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- 着なくなった服はエコに使おう!賢い活用方法4つ!
着なくなった服を手放したいけれど、捨ててしまうのはなんだかもったいないし気が引ける……という人も多いのではないでしょうか。この記事では、着なくなった服の活用方法や、無駄を減らすコツをご紹介!古着を賢く活用しながらおしゃれを楽しみましょう!
着なくなった服が再資源化される割合は5%
環境省「サステナブルファッション」によると、手放された服の68%が可燃ごみまたは不燃ごみとして廃棄されており、そのうちの95%が焼却または埋め立て処分され、5%が再資源化されています。
廃棄する過程、具体的にいうと服を回収する収集車や焼却する際に二酸化炭素が排出されるため、着なくなった服を誰かに譲る、古着回収に出す、リサイクルするなど再利用の機会を増やせば、結果的にゴミを減らすことにつながるといえるでしょう。
着なくなった服どうしてる?活用方法
着なくなった服は、自治体にゴミとして出すこともできます。しかし環境のことを考えると、捨てるのではなく、まずは他の方法で活用することを考えてみましょう。
ここでは、着なくなった服の活用方法を5つご紹介します。
自宅で着る部屋着にする
古くなって外で着るにはちょっと……という服は、素材やデザインによって部屋着として再利用するのがおすすめです。
トレーナーやスエット、Tシャツなどが向いていますが、特に綿100%のものは部屋着として使用するのに向いています。
お気に入りだった服をお出掛け着から部屋着に降格させることで、家の中でも心ときめく時間を過ごせるでしょう。
掃除に活用する
ボロボロになったTシャツやシャツなどの古着は、ウエス(雑巾)などに変身させて掃除に活用するのも一つの方法です。
古着を細長く切って柄の長い棒にくくりつければ、カラフルでかわいいハタキが完成します。切ってしまうので、破れていても問題ありません。
それでも余った布は、ウエス(雑巾)として使うと最後までしっかり使い切ることができます。ウエスは革製品などのお手入れにも使えるうえ、使ってそのまま捨てられるのでおすすめです。
Tシャツやシャツなど素材が綿のものだけでなく、ニット素材の服も掃除に活用できます。
市販のお掃除ワイパーの大きさに合わせて切り、周りを布で囲むように縫ってボタンをつければ、エコなモップの完成です。
アクリル製のニットでモップを作って余ったときは、解いてアクリルたわしを作るのもよいでしょう。アクリル100%の毛糸は繊維が細かいため、洗剤を使わずに汚れを取り込んで落としてくれます。
リメイクする
一部状態が悪い部分がある場合などは、リメイクして活用するのがおすすめです。
子どもが小さかったときに着ていた服は、思い出がたくさん詰まっています。そのため、捨てにくくたまってしまいがちですが、リメイクすれば使えるようになるかもしれません。
ちょっとしたシミであれば、刺繍をするだけで目立たなくなってお下がりとしてご近所さんに譲り渡すことも可能です。
また、子どもが着られなくなった服だけでなく、大人の古着もリメイクすればまだまだ着られる可能性があります。
例えば、着なくなったTシャツを切って裾を結ぶと、簡単におしゃれなバッグが完成します。
他には、膝が破れたデニムをポリエチレン製の穴のあいた柔らかいカゴに編み込むだけで、おしゃれなバッグに。
思い出の詰まった服を何着か組み合わせ、服だけでなくバッグや帽子、クッションカバーなどに生まれ変わらせるのもおすすめです。
ただし、あまりに着なくなった服が多い場合は、リメイクで対応しきれない場合もあるため、他の方法と並行するとよいでしょう。
衣類回収サービスを活用する
着なくなった服は、ユニクロやGU、H&Mなどのファッションブランドが行っている「衣類回収サービス」を活用して寄付するのも一つの方法だといえます。
衣類回収サービスは事前に申し込む必要もなく、回収キットを購入する必要もありません。
ショッピングのついでに古着を店頭に持って行ってボックスへ入れるだけなので、服が好きで買い物をよくする人には特におすすめです。
着なくなった衣類をただゴミとして捨ててしまうよりも、リユースされたり新しい服に生まれ変わると思った方が、手放しやすいのではないでしょうか。
お店によっては、不要な衣類を1袋持っていくと、お買い物する際に使用できるクーポンがもらえるところもあります。
なお、回収できる製品は店によって異なるため、事前に調べてから持っていきましょう。
サステナブルな取り組みに活用する
今の自分には似合わなくなって着なくなったけれどまだ着られるという服は、サステナブルな取り組みとして寄付をするのもおすすめです。
サステナブルとは「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味の言葉。地球の環境を壊さず資源を適切に使い、美しい地球で豊かで平和な生活が続けられる社会の実現に向けた取り組みのことを「サステナブルな取り組み」といいます。
