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- いらなくなった子ども服を寄付する方法5選!注意点も
いらなくなった子ども服を寄付する方法&注意点を紹介!なかなか処分できずに困っている子ども服も、ゴミとして捨てるのではなく寄付すれば気持ちよく手放せます。「結局どこに寄付するのがいいの?」とお悩みの人におすすめの団体・企業も紹介します。
いらなくなった子ども服を寄付する方法
あっという間に成長し、比較的きれいな状態でサイズアウトしてしまうことも多い子ども服。ゴミとして捨ててしまうのはもったいないけれど、お下がりとして譲れるような子どももいないからと、寄付を検討している人もいるのではないでしょうか。
いらなくなった子ども服を寄付する方法には、寄付団体や児童養護施設、保育園などに送ったり持ち込んだりする方法や、自治体やファッションブランドが設置している衣類回収ボックスを利用する方法、売却して現金を寄付する方法などがあります。
ここでは、それぞれの方法について詳しく紹介します。
寄付団体に送る・持ち込む
子ども服の寄付と聞いてまず思い浮かぶのは、NPO法人などの寄付団体を通じて行う方法という人も多いのではないでしょうか。
NPOとは、営利を目的とせずにさまざまな社会貢献活動を行っている団体のことです。その中でも、都道府県知事などの所轄庁に申請し、法人格を取得した団体をNPO法人といいます。
NPOの活動範囲は多岐にわたり、子どもの支援を行う活動をしている団体では、子ども服の寄付を受け付けているところも多いです。
日本国内の子どもを支援している場合と、海外の開発途上国の子どもを支援している場合があるため、活動内容をよく理解してから寄付先を決めましょう。
寄付の受付方法は団体によって異なりますが、ダンボールなどに子ども服を入れて送るだけで寄付できるケースがほとんどです。
児童養護施設に送る・持ち込む
二つ目は、児童養護施設の子どもたちに着られなくなった子ども服を寄付する方法です。
児童養護施設とは、経済的な理由や親からの虐待、暴力などによって保護者のいない子どもたちが安定した生活環境で暮らすための施設のこと。全国に600か所あり、子どもたちは施設から幼稚園や学校に通っています。
子ども服を児童養護施設に寄付するには、支援団体を通して寄付する方法もあります。長年寄付を受け付けている団体であれば、スムーズな対応が期待できますが、子どもたちの手元に服が届くまでに時間がかかる可能性もあるでしょう。
一方、施設に直接寄付する方法であれば子どもたちに早く確実に服が渡りますが、施設に持ち込んだり送ったりする手間がかかります。
どちらの方法にもメリットとデメリットがあるため、寄付する目的やどのような思いで寄付するかを考慮して適した方法を選びましょう。
保育園に持ち込む
自宅近くの保育園や自分の子どもが通っていた保育園への持ち込みも、子ども服を寄付する方法の一つです。
保育園では、子どもたちが保育時間中に服を汚したときなどの着替えのために、貸出用の子供服やベビー服の寄付を受け付けている場合があります。
また、園内のバザーで出品されたり、寄付された子ども服を古着として世界中の子どもたちに届ける取り組みに利用されたりすることも。
ただし、保育園によっては寄付を受け付けていない可能性もあるため、事前に確認してから持ち込むようにしましょう。
衣類回収ボックスを利用する
大人用の服だけでなく、子どもや赤ちゃん用の服を寄付できる「衣類回収ボックス」を利用するのもよいでしょう。
衣類回収ボックスは、アパレルブランドの店頭だけでなく、自治体の施設に設置されている場合もあります。
持ち込まれた子ども服は、リサイクルされて新しい商品として販売されたり、難民キャンプや被災地などで子ども服を必要とする人の元へ届けられてリユースされたりします。
回収可能な衣服は回収ボックスを設置している企業や自治体ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。
換金して寄付する
着れなくなった子ども服やベビー服をフリーマーケットやリサイクルショップなどで売却し、現金に変えて寄付する方法もあります。
換金する手間はかかりますが、現金を寄付することで幅広い支援が可能となるだけでなく、寄付金控除が受けられる可能性もあるでしょう。
ただし、寄付控除を受けるには控除対象となっている団体や組織に寄付する必要があります。
また、寄付先から発行される領収証明書(寄付金の領収書)が必要となるため、事前にホームページなどで確認しておきましょう。
子ども服の寄付はどこがいい?おすすめ団体・企業
国内外の服を必要としている子どものために寄付したいと思っていても、近くの施設で寄付を受け付けていない場合などは、どのような団体や企業を利用すればよいのかわからないということもあるかもしれません。
ここでは、子ども服の寄付を受け付けている団体や企業を紹介します。
古着でワクチン
「古着でワクチン」は、古着を回収してカンボジアなどの開発途上国で再販売することで、世界の子どもたちにポリオワクチンを届けるプロジェクトです。
サイズアウトするなどして着られなくなっても、子ども服には思い入れがあるという人も多いですが、古着でワクチンであれば子ども服の整理をするとともにワクチンも寄付できるため、気持ちよく思い出の子ども服を手放すことができます。
