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現代はがん社会
今や日本人の二人に一人は何らかのがんと診断され、2021年のデータで日本人ががんで死亡する確率は、男性26.2%(4人に1人)・女性17.7%(6人に1人)となっており(※国立がん研究センターのがん統計より)、とても他人事では済ませられなくなってきています。
日本経済新聞の夕刊に「がん社会を診る」(中川恵一 東京大学特任教授)という読み物が週に一度掲載されています。そこにはがんについてさまざまな角度や知見で書かれており、大変勉強になります。
繰り返し述べられているのは、がんの原因の半分以上が「喫煙・飲酒・食事・塩分過多・運動不足」などの生活習慣によるものだという事で、予防には生活習慣の改善と早期発見が大事だということも述べられています(※がん社会を診る 過去記事)。
私も父方にがんで亡くなった人が多いので、健康診断は毎年受けていますし(大腸がん検診含む)、また二年に一度の乳がんや子宮頸がんの検診も受けています。ピロリ菌の除去も行いましたが、毎年胃カメラでの検診をすすめられています。
以前検査した腫瘍マーカーも65歳になれば、また検査しようと思っています。
がんは生活習慣病
国立がん研究センターが運営している公式サイトがん情報サービスを見ると
「男性のがんの43.4%、女性のがんの25.3%は、ここにあげた生活習慣や感染が原因でがんとなったと考えられています。そのうち、大きな原因は、喫煙(男:約23.6%、女:約4.0%)と感染(男:約18.1%、女:約14.7%)で、その他のものは比較的小さいと報告されています」
と書かれています。
幸いなことに、夫は煙草を吸いません。私も煙草の煙がとても嫌いなので、喫煙所には近づかないようにしています。亡くなった父は年を取ってから禁煙し、死因はガンではありませんでした。
飲酒・食生活や体格(肥満・痩せすぎ)も、がんのリスクが上がります。
詳細は国立がん研究センターのがん情報サービスを参照していただくとして、今まで曖昧にしか考えていなかったがんのリスクがはっきりと示される事によって、生活習慣を考えるいい機会になっています。
がん情報の真偽は
また、がんについてはさまざまなインターネットのサイトがあり、闇雲に信用してはいけません。前述の中川医師も「医療広告、断定や曖昧さ要注意」「ネット情報は玉石混交」などの記事を書かれています。
元来疑い深い性格の私は(笑)、公のサイトは参考にしますが、健康情報を載せて最終的にモノを売りつけるサイトやどこかへ誘導・ジャンプするサイトは読みません。自分たちに都合の良い数字しか開示していませんから。
今や大手のメーカーでさえ、虚偽報告をしたり研究結果をすり替えたりする時代です。大手のメーカーだからといって、何があるかわかりません。
さまざまな情報で溢れるがんという病。正しい情報を選択し必要以上に恐れず、これからの人生を穏やかに過ごせるようにしたいと思っています。
■もっと知りたい■
黄緑・緑・青緑
もともと自分のブログ「黄緑・緑・青緑の日々徒然」で、ファッションやアート、まちあるき、狂言、お酒、漫画、産業、等々。脈絡もなく時々の興味のある事や好きな事・モノについて拙い文章ではありますが、ぼちぼちと書いています。ハルメクWEBでも、好奇心の向くままに書いていきたいと思っています。インスタグラム
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