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- ハンカチやアクセサリーに。タティングレースの魅力
一本の糸から繊細なレースができあがる、タティングレース。知人に教わり、初めて作ってみました。自分の生活の中で本当に役立つもの(外出時のハンカチ、花瓶敷、手紙にちょっと花を添えるような小型のもの)なので、日常が華やかになります。
目次
タティングレースの魅力
ある時、知人に可愛いタティングレースを挟んだキーホルダーをいただきました。私がこれまでに見かけたことのない繊細で優美な感じに感動しました。
タティングレースはヨーロッパの王妃、王女様たちが好んで編んでいたのが一般に広まってきたようです。フロリダの友人宅でも古いレースを見かけました。昔、母親が作ったものだそうで、私の勝手な想像では、昔移住してくるときに一緒に上陸したのではないかと考えます。
知人は教室に通って学んでいるとのことで、基本の扱い方を教えてくれることになり、2回手ほどきを受けました。
これまでに手にしたことのない小さな形のシャトルを自分の手になじませることからして、難しかったです。何日か試みてやっと基本を編めるようになってからは、おもしろくて手を休めるのがもったいないくらい続けました。
自分の生活の中で、本当に役立つものだけを作りたいと思い、外出時のハンカチ、花瓶敷、テーブルマット、手紙にちょっと花を添えるような小型のものなどを、作りました。水色の花瓶敷は5日間、手紙に添える小型のもので90分です。ちょっとした空き時間に編み、ゆっくり時間をかけています。
最近では、デパートなどの宝飾品売り場などで製作品が売られています。ブレスレットやビーズを編み込んだネックレス、イヤリング、指輪などもかなり高価な値段で販売されています。6日間かけたネックレスは、お気に入りの仕上がりです。
柿渋の世界
昔と言ってもそんなに遠いころのことではありません。柿渋は広範囲に使われていましたが、私の子供のころは使っていてもほとんど気にかけていないほどに在ったということです。
座敷用の塵取り、番傘、雨合羽、一貫張りの箱などは思い当たりますでしょう。お寺の本堂の大きな支柱や腰板など、今も気を付けてみるとありますね。
柿渋はまだ若い渋柿の実を潰してかめに入れ、発酵させて作ります。その匂いは大変なものですが(近年無臭のものが開発されています)、水に強く、虫に強く、太陽に強く遮光性があります。
そういった性質を利用して、私はテラスの木製床に柿渋の原液を塗装料の代わりに塗っています。大変長持ちして助かっています。また日焼けした日傘に塗って再利用しています。遮光性があるので、安心して使っています。
アレルギーの人がいるお宅では、壁、腰板、床などに柿渋を使うことがあると、業者の方が話していました。私の家では、子供が小さいころ、柿渋で染めた(自作の夾纈染)和紙をふすまに貼っていました。平ザルに一貫張りをして最後に柿渋を塗ったランチョンマットや、お菓子入れなども水をはじくので、よく使います。
他にはのりおきをした後に柿渋を施す方法で、タペストリー、ランチョンマット、スカーフ、ブックカバー、袋物など自作のものですが、使っています。
柿渋は染料ではなく、塗料ですので、その点を考えて使用する必要があります。柿渋の色は年月が経つと5年位は進んでいき、深い茶色になりますから、最初にはそれを計算に入れて、濃度を調整します。
塗料ですので、擦れには弱いです。ジーンズの擦れのような現象です。多色の絵柄を取り入れながら、周辺に柿渋を置いていく作品も楽しいものです。派手でない茶系の色ではありますが、見慣れた日本的な? 色が気に入っています。
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