亡き父のお話~毎日の暴言電話からの面会禁止発令
2022.05.102022年12月26日
いきなり始まった私の介護に関わる人生(22)
ヘルパーさんに感謝!デイサービスでの母に驚く
アルツハイマー認知症と診断された母。母にケアマネージャーさんがつき、介護サービスを始めることに。母には初めての介護サービス。サービスの内容やデイサービス時の朝の準備、デイサービス先での母の様子などなど。今回はそのお話です。
人生初の介護サービス
ケアマネージャーさんの提案は、週2日9:00~17:00までのデイサービス。デイサービスの無い2日間は、30分のヘルパーさん介入、というものでした。
そこに私の希望、デイサービスに行く前の30分間、ヘルパーさんの介入を付け足してもらいました。
母はその時点で要介護1の認定。要介護によって、介護保険で利用できる範囲が決まっています。なので母が利用できる範囲がこれで目一杯。私にはこれだけでも十分なサービスでした。
丸一日、家以外のところで過ごすことを母は受け入れられるだろうか。他の利用者さんと上手に付き合っていけるだろうか。心配でたまらないスタートです。
予想していたことが…
デイサービス先が自宅から車で5分なので、お迎えは8:50。
それまでに食事、身支度、バイタル計測、服薬、持ち物準備をすませないとなりません。そのためにヘルパーさんに介入していただく30分間はバタバタです。
本来、私が朝行って見守りをすれば良いのですが、なぜあえてヘルパーさん介入を頼んだのか。
「あなたが来てるのに、出かけるなんてできないわ」と母の性格上、言い出すと予想したためです。なので、せめてヘルパーさんの負担を少しでも減らしたく、介入10分前には母に電話をし、起きているかの確認をしました。
電話をかけ、すでに起きているときは「今日は行く日でしょ? 準備できてるわ」と言います。
しかしそんなことは本当にまれで、母はほぼ寝ています。そのときは必ず「今日は行きたくないわ」「ちょっと調子が悪いから行きたくない」「行かなくていいやと思って寝てたの」。
こうなると、ヘルパーさんは説得から始まるので大変です。
母の愚痴が増えるが…
「せっかく来てくれたなら、行こうかしら」
結局はヘルパーさんにうながされ、デイサービスは休むこともなく通うことができました。
デイサービス先では、率先してお料理の手伝いをしたり散歩に行ったりと、楽しく過ごしているようでした。ですが、私が実家に顔を出すときは必ずと言ってよいほど、デイサービス先の愚痴や不満を言うようになりました。
「私ばかりお料理の手伝いをさせられる」「あんな所に行っても楽しくない」「みんなポケ~とテレビ観てるだけ」などなど。
でも実際デイサービスの様子の写真を見ると、何人かの人たちと楽しそうに笑顔で料理をしていたり、みんなで散歩に行ったり外食したり(コロナ禍前の話)、それはそれは楽しそう(笑)。
母には合っていたデイサービスだったようでした。
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