専用の回収キットを購入するだけでワクチン寄付ができるうえに、自宅に送られてきた回収キットに子ども服を詰めて送るだけと送付方法も簡単です。
回収可能な服のサイズや夏服・冬服などの制限もなく、新生児用から子ども用、大人用まで回収できるため、衣替えのついでに家族全員の衣類を整理するのもおすすめです。
こども服みらいファンド
「こども服みらいファンド」とは、内閣府が推進する寄付の仕組みです。
子どもの貧困問題を解消することを目的として、子ども服のオンライン買取サービス「キャリーオン」が子ども服を査定し、その結果に応じた金額が「こどもの未来応援基金」に寄付されます。
こどもの未来応援基金に集まったお金は、貧困家庭の支援を行っているNPOなどに贈られ、子どもたちのためのさまざまな支援に使われます。
利用には、事前の申し込みが必要です。段ボールに詰めた子ども服を元払いで送ると、査定結果が伝えられるとともにその金額が寄付されます。
なお、子ども服の受付は10点以上から、新生児サイズから160cmまでなどさまざまな指定が設けられている点に注意が必要です。寄付された子ども服は、次に必要とする子どものもとへ届けられ、リユースされます。
H&M
ファストファッションブランド「H&M」では、古着回収プログラムとして2013年から世界中の店舗に回収ボックスを設置しています。
古着の回収を行っている企業は数多くありますが、H&Mではブランドや状態を問わず回収しているのが特徴です。もちろん、子ども服やベビー服も回収してくれます。
また、H&Mメンバーに登録している人が回収ボックスを利用すると、500円OFFのデジタルクーポンとポイントの付与が受けられるのもポイントです。
回収された衣類は、古着として世界で販売されたり清掃用品などに作り替えられたり、断熱材の材料として使われたりなどして有効活用されます。
子ども服を寄付する際の注意点
子ども服を寄付することは社会貢献にもなるすばらしい行為ですが、受け取った側を困らせてしまったり、寄付する側も納得のいく形ではなくなったりすることもあるため、注意点を押さえておきましょう。
ここでは、子ども服を寄付する際の注意点を3つ紹介します。
申し込み方法・費用を確認する
子ども服を寄付する際は、事前に申し込み方法やかかる費用を確認することが大切です。
寄付団体によっては、事前の申し込みが必要な場合も多く、突然子ども服を送っても受け取ってもらえないこともあります。
特に児童養護施設や保育園は寄付自体を受け付けていない可能性もあるため、必ず事前に問い合わせましょう。
また、子ども服やベビー服に限らず古着の寄付は無料でできると思っている人もいるかもしれませんが、多くの場合送料などの費用がかかります。送料無料で受け付けている団体はほとんどない点に注意しましょう。
送料無料で寄付したい場合は、衣類回収ボックスの利用をおすすめします。
寄付できる服の種類を確認する
子ども服の寄付を受け付けている団体や企業では、各々で受け取り可能な服の条件を設けています。
例えば、肌着や靴下などは受け付けていなかったり対象年齢が限られていたり、新品または新品同様のもののみを受け付けていたりすることがあります。
また、寄付が可能な品目であっても、劣化や汚れが目立つもの、臭いが強いものなどは寄付された側の迷惑になることもあるため、寄付しないよう注意が必要です。
寄付が可能かどうかは、自分の子どもに着せようと思えるかを考えてみるとよいでしょう。
基本的に洗濯してから寄付する
子ども服を寄付する際は、基本的に事前の洗濯が必要です。
クリーニングへ出すなど、必要以上にきれいにする必要はありませんが、シミや破れ、ほつれなどはないか確認し、次に着る子どもに喜んでもらえるように注意しましょう。
大量の子ども服を寄付したいときは「古着でワクチン」!
「子ども服を寄付したいけれど、量が多くて大変! 」という場合は、「ハルメク 古着でワクチン」がおすすめです。
古着でワクチンは、着れなくなった子ども服などの衣類や靴、バッグ、帽子などを購入した回収キットに詰めて送ることで、衣類と20人分のポリオワクチンを開発途上国に寄付できます。
回収袋にはTシャツが約100枚、重さにすると30kgまで入れられるため、これまで子ども服を捨てられずにたまってしまったという人や、兄弟分の服をまとめて処分したい人などにぴったりです。
また、大量の子ども服を回収袋に入れても、集荷依頼をするだけで玄関先まで取りに来てくれるのも嬉しいポイントです。重たい袋を持って外出することなく、たまった子ども服を処分できます。
回収キットが自宅に到着してから3か月以内に着払い伝票を貼って発送すればよいので、忙しい人でも時間に余裕をもって処分する服を選ぶことができます。
不要な子ども服は寄付して必要としている人の元に届けよう!
思い出の詰まった子ども服は、子どもが成長して不要となっても捨ててしまうのはなんとなく心苦しく、なかなか手放せないものです。
そのような場合、寄付を検討する人も多いかもしれませんが、いざ寄付しようとするとどうすればよいのかわからない人もいるのではないでしょうか。
子ども服を寄付する際は、寄付を受け付けているかどうか確認することが大切です。また、かかる費用や受け付けている品目なども確認し、納得できる団体や企業に寄付するようにしましょう。
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