女性の50歳からの生き方│人生を豊かにするコツ11
2024.01.172024年12月03日
きっかけは……私に響いた「お弁当はギフト」の一言⁉
幾重にも広がっていく素敵なハーモニー♪
この秋出会えたベラルーシ共和国出身・気仙沼在住のアンナさん。小春日和の11月に気仙沼まで会いに行きました。優しい海風とおいしいコーヒー……楽しい時間が流れます。「好き」から生まれるハーモニーは広く深くつながっていきまーす!
再会から始まるアンナさんとの出会い
ある日、久々に会った同級生は地元に愛される日本料理店の親方になっていました。
彩り豊かな旬の素材を彼らしい優しい味に転化させ、味はもちろんのこと、ストーリー性のあるお料理が特色の「大人の隠れ家」的お店です。お弁当&仕出しもやっています。
なん十年ぶりの再会だったこともあり、思い出話が尽きることはありません。一瞬で懐かしいみんなの顔を思い出します。こんな時って昔の笑い話ばっかり~笑笑。
草の根外交⁉
そんな時、何気ない会話の中で「食べる人を思い浮かべ、心を込めて作るお弁当は本物のギフト……ってことを受け止め、一生懸命手伝ってくれたベラルーシ共和国出身の方がいたよ」って教えてくれました(商品として売買される「お弁当」の概念は日本と外国では若干違うのかな?)。
異なる文化の交差点がここにある⁉
親方、やるじゃないですか! 「お弁当はギフト」いい言葉♪
そう感じると同時に、私は強烈にアンナさんに会ってみたくなりました。
音楽と振付のハーモニー
ベラルーシ国立文化技術大学民族舞踊科で、世界の国々の民族舞踊を中心にクラシックバレエ、社交ダンス、フラメンコなどなど……舞踊は何でも勉強したアンナさん。
今はベラルーシの合唱団の振付師としても活動しているとのことで、動画を見せてもらいました!
子どもたちのモチベーションを高めるために、決して難しくなく優しく伝えます。
経験・人柄・プロの技。どれを取ってもキラッと光るアンナさんの魅力です!
視覚と味覚のハーモニー
2021年6月から気仙沼の地域コミュニティづくりの場と子育て支援活動のために、子育てママたちが運営を始めた「一般社団法人おりがみ」でベラルーシの郷土料理「家カフェHATA」で活動しているアンナさん。
以前「みなとまちマルシェ。」では、雨の中大勢のお客様が訪れ、アンナさんのボルシチやチェプレーキ(揚げ餃子)が飛ぶように売れました! と三陸新報でも報道されました。
幼少時から口にしている「ボルシチ」の味はおばあちゃん譲り。自分の「味覚」を信じています。いいものしか作りたくない! これは、アンナさんの責任感と信念ゆえ……。
アンナさん、特に子どもは、初めて口にしたお料理のイメージを、その先ずっと記憶に持ち続けると信じているので、初めてボルシチに出会う人のためにも、日々本物を追及しています。
食事から世界を見る……スケールの大きさに胸が高まります!
気仙沼の土とベラルーシ料理に使う野菜のハーモニーは最高!
ご主人のお父様が耕している畑でできる野菜は、アンナさんの思うベラルーシ料理の味にぴったり!
食べた人を「おいしい♪」と幸せにする、国を超えた味のハーモニーが生まれます。
おまけ…初めてのショック!
初めての日本でのお正月。初めて見る「餅つき」にワクワクしていたら……義理父が臼と杵の代わりに準備したのは「餅つき機」だった! その時のショックはまだ忘れていないそうですよ(>_<)
いつか、きっと杵と臼の餅つき体験できますように……祈っていますね。
ベラルーシの街の様子
せっかくなのでアンナさんの大切なご家族と、ベラルーシの街の様子をご紹介させてください。この写真を見て、私はすっかりベラルーシのファンになってしまいました。
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