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- 落語自由自在 ~横濱小せん会~
古き良き日本文化である落語を聴いて楽しく笑うことで、身も心も元気になることができます。今回は年2回開催される「横濱小せん会」をご紹介します。
前座「初天神」三遊亭歌つを
本日は、横浜にぎわい座で年2回開催される「横濱小せん会」です。師匠を応援する人々が集結する会で、今回はお弟子さんのあお馬さんが、2月11日に二つ目に昇進されたお祝いの会でもあり、楽しみに出掛けました。
歌つをさんは前座2年目ですが「初天神」というお馴染の演目を、ギャグも入れずに、しぐさだけで笑いをとります。小生意気な子どもが躍動して、なかなかの腕前でした。
「熊の皮」古今亭志ん吉
「歌つをが前座、私志ん吉が二つ目、そして小せん師匠が真打ちです。どの師匠に伺っても、やはり嬉しかったのは、前座から二つ目になった時と仰います。私もそうでした。と、しみじみ自身を振り返り、大勢のお客様の前でやらせていただけるのは、小せん師匠のお陰です」と言ってから「熊の皮」に入ります。
横町の医者から赤飯が届いたので、お礼に行くようにと女房に頼まれた甚兵衛さんが、悪戦苦闘する滑稽噺で、歯切れのいい口調が心地良かったです。
「盃の殿様」柳家小せん
「待ってました」の声があちこちから掛かります。
いよいよ師匠の登場です。
「弟子のあお馬が二つ目になりました。二つ目になる時が一番嬉しいというは、奴の人生は今がピークで」で拍手が起きます。
「浅草演芸ホールで只今披露目の最中で、寄席は休めないため、12時半降り(高座を降りる)なので、1時10分には伺えますって連絡がありましたが、そろそろ2時になろうとしているのに、まだ来てないのよ。浅草から横浜だからね、どう考えても時間の読み違え」と弟子への思いを吐露してから「盃の殿様」に入ります。昨日黒門亭でネタおろし(初めて客前で演ずる)した演目です。殿様役が似合い、なかなか堂に入っていました。
「祇園会(ぎおんえ)」柳家あお馬
初高座の時も横浜にぎわい座で、妙に小慣れた「道灌(どうかん)」を披露、客席は驚き息を飲みました。落ち着いた語り口に、並々ならぬ才能を感じた瞬間でした。
黒紋付姿のあお馬さん登場、本人が戸惑う程の万雷の拍手で迎えられ「師匠が、先程私のことを言ってくださったそうで、志ん吉兄さんに聞いたら、罵詈雑言のあらん限りで」で、笑いが起きます。「只今浅草で」で、またまた大笑い。事前に師匠があおっていましたのでね。
充分に温まった場内を見渡してから、おもむろに羽織を脱ぎます。ここが前座との大きな違いで、二つ目になったのだと、本人も客席も実感します。
古典落語「祇園会」の聞かせどころの祭り囃子、くちで篠笛・太鼓・鉦を真似て、見事に表現します。立派に育ちました、とアピールしていたかのようでした。
「御神酒徳利」小せん
小せん師匠は、この演目で2017年に花形演芸大賞金賞を受賞されました。長い噺をゆったりと楽しそうに語り、大阪からの道中付けも、鮮やかに決めました。ゲストと弟子が盛り上げ、師匠がじっくり語る緩急のある素敵な落語会、ふと気が付けば、あっという間の3時間、たっぷりと楽しめた「横濱小せん会」でした。
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