社会貢献もできる!「人生が変わる」断捨離を始めよう

断捨離のすごい効果8つ!手順&スムーズに進めるコツ

公開日:2024.02.02

不要な物を切り捨て、物への執着から離れる「断捨離Ⓡ」には、すごい効果がたくさん!8つの効果と手順、スムーズに進めるコツを解説します。所有物にとらわれない生活や人生を送りたい、物であふれ返った部屋をどうにかしたい人は必見です!

断捨離Ⓡとは?

断捨離Ⓡとは?

断捨離Ⓡとは、物への執着を捨てて不要な物を減らし、快適な生活や人生を送ろうとする考え方のことです。

作家のやましたひでこさんが提唱する断捨離は、ヨガの「断行・捨行・離行」から生まれた言葉で、それぞれ以下のような意味があります。

  • 断:新しく入ってくる不要な物を断つ
  • 捨:家にある不要な物を捨てる
  • 離:物への執着から離れる

断捨離は、ただ物を捨てることを目的に行うものではありません。

捨てることは手段に過ぎず、「居心地よく暮らす」ことが断捨離の本当の目的です。物に左右されることなく、「自分が快適か・不快か」を考えながら実践していきましょう。

「断捨離」の提唱者・やましたひでこさん
「断捨離」の提唱者・やましたひでこさん

50代〜70代はためこみ期

やましたさんによれば、「50代〜70代はためこみ期」だといいます。

ためこみ期とは、「片付いていないわけでもなく、散らかっているわけでもないが、必要以上に物がたまった状態に慣れてしまった状態」のこと。

ためこみ期は収納によって解決するのは難しいため、不要な物を見極め、手放していくことが大切です。

断捨離のすごい効果8つ

断捨離のすごい効果8つ

断捨離の効果は、不要な物が減り、部屋がスッキリすることだけではありません。

ここからは、断捨離に期待できるすごい効果を8つ紹介します。

自分の価値観を見つめ直せる

断捨離は、これまでずっと捨てられなかった物と向き合うことで、自分の価値観を見つめ直すことにつながります。

昔買った物や流行で買った物など、今ある物は「今の自分に必要か」「大切に使えているか」などを考えることで、自分にとって暮らしやすい居心地のいい場所を作れるでしょう。

また、断捨離によって人間関係が良くなる効果も期待できると考えられています。

「物に執着しない」ことが、断捨離で大切な思想です。これにより、人に対しても執着心や依存心が減って、良好な人間関係を構築しやすくなるのかもしれません。

断捨離によって心のゆとりができれば、余裕を持って人と接することができるようになるため、円滑なコミュニケーションにつながるでしょう。

無駄買い・不要な買い物が減る

断捨離をしていると「いらない物がこんなにあったんだ」ということが自分の目でしっかりと実感できます。

購入する前に「本当に今の自分に必要か」「整理整頓された部屋を保てるか」など買い物に慎重になり、無駄買いや不要な買い物が減る効果が期待できるでしょう。

そうして断捨離を続けると、やがて本当に必要な物だけを買う習慣が身につくため、自然と今ある物を大切にできるようになっていきます。

節約できてお金が貯まりやすくなる

不要な買い物が減れば当然、使うお金も減ることになり、お金が貯まります。

せっかく買ったとしても、ほとんど使わずクローゼットや収納にしまったままでは、それこそ「もったいない」状態です。

また、部屋が散らかっているとどこに何があるかわからず、同じ物を何回も買ってしまうことに。

「持っているけど使わない物が多い」「同じような物がいくつもある」場合は、自分の買い物の傾向を知って、無駄な出費を減らしていきましょう。

ストレスが減って気持ちに余裕が生まれる

部屋が散らかっていたり、片付けたいのに思うように捨てられなかったりすると、ストレスがたまってイライラしてしまいます。

断捨離をしていらない物を処分すると部屋のスペースが広がり、気分もスッキリ。

「片付けなきゃ」「どこから片付けよう」という焦りや義務感から解放されることでストレスが減り、気持ちに余裕ができるでしょう。

掃除・片付け・家事が楽になる

掃除や片付け、家事が楽になるのも断捨離によって得られる大きなメリットです。

部屋にある余計な物を減らせば、掃除のたびに退かしたりしまったりする手間がなくなり、片付けの負担を減らせます。

また、きれいに整理整頓されることで物が取り出しやすく、使いやすくなり家事もスムーズにできるでしょう。

自由な時間が生まれる

物を減らしてきちんと整理整頓すれば、家事の手間や探す手間を省けます。

部屋が物であふれていると「家の鍵をどこに置いたか忘れてしまった」「必要な書類が見つからない」ということもあるもの。

断捨離でスッキリと片付けた上で、物の置き場をきちんと決めれば、物を失くしにくくなります。

無駄を省けば時間に余裕ができ、自分のための自由時間をゆったり過ごせるでしょう。

健康的な暮らしにつながる

物がたくさんあると、そこにホコリやダニなどハウスダストがたまっていきます。ハウスダストはアレルギー症状につながり、健康に悪影響を及ぼす原因の一つです。

また部屋が片付くことで心身へのストレスが減れば、より健康的な暮らしにつながります。

運気がアップする

断捨離のスピリチュアルな効果としてよくいわれるのが「運気上昇」です。

風水では、部屋の中の気の巡りが重要とされ、散らかっていると気の流れが悪くなり、運気が停滞するといいます。

科学的根拠はないものの、断捨離によって部屋がスッキリすれば心に余裕が生まれ、精神にも良い影響があります。ポジティブな変化が起こることで、運気がアップしたように感じるのかもしれません。

