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- 認知症の母、一人暮らしをやめさせるべき?
不満を言いつつも、デイサービスに元気に通うことができていた母。ヘルパーさんにも多大に助けてもらいながら、独居生活もできていた母。でも認知症の進行は、目に見えて進みます。今回はそのお話です。
2回目の介護認定
1回目の介護認定を受け、デイサービスやヘルパーさん介入の計画プランで一年を過ごしました。デイサービス、ヘルパーさんでまかなえない分は、もちろん私や生前の兄がフォローしていたので大きな問題もなく過ごしました。
そして1年後の介護認定更新。問題なく生活できてはいるものの、母自身ができなくなってしまったことは多くなり、またおかしな行動も多くなったので全てをお話しすると……。
認定士さんが「お母さん、よく一人で暮らしてますね! 大丈夫? 不安はないですか?」と驚いた顔をして母に問いかけました。
私は「え! 周りの人からすると母の今の状況はもう限界なの?」と驚きました。
「全然! 私足腰が丈夫だから何でもないわ。走ることもできるわよ!」と廊下を走ろうとする母。そんな状況に笑って終わった2回目の介護認定。
結果は一気に2段階上がった認定がおりました。
プランの見合わせと介護施設見学
「一気に上がりましたねー!」
ケアマネージャーさんも驚く2ランクアップの介護認定。
そのためサービスの枠が一気に増え、デイサービスの日数やヘルパーさんの時間の見直しをすることができました。
でも、いわゆるそれだけサービスを受けないと生活が大変だという意味にもとれるような気がして、いても立ってもいられず、私はこれを境に老人介護施設の見学を始めました。
ケアマネージャーさんからは「お母さんはまだまだデイサービスとヘルパーで大丈夫! 娘さんもとても協力してくださるし」
見学するすべての施設からも「まだ、お母さんには早いような気がしますよ」と言われる始末。
ですが、主治医には早め早めと言われたし、父のときには看てくれるなら! の勢いで入所させてしまったので、母のときはしっかり、じっくりやりたかったのです。
それは突然やってきました
でも、やっぱり専門の人が言うことに間違いはありませんでした。
母の介護認定の範囲内で受けられるサービスだけで、なんと独居を5年近くやっていくことができたのです。
もちろん、その間に問題はありました。
お風呂に入らない、髪の毛を洗わない、朝起きない、電子レンジで加熱しすぎてしまう、などなど。その都度その都度、知恵を借りながら、また近所の人の力を借りながら母は過ごすことができたのです。
しかし、それは突然やってきました……。
母、徘徊をし始めました。
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