近年では、ファッション業界でも「サステナブルファッション」という考え方が登場し、それと同時に「3R」という言葉が注目を集めています。
3Rとは「リデュース」「リユース」「リサイクル」の頭文字をとったものです。
ファッション業界での3Rというと、例えば衣類一枚一枚を大切に扱ってなるべく捨てずに最後まで使用し続けること(リデュース)、人に譲ったりリサイクル店に売却したりして再利用すること(リユース)、着られなくなった服を袋や雑巾など他のものに再生して再利用すること(リサイクル)などです。
すぐできる取り組みとしておすすめなのが、今話題の「古着でワクチン」。
着なくなった服の断捨離®︎とリユース、それに加えてポリオワクチンの寄付が可能です。
古着でワクチンでは、これまでに4981万5950着分の衣類と628万5648人分のワクチンが(2024年1月31日現在)がミャンマーやラオス、ブータン、バヌアツ共和国などの開発途上国に寄付されています。
また、ワクチンを寄付できるだけでなく、国内外の雇用を生み出すことにも協力できます。
古着でワクチンの公式サイトもしくはハルメク公式通販サイトから回収キットを注文すると、自宅に回収袋が届き、その袋に着なくなった服を詰めて集荷を依頼するだけなので、ぜひ利用してみてください。
無駄を減らしながら服を楽しむコツ
着なくなった服を他の方法で活用することも非常に大切ですが、処理する手間を省きながら服を楽しむことを考えるのも一つの方法です。
ここでは、無駄を減らしながら服を楽しむコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
品質の高い衣類を選ぶ
1枚のお気に入りの服を長く大切に着れば、結果的にゴミを減らすことにつながります。
デザインや品質にこだわって作られている服は、長く使えることが多く見栄えもよいです。着心地もよいため、値段は多少高くなるかもしれませんが、長い目で見ると経済的だといえるでしょう。
ポイントは流行を追わないこと。自分なりのファッションを確立すれば、こまめに服を買い替えることもありません。
ただし、綿素材のキャミソールやタンクトップなど肌に直接触れるようなものは、お金をかけなくてもOKです。古くなったらウエスとして使用できるため、ある程度使って古くなったら買い替えてもよいでしょう。
レンタルサービスを利用する
ファッションが好きでどんどん新しい服が欲しいという人は、レンタルサービスを利用するのがおすすめです。
近年増加しているレンタルサービスなら、3000〜1万5000円程度の月額料金を支払えば数着の服をレンタルできるため、着ない服を捨てることもなくなります。
利用できるサービスの内容は、ファッションのテイストやアイテム数、新品や中古の取り扱いなど各社でそれぞれ異なります。
スタイリストがコーディネートしてくれるプランなら、服選びに悩むことなくおしゃれなスタイリングが楽しめるうえ、服を収納するスペースに困ることもありません。
整理する手間もなくなるため、片付けが苦手な人にもおすすめです。
一般的に、借りられる着数によって料金が設定されています。自身の生活スタイルによって適切なプランを選びましょう。
古着を選ぶ
服を捨てることによる環境問題が気になる人は、すでに人が手放した古着を選ぶのもおすすめです。
古着の活用が世界に広まれば、捨てることによる二酸化炭素の排出を防げるだけでなく、衣類を作る際に消費されるエネルギーの削減や二酸化炭素の排出まで防げます。
また、古着は新しい服を購入するよりも安く手に入れられるのも魅力です。
デザインや風合いも独特のものが多いため、自分らしいおしゃれを大切にしている人には特におすすめ。
ただし、古着を購入する際は以下の点に注意して選ぶようにしましょう。
- 縫い目や穴、汚れなどがないか、状態をよく確認する
- S・M・Lなど見慣れた表記でも新しいものとはサイズが異なる場合もあるため、できれば試着する
- 素材によっては長持ちしない場合もあるため、素材をよく確認する
- クリーニングに出さないと着られない場合もあるため、その費用も考慮する
- オンラインショップを利用する場合は、直接手に取って確認できないため、信頼できるところで購入する
古着はサイズや状態によっては新しい服よりも長持ちしない可能性があるため、購入前にしっかりと確認することが大切です。
上手に古着を活用して、環境に配慮しつつおしゃれを楽しみましょう。
可能性は無限大!着なくなった服を有効活用しよう
着なくなった服は、自宅で着る部屋着にしたりリメイクしたりして着続けるだけでなく、ウエスとして掃除に使用することもできます。
手元に残さず処理したい場合は、衣類回収サービスや寄付などのサステナブルな取り組みに活用するのもおすすめです。
また、服のデザインや品質のよい服や古着を購入する、レンタルサービスを利用などすれば、処分する手間自体を減らすこともできます。
着なくなった服を捨てずに処分したい人は、ぜひ今回ご紹介した活用方法を参考にしてみてください。
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