請求しないと受け取れなくなる年金とは?

特別支給の老齢厚生年金って?

公開日:2022.06.27

ついに年金生活者になった あ・らかん です。ちまたでは年金額が引き下げられたことが話題になっていますね。老後資金である年金は、私たち世代に共通の気がかりな話題ではないでしょうか。

特別支給の老齢厚生年金って?
あじさいとかえる

「特別支給の老齢厚生年金」とは?

今年(2022年)の春、私あてに緑色のA4サイズの封筒が届きました。中に入っていたのは、年金請求書類でした。なんと、特別支給の老齢厚生年金が受け取れるとの内容です。請求できるのは、対象年の誕生日の前日以降とのことで、その日で年金事務所の窓口相談予約を取りました。

特別支給の老齢厚生年金というのは、昭和60年(1985年)の法律改正により、厚生年金保険の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられたことから、受給開始年齢を段階的にスムーズに引き上げるために設けられた制度で、要件を満たしていれば60歳から64歳までの老齢厚生年金特別支給されるというものです。

ねんきんネットです。自分の年金受給額などが調べられます

「特別支給の老齢厚生年金」の受給要件とは?

  • 女性の場合、昭和41年4月1日以前に生まれたこと(男性の場合、昭和36年4月1日以前に生まれたこと)
  • 老齢基礎年金の受給資格期間が10年以上あること
  • 厚生年金保険、共済組合年金に1年以上加入していたこと
  • 生年月日に応じた受給開始年齢に達していること
    ※詳しくは、日本年金機構のホームページ「ねんきんネット」でご確認くださいね

「特別支給の老齢厚生年金」の受給要件とは?

年金請求に必要なものは?

書類一式を広げて、説明を読みながら書き込めるところを記入しました。

マイナンバーカードや年金手帳(基礎番号)、雇用保険の加入者証が必要でした。配偶者の基礎番号も必要になります。また、自身の戸籍抄本も必要ですので、郵送で取り寄せました(戸籍抄本は年金の請求用だと無料の市町村もあります)。

年金請求に必要なものは?

年金受取は地元信用金庫がお得!

次に、年金受給口座を登録しました。

地元の信用金庫から半年位前に届いていた葉書(年金相談会のお知らせというダイレクトメール)と通帳と請求書類を持って、最寄りの支店に行きました。窓口で受給口座のところに銀行の支店印を押した後、年金友の会と印刷された会員証と記念品を頂きました。温泉の割引のほか、誕生日にプレゼントがあるそうです。地元の信用金庫はサービスがいいですね。

書類が整いましたので、予約日に年金事務所へ行って来ました。

担当者が1ページずつチェックをして、受給申請書類を受け付けてくれました。1か月位で年金証書が届くそうです。手続きが早く進めば、8月の支給日に振り込まれるとのことでした。わずかな金額ですが、小さな楽しみでもあります。

特別支給の老齢厚生年金は、請求しないと本来受け取れるはずの年金が、受け取れなくなるのでご注意くださいね。次回は、受給額を増やすために私が実行していることについてお伝えしたいと思います。

 

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あ・らかん

子どもの独立、大学入学、闘病生活など、波瀾万丈の人生ですが、残りの人生を悔いなく過ごしたいと思い、いろいろなことにチャレンジして、ポジティブに過ごしています。50代からの positive life。私のこの10年を振り返りながらお話したいです。

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