南信州を巡る

日本のチロル<下栗の里>

公開日:2021.05.15

ポスターやパンフレットで見ていた、憧れの絶景、下栗(しもぐり)を訪ねました。何と標高は800m~1100m。豊かな自然、静かな山里の風景をご覧ください。

日本のチロル<下栗の里>
日本のチロル・下栗

遠山郷

下栗の里のある、遠山郷は2005年に飯田市になりました。

遠山郷
下栗の里は急斜面です

遠山郷は【霜月祭り】国指定重要無形文化財(湯立神楽の古い様式を継承)で有名です。全国の神々、地域の神が集まります。年に一度の神と人との祭りです。朝の8時から翌朝の3時まで……スゴイですね。

ニュース映像等で見る【霜月祭り】のクライマックスは、煮えたぎる湯を、素手で飛ばすシーンです。恐ろしいほど神聖な感じがします。この祭りは『千と千尋の神隠し』のヒントになったそうです。

祭は本来、派手な花火や、神輿で練り歩くのを見るのではなく、感謝の心から湧いてくるものなのでしょう。

下栗芋(しもぐりいも)

下栗芋(しもぐりいも)
下栗の里は花盛り

初めての下栗です。別のエリアには何回も行き、温泉や釣りを楽しんだことがあります。数年前から夫が参加しているボランティアで、下栗芋(ジャガイモの種類)を植えに行くと聞き、ついて行きました。

下栗芋は伝統野菜で、他の場所で育てても、同じようにはできないと聞きました。いただいて、食べたことがあります。小さいですが、味が濃厚でとてもおいしい芋です。

昨年から足の調子が悪く快復してきたものの作業は無理なので、辺りの景色を楽しんたり、作業を見守ったりしました。

下栗芋(しもぐりいも)

皆が作業している後方に、南アルプスの山並みが見えます。自宅付近では葉桜ですが、ここでは満開を迎えた桜や、まだまだ固いつぼみの桜がありました。

下栗芋(しもぐりいも)
左側・皆が作業をしている

後方の雪山は、右が3013mの聖岳、左側が兎岳2818mです。

下栗の風景

下栗の風景

芽吹き始めた緑、菜の花、そして桜、美しい季節が始まりました。機械での作業が終わり、聞こえてくるのは、ウグイスのさえずりだけです。

下栗の風景
お茶の栽培もしています

最高傾斜は38度だそうです。カメラを無理に傾けているのではありません。

天空の里・下栗

下栗芋の植え付けも終了し、絶景を目指します。作業した畑のところから少し上に駐車場がありました。

天空の里・下栗
駐車場前・標高1060mの表示がありました

ここは標高1060m。ビューポイントへは遊歩道(約1000m)が整備されていました。

天空の里・下栗
ビューポイントへの遊歩道

そのくらいは歩けます。森林浴はとても気持ちが良かったです。そして着いた展望台から絶景が見られました。

天空の里・下栗
日本のチロル・下栗の里

目の前に広がっているのは、【天空の里】そのものでした。

新鮮な空気、静かにそよぐ風までも有り難く感じます。さあ、深呼吸をして!

 

■もっと知りたい■

渡来夢

美しいものに触れたいとの思いから美術館に行ったり、植物を育てたり、きものリフォームなどの手芸を楽しんでいます。元気でいられるように、ピアノの練習やパンを焼くことにも挑戦しています。『やってみよう!』の精神で。日常こそ大切、工夫して、お金をかけずに楽しむこころ豊かな暮らしを目指しています。

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画