【医師解説】へバーデン結節とは?原因と痛みの治療法
2024.04.012021年09月10日
手作りの楽しさ
藍染古着のリメイク
藍の歴史は古く、紀元前6000年頃には染色に使われていました。中国を通って、飛鳥時代に伝わってきたようです。「阿波藍」と「琉球藍」は、世界でも「ジャパン ブルー」と呼ばれ、有名です。琉球藍は主に「琉球絣」を織るのでよく知られています。
古着をほどき、洗い、アイロンかけ
ずいぶん前のことですが、友人が徳島の農村を旅していて、古い着物を燃やしているところに遭遇しました。若い世代の農家にとっては不用品だったのでしょうか。友人は藍染布がかわいそうで、段ボール3箱分を無料で譲り受け、そのうちの1箱が、幸いにも私の所に届きました。
農閑期には農家の婦人たちは自家用の布地を織っていました。用途はいろいろあります。普段着、野良着、浴衣、布団の側、風呂敷、手ぬぐい、のれんなどでした。
リメイクした服
本格的に洋裁を習っていない私ですので、極めて簡単なものしか仕立てることができません。直線縫いだとあまり体に合わない気がして、曲線で型紙を起こして縫っています。ほとんどは裏を付けずに仕立てました。
木綿地なので、大半は裏を付けないワンピースや長袖のチュニックです。自宅で自分たちが使うものとして織っているので(機械織りでない)、拡大してみると絣(かすり)模様が大胆にずれているのが、かえって温かみを感じます。
琉球絣などは商業的に売り物として織っているので、手織りといえども、とても厳しい規定の元で織られています。
これらの藍染織りを眺めていると、絣模様も各家庭によって特徴があったのではないだろうかと想像してしまいます。
藍の効果
畑仕事などで藍染の作業着を着るのには訳があります。昔から、虫が寄ってこない、蛇が近づかないなどと言われてきました。
実際、化学的にもその効果が認められています(消臭効果、細菌の増殖を抑制、紫外線防止、虫よけなど)。他にも薬用として重宝され、解熱、解毒、抗炎症などに効果があります。
今手持ちの藍布を無駄にしないよう、使いたいと思っています。この藍の独特のにおいが、たまらなく好きです。
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