10分でもう1品作りたいときの卵レシピ4品
2020.02.252022年12月09日
糖質オフ生活奮闘記(46)
今が旬!山のうなぎとおそば
薬膳コーディネーターとして、この時期おすすめの食材は、冬が旬の山のうなぎです。山のうなぎとは、山いものことで、栄養豊富で生命力を高める働きがあるため、古来よりそう呼ばれています。
栄養価の高い食材
山いもは、山野に自生する自然薯(じねんじょ)や、大和いも、人工的に栽培される長いも等があります。
これらは、生で食べることができる唯一のいも類で、いずれも栄養価が高く、滋養強壮にうってつけの食材です。
腎機能を高め、胃の調子を整え、肺をうるおして、咳や痰をやわらげます。気を補って精をつけ、肌をうるおす作用もあります。長く食べ続けると、目や耳がよくなるとも言われています。
漢方薬 山薬(さんやく)
山いもを干した漢方薬「山薬」は、疲労回復に加え、免疫力アップや老化防止、糖尿病の改善などの効能が認められています。
こうした薬効は、現代栄養学でも裏付けられています。
ジアスターゼなど複数の消化酵素を多く含み、体内で若返りホルモンDHEAにかわるジオスゲニンという成分や、グロブリンなどのぬめり成分が、すぐれた滋養強壮効果をあらわすことがわかっています。
おそばと一緒に
新そばが出回っていますので、とろろそばにしてみました。
おそばは、中医学では胃腸を丈夫にし、腸内にたまった残りかすを排出し、下痢や急性腸炎、食欲不振を解消します。大晦日に年越しそばを食べるのは、1年の穢れを取り除く意味も込めているのです。
また、神経を安定させるビタミンB1やカルシウムも豊富に含まれていて、不眠症などを改善することが明らかになっています。
現代栄養学では、そばに含まれているルチンというポリフェノールの一種が注目されています。毛細血管を丈夫にして血行をよくし、血圧を下げる効果もあり、膵臓の機能を活性化する働きもあります。
そのためおそばは、動脈硬化や脂肪肝や糖尿病といった生活習慣病に役立つことがわかりました。
ルチンは茹でると、水に出てしまうので、必ずそば湯を飲んで、有効成分を余すことなく取り入れましょう。
おそばを茹でるのは面倒?
体に良いとはいえ、おそばを家で茹でるのは面倒という方もいらっしゃると思います。私も正直あまり好きではありませんでした。
家事問屋の「横口ボウルザルセット 20」を、ネットで取り寄せてから、俄然楽になりました。
横に注ぎ口が付いたボウルと、取っ手の付いたザルがセットになっています。ボウルには注ぎ口がついているので、余分な水は横口から流れ出るという優れもの。水道の水を出したままでも、おそばがあふれません。
ザルには取っ手があり、水切りがしやすく、手扱いが良くて便利です。20cmというサイズも、2人分にちょうどよい大きさです。
26cmのタイプもありますので、用途に合わせて使い分けても良いかと思います。
おいしくて体に良いとろろそば、おすすめです。
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