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60歳を過ぎたら首回り
体の部位で、首とつく場所を温めると健康に良いよって、聞いたことはありませんか? 首、手首、足首です。
60歳を過ぎると、首回りに年齢がくっきりと見え始めます。
抗うこともなく年相応に見えれば何も今さら若返る必要はないわけですが、それでも顔がくすんだ色、うつむき加減で、瞳に光がなければ……。年齢と言うよりは、人としての魅力も半減です。
そこで、顔を明るく見せるためにスカーフを結ぶ、ふわっと襟元を飾る、差し色を効果的に使う、首回りを冷やさない、日焼け防止などいろいろな理由から大小のスカーフを愛用しています。
小さいスカーフ、大きいスカーフ活用法
襟付きシャツの下に色を合わせた小ぶりのスカーフは、カチッとしたシャツスタイルの中にふんわりとした柔らかさを出してくれます。
また冬の襟付き服にマフラーを巻いてモタモタするよりは、絹の小さいスカーフ一枚でも十分に温かくなります。
オーソドックスなセーターに、クルっと巻いた大きめ絹のスカーフはよいアクセントになります。自己主張しない色目のセーターなら、スカーフ次第で幾通りにも着こなしが楽しめます。
例えば、紺のウールのセーターなら、ピンクを使えば優しい雰囲気に、赤が主体のスカーフなら元気に見せてくれますし、緑色なら個性的な感じが出せます。
材質いろいろ
繊細な首回りですから、材質が何でもよいというわけにはいきません。
なんといっても肌触り抜群は、シルクのスカーフでしょうね。しかし旅先や少し汚れそうな予定のある日には、思い切ってポリエステルのスカーフを使うと惜しげなく洗濯もできるので便利です。
薄手ウールのさらっとしたソフトウールを使えば肌寒さもしっかり防げますし、色合いをうまく使えば夏場の冷房対策にもなり重宝します。
どの様な材質でも、しわになりにくいというのが大切なところ。バッグの中にクルクルと入れてあれば、ひざ掛けにも肩掛けにもなり、寒暖差の調節に一枚持ち歩くと便利です。
その他の首回り
スカーフではないのですが、マフラーも大切な出番がある主役です。使いやすさには、適度な長さが大切です。しかし厚みのあるものは2周するとダボつきますから、1回巻けるくらいの長さで十分です。
材質もやはりカシミヤが一番好きです。アルパカは少しへたり感があるので、長い時間使っていると巻いた形が残ってしまいがちに。
手編みで編むことも多いのですが、やわらかいアルパカ好きな夫のマフラーはカシミヤの細い糸と合わせて編むとしっかり感が出ます。
春先から初夏に向けて夏糸で編んでおくと、季節を乗り越えるのと紫外線予防に役立ちます。いくつあっても不便はしないので、夏糸で編んで友人へのプレゼントにも役立ちます。
気に入った布は四方をくるりとまつり縫いで正方形に作るとお手軽にできあがり、リバティの布なども活用するのに素敵です。
ぜひ、季節を問わず上手に首回りの保護と楽しみにスカーフやマフラー、ストールなどを役立ててほしいと思います。
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