過去の悩みにとらわれてしまっているときや新しいことに挑戦したいときには、思い切って断捨離をしてみるのもおすすめです。

断捨離の手順

断捨離の手順

いきなり家中の物を断捨離しようとすると、思うように進まず失敗や挫折につながります。簡単な手順に沿って、効率的に断捨離を進めていきましょう。

1:ルールを決める

最初に、自分なりの断捨離のルールを決めておきましょう。

基準を決めておかないと、捨てるときに迷って片付けに時間がかかってしまいます。

「壊れている物、汚れが目立つ物は捨てる」「1年使わなかった物は捨てる」など、ルールを決めておくと、一つ一つの判断に意思の力を使わずに済みます。

2:明らかにいらない物から捨てる

まずは、「明らかにいらない物」から捨てていくのがおすすめです。

郵便受けに入れられるDM、インクが無くなったボールペン、期限が切れた食材など、明らかに不要な物から捨てることで、抵抗感なくサクサクと断捨離を進められるようになります。

3:カテゴリーごとに作業する

一気に部屋中の片付けをしようとすると、挫折してしまいがちです。

「今日は服」「明日はキッチン」などカテゴリーごとに分けて作業すると、物が混ざることもなく集中して断捨離ができるでしょう。

1か所が片付くと家の中に余白ができ、気持ちの余裕も生まれるので、自分の人生に必要な物・不要な物について考えながら断捨離できます。

下駄箱やキッチン、自分がよく過ごすお気に入りのスペースなど、きれいになったことを実感しやすい場所から始めると断捨離の効果を実感しやすく、モチベーションにつながるでしょう。

断捨離をスムーズに進めるコツ

断捨離をスムーズに進めるコツ

ここからは、断捨離をスムーズに進めるコツを紹介します。ポイントを押さえて、気持ちよく断捨離を進めてみてくださいね。

小さい場所・物から始める

断捨離のときは、小さな物や小さな場所から少しずつ始めていくのがおすすめです。

片付けが苦手な人が一気に大きな範囲を断捨離しようとすると、上手く片付けられずもどかしさを感じてしまうこともあるでしょう。

まずは「財布の中」「引き出し1段分」「取扱説明書などの書類」「同じ物がたくさんある文房具」など限られた範囲から始めてみると、それが成功体験になり、片付けのモチベーションにつながります。

迷った場合は一定期間保管する

パッと捨てられる物もあれば、迷ってしまってなかなか捨てられない物もあるものです。

捨てるかどうかの判断で迷うと、片付けに時間がかかってしまいます。

どうしても迷って捨てられない物は「保留ボックス」として箱や袋に入れてよけておき、一定期間保管しておきましょう。

保留ボックスは目立つ場所に置いておき、「やっぱり必要」と思った物は収納に戻します。保留ボックスに入れたことすら忘れてしまった物や、いらないと思った物は処分するといいでしょう。

買い直しできない物は勢いで捨てない

後悔なくスッキリ不要な物を手放すためにも、「買い直しが難しい物」を捨てるときは慎重に考えるのがおすすめです。

二度と手に入らない限定品や再発行できない書類、プレゼントでもらった物、手紙や日記、写真やアルバムなどは、勢いで捨てると後悔してしまう可能性もあります。

手放してしまったらもう手に入らない物を捨てるときは、勢いで作業せず、しっかり考えた上で処分しましょう。

断捨離を社会貢献につなげる「古着でワクチン」

断捨離を社会貢献につなげる「古着でワクチン」

断捨離のとき、つい手を止める原因になるのが「もったいない」「まだ着られるのに捨てるなんて」という気持ちです。

リサイクルショップやフリマアプリなどで売ろうとは思うものの、忙しくてなかなか売れず、物が減らないという人もいるでしょう。

そんな人は、古着を寄付につなげられる「古着でワクチン」がおすすめです。

古着でワクチン」とは、不要になった衣類・服飾雑貨などを専用の袋(回収キット)に入れて送ることで、開発途上国の子どもたちに「ポリオワクチン」を届けられるサービスです。

回収キット1つごとに20人分のポリオワクチンが4か国(ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツ)の子どもたちに贈られます。

衣類や雑貨は回収後、カンボジアを中心に世界中で販売され、着てもらえる仕組みです。古着の選定や販売などは現地の雇用も生み出しており、古着の売上の一部もワクチン代に使われます。

「せっかく買った思い入れのある衣服や雑貨を捨てるのではなく、誰かに使ってもらうことで社会に役立てたい」という人におすすめです。


断捨離を社会貢献につなげる「古着でワクチン」


古着でワクチンの回収キットにはTシャツが約100枚入り、耐荷重30kgと頑丈です。

玄関先で袋詰めして、あとは集荷を依頼した宅配業者に引き取ってもらうだけと使い方もとっても簡単。

ハンドメイドや素材を問わず、衣類や靴、帽子、スカーフやサングラスなどの服飾小物、アクセサリーなどが寄付できます。

「断捨離したいけど、捨ててしまうのはもったいなくて抵抗がある」そんなときは、ぜひ活用してみてください。

すごい効果がたくさん!断捨離を始めてみよう

断捨離では、物への執着を捨てることで、自分にとって心地のいい空間をつくり出すことができます。

価値観を見つめ直せる、無駄買いが減ってお金が溜まる、ストレスが減る、掃除や家事がラクになるなど、メリットがたくさん。

ぜひこの機会に実践して、断捨離のすごい効果を実感してみてください。

※「断捨離」はやましたひでこさんの登録商標です。

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