人は奇跡とも言えるタイミングで生きている

人生は奇跡のようなタイミング

公開日:2023.01.06

明けましておめでとうございます。穏やかな年越しをなさいましたでしょうか。

遭遇した事故とは

遭遇した事故とは

還暦チャレンジャー あ・らかん です。今回は、昨年末(2022年)に1年間のできごと「禍福は糾える縄の如し」の中で触れた事故のこと、そこから感じたことをお伝えしたいと思います。

2022年10月10日午前0時半頃、東名高速道路を雨の中走っていました。「深夜だし雨も降っているし、慌てずにのんびり行こう」と娘と話していた時でした。

前を走る夜行バスがハザードランプを点滅させながら、ぐっと速度を落としました。バスに連なってスピードを落とすと、緩いカーブの先に車のパーツやガラスが散らばっているのが見えました。

何台かの車が走行車線の両脇にばらばらと停車しており、追い越し車線には潰れた乗用車が止まっていました。「あっ、多重事故だわ」と言いながら走り抜けました。

遭遇した事故とは

深夜ではありましたが家族に『横浜青葉で多重事故現場に遭遇、巻き込まれることなく、通行止めにも合わず、予定通り走行中です』と連絡を入れました。

帰宅後に朝のニュースで、まず車の単独事故があり、高速道路上で事故車から降りた女性が、後続車1台にひかれる事故、同じように事故車から降りた男性が、別の後続車1台にひかれる事故、事故に気付いた後続車2台による玉突き事故という、5台が絡んだ多重事故が起きていたことを知りました。

また、この事故の影響で東名高速道路の下り線は、東名川崎ICと横浜青葉ICの間で午前10時過ぎまで通行止めだったことを、通行止め解除のニュースで知りました。私たちはこの事故現場を事故直後に走り抜け、通行止めに合うことなく帰宅したのでした。

人は奇跡とも言えるタイミングの積み重ねで生きている

人は奇跡とも言えるタイミングの積み重ねで生きている

あの日は、出かける間際に何度もトイレに行って「心配ならオムツ付けたら」なんて笑いころげ、ガソリンスタンドで「カードは使えないの? 現金?」「おつりは受取機でもらうの?」と、もたついたりして、高速道路に入るまでにいつもより少し時間がかかっていました。

そんなほんの何分かの積み重ねが、事故のその時をギリギリで過ぎ越し、もう少し遅かったら、通行止めになっていたであろうという絶妙なタイミングにつながっていたのでした。

詳しい状況がわかるほどに、奇跡のようなタイミングですり抜けてきたことの実感が強くなり、冷や汗が出る思いになりました。そして背筋を伸ばして受け止めなくてはと思いました。生きていると偉そうに思っている自分自身の驕りを戒めるかのようなできごとでもありました。

2023年3月、癌の手術から5年を迎えます。あの時の思いに立ち返り、生きていることの意味を考えながら、新しい年を心豊かな一年にしようと思う年越しでした。私たちは日々、気が付いていないだけで、奇跡とも言えるタイミングの積み重ねで生きているのかもしれませんね。

■もっと知りたい■

あ・らかん

子どもの独立、大学入学、闘病生活など、波瀾万丈の人生ですが、残りの人生を悔いなく過ごしたいと思い、いろいろなことにチャレンジして、ポジティブに過ごしています。50代からの positive life。私のこの10年を振り返りながらお話したいです。

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