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- ボケ防止には料理!料理はご褒美付きの「脳トレ」
我が家の隣に住む親戚のおばが、96歳で永眠しました。老化による体の不具合は仕方ないものの、認知症はまったくなし。自宅で、息子にマッサージをしてもらいながら人生を終えたのです。理想の最期を迎えたおばの生き方に興味を持ちました。
食べたいものは自分で作る
おばは、とにかく料理が上手でした。特に手作りおからのおいしさは、衝撃的。エビ、長ネギ、鶏の挽肉などたくさんの具材が入っていて、超絶品でした。
編み物や書道の趣味も長いこと楽しみましたが、最後まで続けられたのは『料理』。自分の食べたいものを、よりおいしく作る工夫をしていたのです。
料理はボケ防止に最高
認知症専門医、土岐内科クリニックの長谷川先生によると、「主婦の方に最も効果的な脳トレは、誰でも日頃から行っている料理をすること」なんだとか。
1-1. 企画・調達
料理をつくるには、その前段階で、どんな料理、何種類、どの程度作るかといった企画を立てる必要があります。その企画も食べる人に合わせ、季節に合わせ、食事の目的に合わせる必要があります。その企画に沿って買い物に出かけ、必要な材料を、必要な分量調達する必要があります。つまり、作る前段階だけでも相当頭を使うのです。
1-2. 実行・味付け・盛り付け
いよいよ料理の段階で、材料を洗う、切る・煮る・焼く・炒めるなどの工程を経てから味付けをして、盛り付けをするのです。これら一連の流れには、知識と経験が必要とされます。
1-3. 前頭葉機能をフル稼働
前頭葉の働きは、司令塔のようなものです。企画・調達・実行、味付け・盛り付けまでを総合的にコーディネートするには、前頭葉機能をフル稼働する必要があるのです。そのため、病気で前頭葉を切除した料理上手な女性が、切除後にまったく料理ができなくなってしまったという報告もあるのです。
※引用元【岐阜県土岐市・土岐内科クリニック】のブログ 転ばぬ先の杖
「料理は最高の脳トレ・・認知症予防にも効果があり理由を専門医が解説」より
いつも何気なく作っている料理ですが、無意識にいろいろなことを考えて行っている作業なのだと改めて実感しました。確かに毎日の献立には頭を痛めます。変わり映えしない食材と常備している調味料での調理ですから……。家族に喜んでもらえるためには、何かしら工夫をする必要があります。
我家ではプラスワン調味料として花椒辣醤(ファージャオラージャン)、ナンプラー、オイスターソース、カイエンペッパー、生のにんにく・ショウガが活躍してくれています。単独で少量、またはいくつかの組み合わでいつもの味付けにプラスすると、絶妙な辛さと旨味で味の変化を楽しめます。
その結果『おいしいね』の言葉を聞ければ、努力した達成感と自分もおいしいものを食べられるというご褒美付きです。この喜びは扁桃核(感情)の刺激となり、とても効果的なボケ防止になるそうです。
義母と誓った志
平日私は仕事なので、夕食を82歳の義母に作ってもらっています。ほとんどの食材は私が購入。義母には、自宅にある物で、食材を無駄にしないバランスの良い献立、品数同士の味と調理法が重ならない、そして料理と片づけがほぼ同じタイミングで終わるように工夫をしてもらっています。
最近義母はスマートフォンで材料検索をして、調味料の組み合わせや調理方法の工夫をし、家族に大好評です。ですから料理へのチャレンジ意欲が日々増しています。
私もリタイヤしたら、料理の脳トレで、理想の老後を目指します。
夫も料理にチャレンジ?
コロナ自粛期間にデザートや中華料理などを作れるようになった夫が、今度は好物の白菜漬けを作りました。動画を参考に、自分流にアレンジをプラスしています。家族から大好評で別居している家族からのリクエストもあり、二回目は多めに作ってお裾分けしました。
料理は手軽に行えるご褒美付きの脳トレ。家族で極めたいと思っています。
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