって押し入れやクローゼットに取ってあるという人も多いかもしれませんが、意外と場所を取るため、どうしたらよいのか頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。

ここでは、いらなくなった使用済みランドセルの活用・処分方法を8つご紹介します。

ゴミとして処分する

一つ目は、ゴミとして処分する方法。

ランドセルはしまっておくと意外と場所を取ってしまうため、大掃除などのタイミングで思い切って捨ててしまうのはよくあるケースです。

ランドセルをゴミとして処分する場合は、お住まいの自治体のルールに則って処分する必要があります。

可燃ごみにあたるのか不燃ゴミにあたるのかは、自治体によって異なります。そのため、事前にホームページや電話で確認してみましょう。

なお、一部自治体では可燃ごみを一辺が30cm以内のものに限定している場合もあります。そのような場合は、粗大ゴミとして処分することになるでしょう。

また、ランドセルに使われている金具は取り外し、不燃ゴミとして処分する必要がある点にも注意が必要です。

不用品回収業者に引き取ってもらう

不用品の処分を不用品回収業者に依頼する際に、ランドセルの引き取りも同時に行ってもらうやり方もあります。

ランドセルだけを不用品業者に回収してもらうと、処分費用だけでなく出張費や車両費などがかかって割高になってしまうため、不用品をまとめて定額で処分できるプランを利用するのがおすすめ。不用品一つあたりの処分費用を抑えられます。

子どもの進学や独立で学習机や本棚などを処分するタイミングでランドセルも処分すると、新たな気持ちで新生活をスタートできます。

思い出の品として保管する

「やっぱり処分するのは気が引ける」「思い出が詰まったランドセルを捨てたくない」という場合は、思い出の品として保管しておくのもよいでしょう。

ただ保管しておくのがもったいないと感じる場合は、中に子どもが小学生時代に作った作品を入れるなど、思い出の保管箱として使うのもおすすめです。

なお、保管する場合はランドセルがカビないように注意しましょう。クリーニングに出したり定期的に干して乾燥させたり、ランドセルの中に乾燥剤を入れるなどすれば、きれいな状態を保つことができます。

友人や知人に譲る

思い出のランドセルを捨てずに処分したい場合は、友人や知人に譲り渡すのもおすすめです。

この方法であれば、費用をかけず、捨てることなくランドセルを処分できますが、ランドセルを欲しい人が周りにいなければ、譲りたくても譲ることはできません。

欲しいという人がいたとしても、色の好みが合わなかったり距離が遠いために郵送しなければならなかったりなど、スムーズにいかない場合もある点に注意しましょう。

リサイクルショップに売る

ランドセルの処分を無料で行いたいときは、リサイクルショップに売るのも一つの方法です。この方法は、店舗まで持って行く手間と時間がかかってもよいという人に向いています。

壊れている、汚れているなどランドセルの状態が悪いと買い取ってもらえない場合もありますが、低学年のときしか使わなかったなど、きれいな状態であれば高値で買い取ってもらえる可能性もあります。

一般的な中古のランドセルは500〜1000円程度、新品や新しいモデルだと1万〜5万円程度が買取価格の相場です。

フリマアプリやネットオークションで売る

使用済みランドセルは、フリマアプリやネットオークションなどで売ると、リサイクルショップよりも高値が付く可能性があります。

写真を撮ったり梱包して発送したりなどの手間はかかりますが、少しでも安くランドセルを手に入れたい、卒業前にランドセルが壊れてしまったなど、中古のランドセルを探している人は意外と多いようです。

ただし、個人間の売買であるため、取引後にトラブルが起こる可能性もあります。

傷や汚れの有無、使用年数、製造された年など、できるだけ多くの情報を載せてトラブルを避けるようにしましょう。

リメイクする

「ランドセルを手元に残しておきたいけれど、そのままの状態だと場所を取ってしまって困っている」という場合は、革小物にリメイクするのもよいでしょう。

例えば、ミニチュアのランドセルやペンケース、財布、キーホルダー、カードケースなどにリメイクできます。

祖父母にランドセルを買ってもらった場合は、プレゼントとして贈ると喜ばれます。

ランドセルのリメイクは、ホームページで受注している会社がほとんどです。送料自己負担でランドセルを発送すると、リメイク終了後に自宅へ郵送してくれます。

費用はリメイクする品や会社によって異なり、1000円〜数万円のものまでさまざまです。

注意したいのが、リメイクを手作業で行っている会社が多く、完成するまでに数か月かかるケースも多いこと。プレゼントする場合は、受け取りまでの期間を考慮して申し込みましょう。

寄付する

リサイクルしてランドセルを処分したい場合、寄付を検討するのも一つの方法です。日本のランドセルは品質がよく丈夫にできているため、使用済みの中古品であっても寄付できます。

開発途上国の子どもたちにランドセルを寄付する活動を行っている団体も多く、寄付先も豊富です。海外に寄付すれば、ランドセルを買えず就学の機会を逃している子どもたちの役に立ちます。

