定番の黒パンツで気を付けたいチェックポイント

50代がトップスをウエストインできるパンツ選び

公開日:2022.09.17

更新日:2022.09.12

パンツコーデはトップスでお腹を隠したくても、裾を中に入れる「きちんと感」が求められる場もあります。着まわしのきく黒パンツを選ぶとき、ウエストインで失敗しないチェックポイントをお見せします。

50代がトップスをウエストインできるパンツ選び
ウエストインがすっきり見える黒パンツ

パンツはローライズからハイライズへ

パンツはローライズからハイライズへ
左:ローライズパンツ  右:ハイライズパンツ

パンツの流行が腰履きのローライズから、ウエストを強調するハイライズへ移ったのは2015年頃だったでしょうか。

私も流行に乗ろうと試着したとき、大いに焦った覚えがあります。ずっとフリーになっていたウエストが太くなり、結局のところ選んだのは2サイズ上でした。

年齢と共に変化したサイズ感

10年前の50代を振り返ると、ローライズで何本も持っていたのは細身のクロップドパンツ。特に下の黒いパンツはオフィシャルな場でも履いていました。

年齢と共に変化したサイズ感
ローライズの黒いクロップドパンツ(Theory

60代半ばを過ぎた今、相変わらずクロップド丈は履いていますが、愛用しているのはハイライズのテーパードパンツです。パツパツからは遠ざかり、ウエストは後ろにゴムが入ったタイプを選んでいます。

年齢と共に変化したサイズ感
ハイライズの黒いテーパードパンツ(SOÉJU

黒パンツ選びのチェックポイント

きちんと感があって着まわしのきく黒パンツは、誰もが1本は持っているでしょう。薄い色に比べてボディーラインが響きにくいメリットがありますが、体型によってはアップデートが必要になります。

同じブラウスに数パターンの黒パンツをトップスインして、チェックしたいポイントをお見せしますね。

Point1:シワとたるみをチェック

オフィシャルな場では正統派に履きたい黒パンツは、変なシワやたるみができていないかを見ます。

下のフレアパンツは前から見るときれいに履けているのですが、後ろと横から見るとシルエットがガクガクしています。ウエストはちょうど良くても、ヒップサイズが小さいようです。

フレアパンツのコーデ
NG フレアパンツのコーデ
黒パンツ選びのチェックポイント
NG ガクガクして見えるシルエット

ヒップサイズで選んだのは下のセミワイドパンツ。少々ウエストが緩いのは、ボタンを内側にずらせば履けます。

黒パンツ選びのチェックポイント
OK セミワイドパンツのコーデ

Point2:ウエストゴムの入り方をチェック

近ごろのパンツはウエストゴムが入っているタイプが多くて、サイズにゆとりがありますよね。ただし自分のボディまで緩んでしまうのは困りもの。

下のテーパードパンツはストレッチが効いてスリムに見えるのですが、横を向くとお腹がぽっこり。ウエスト全周にゴムが入っているのが影響しています。

黒パンツ選びのチェックポイント
NG ストレッチテーパードのコーデ
黒パンツ選びのチェックポイント
NG ウエスト全周がゴム入りの見え方

いつも緊張してお腹を引っ込めておくのは大変。そこで私はウエストの後ろにだけゴムが入っているタイプを選んでいます。

黒パンツ選びのチェックポイント
OK 後ろにだけゴムが入ったタイプ

下のテーパードパンツはヒップがゆったりしていますが、センターラインのおかげですっきり見えます。パツパツに見えるシワやたるみもできません。

黒パンツ選びのチェックポイント
OK センターライン入りテーパードのコーデ

サイズ選びがうまくいけば応用の幅は広く、ネイビージャケット&白スニーカーとのコーデにも合う黒パンツ。ノーベルトで着ていますが、ジャケットを羽織ることで後ろゴムが隠れるので、トップスをインしたフロント部が高見えすると思います。

隠す場所と見せる場所のメリハリを付けると、おしゃれが進化しますよ。

黒パンツ選びのチェックポイント
ネイビージャケット&白スニーカーとのコーデ

 

■もっと知りたい■

織田ゆり子

作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。

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