- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 生活部
- どうやって頑固な認知症の父を説得しようか?(1)
介護の悩みはつきません。せっかく利用していた訪問看護サービスも、5か月でやめてしまいました。どんどん進んでいく父の認知症に、どう対処していいのか……。悩んだ私が助けを求めた先は、市役所の認知症相談室でした。
訪問看護をやめる
昨年(2021年)の6月から訪問看護を利用していた認知症の父(82歳)ですが、早くも、昨年の11月で利用をやめてしまいました。
理由は、父が「わし、健康やから、もう看護士さん来んでええで。お金もったいないしな」と言ったから。
「お父さんが通販に払うお金こそ、もったいないやん!」と、言いたくなる言葉をぐっと飲み込み、「無理強いしてもしょうがない、お父さん、頑固やから」という看護士さんの意見で、しばらく中止することに。
暴走する父
ところが、訪問看護を中止したとたん、父の暴走が始まりました。
外でこっそり買い食いする、勝手に一人で出歩いて、不要なモノを買ってくる、自分の言うことを聞かないと母に悪態をつく、などなど。
そして、とうとう昨年末、父が迷子になり、家に帰れなくなるという事件が起きました。
認知症が相当進んでいるのでは?
その日、父は家の近くのコンビニに買い物に出かけたのですが、1時間経っても帰ってきませんでした。
どうやら父は、家とは正反対の方向にどんどん歩いていってしまったようで、自宅から徒歩で30分ほど離れた場所で保護されました。
本人は「ちょっと迷っただけ」と笑って言い訳していましたが、「やっぱり、認知症が相当進んでいるのではないか?」と、このとき思いました。
認知症相談室に電話
さらに、寒くなったからか失禁回数も増え、母の介護負担が増えていました。
下の世話が増えると、精神的負担も増していきます。
母もいらいらすることが多くなり、これ以上在宅介護は無理なのでは? なるべく早くデイケアに通わせたほうがいいのでは? と思うようになりました。
けれど、今まで家に来たケアマネさんや訪問看護士さんたちを困らせるほど、世界一頑固な父。
家族や兄弟さえ、誰の言うことも聞かない父を、誰が説得するのか?
困り果てた私は、思い切って、市役所の認知症相談室に電話をしてみることにしました。
この話は、次回に続きます。
■もっと知りたい■
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?