「ランドセル 中古 寄付」で検索すると、簡単に支援団体を探すことが可能です。

また、カンボジアやケニア、中国、欧米など海外ではランドセルをカラフルなリュックとして使う大人も多く、インフルエンサーにも人気があることからも、需要の高さが伺えます。

寄付する

ただし、一切お金をかけず、ランドセルを無料で寄付できる団体や企業はほとんどない点に注意が必要です。海外への輸送費が無料であっても、倉庫への送料や寄付金などの費用がかかるケースが多いことを理解しておきましょう。

使わなくなったランドセルを寄付するメリット

使わなくなったランドセルを寄付するメリット

使わなくなったランドセルを捨てずに処分するのであれば、人の役に立つ「寄付」がおすすめです。

寄付は、「される側」だけでなく「する側」にもメリットがあります。

メリットを知っておくことで、寄付するときにさらに気持ちよくランドセルを手放せるようになるでしょう。

ここでは、使わなくなったランドセルを寄付するメリットをご紹介します。

誰かの役に立っているという充実感を得られる

子どもが小学生の頃の思い出が詰まったランドセルを寄付すると、それがまた他の誰かの役に立ちます。

開発途上国では、教科書や文房具を入れるカバンがない場合や、教育を受けるために必要なものが手に入らないために学校へ通うことができない場合もあります。

しかし、ランドセルを寄付することで、そのような子どもたちの学習へのモチベーションを高めたり、教育を受ける機会を生み出したりすることにつながる可能性もあるでしょう。

そして、それを寄付する側が知っておくことで、「自分が寄付したものが誰かの役に立っている」という嬉しさや充実感を得られます。

ゴミを減らせる

使わないランドセルを寄付することは、ゴミを減らすことにつながります。

ランドセルは日本特有の通学カバンであり、小学生はランドセルを使用している場合がほとんどです。

ベネッセが全国の中学・高校生の子どもをもつ保護者1302名に行ったアンケートでは、小学生の頃にランドセルを使っていた子どもは全体の97%という結果が出ています。

さらに「小学校卒業後、ランドセルはどうしましたか?」という問いに対し、19%が「ゴミとして処分した」と答えていることからも、ランドセルを積極的にリサイクルすれば、かなりの量のゴミを減らせるといえます。

開発途上国への支援について考えるきっかけになる

寄付されたランドセルは、開発途上国の子どもたちに届けられるケースが多いです。

開発途上国にランドセルが寄付される場合、ランドセル単体ではなく新品の学用品などを一緒に詰めて寄付することも多く、それが子どもたちの就学支援につながっています。

このように、物資を寄付することももちろん重要ですが、場合によっては寄付金の方が喜ばれることもあるため、寄付した先にいる相手のことをよく調べて必要な支援を行うことが大切です。

ランドセルを寄付することで、どのようにすれば開発途上国が外国からの支援なしで自立できるかどうか考えるきっかけになれば、時間はかかっても世界全体が豊かに、延いては自分たちのメリットにつながるといえます。


中古ランドセルを寄付したい人は「古着でワクチン」がおすすめ

中古ランドセルを寄付したい人は「古着でワクチン」がおすすめ

古着でワクチン」とは、着なくなった服やカバン、靴などを開発途上国に寄付できるサービスのこと。中古のランドセルの寄付も可能となっているため、寄付を検討している人におすすめです。

ここでは、古着でワクチンについて詳しくご紹介します。

ランドセルの処分と同時に部屋の整理が可能

古着でワクチン

古着でワクチンは、ハルメク公式通販サイトで回収キットを購入し、届いた回収袋に不要な衣類などを詰めて送るだけと使い方も簡単な寄付サービスです。

回収袋はTシャツが約100枚、30kgまで入る大容量!ランドセルを捨てずに処分したいときに利用すれば、いらない衣類も一緒に処分できて部屋もスッキリ整理できます。

不要品を詰め終わったら、集荷依頼をすれば玄関まで取りに来てくれるため、重たい袋を自分で持っていく必要もありません。

ワクチン寄付や雇用創出など社会貢献にもつながる

古着でワクチン

古着でワクチンは、回収キットを一つ購入するごとにミャンマーやラオス、ブータン、バヌアツの4か国の子どもたちにポリオワクチンを寄付できます。

回収されたランドセルや衣類は、カンボジアを中心にリユース品として販売されるなど、世界中で再利用されています。

また、古着の選別や販売などにポリオによる障がいや、ストリートチルドレンだった若者を雇用することで、社会貢献につながります。

いらなくなったランドセルは気持ちよく手放そう!

いらなくなったランドセルは、ゴミとして捨ててしまうだけでなく、不用品業者に引き取ってもらったり友人や知人に譲ったり、フリマアプリやオークションで売ったりなどさまざまな処分方法があります。

中でも、寄付は「する側」にもメリットが多い方法なので、ランドセルをどう処分するか悩んでいる人には特におすすめです。

ぜひこの機会に、不要なランドセルを寄付して社会貢献をしてみてはいかがですか?

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小西 由希

こにし・ゆき 「ハルメク おしゃれ」編集部。副編集長・ビューティー部門の編集担当。京都の日本海側出身のため色白。毎朝、美白パックをしている。

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