絶対買いたい!ハルメクのおせち2025 試食会レポ
2024.08.242024年09月04日
暮らしの栞 ハルメク365
上野千鶴子さんに聞く自分らしい老後の選び方
来年後期高齢者になる私ですが、全く自覚がなく、老後はずっと先の事のように思っていました。子も孫もいない私に、選べる老後など果たしてあるのでしょうか。
これからの高齢者
これからの高齢者は、デイサービスに行きたくない、ショートステイに行きたくない、暮らしを管理されたくない、老人ホームに入りたくない、子どもだましのリクレーションやおためごかしの作業はやりたくない、他者に自分のことを決めてほしくない、と思っているそうです。
私も最後まで自宅にいて、自分のことは自分でするのが望みですが、果たしてそのようなことができるのでしょうか。ふと、不安になることもあります。
老後の満足のための三条件
- 慣れ親しんだ土地で暮らし、生活環境を変えないこと
- 信頼のおける友を持つ(たくさんはいらない)
- 家族に気を遣わずにすむ自由な暮らし
おひとり様は、寂しくも不安でもなく、むしろ気持ちの通じない家族と同居している高齢者こそ、寂しさを感じているのが現状です。
昨日の常識は今日の非常識
一人になった時、やってはいけないことは、再婚、子どもと同居、家を手放す、老人ホームに入る、子に財産を渡す……。これは全部ひと昔前、やるべきことでした。時代は変わったのですね。
在宅ひとり死の条件
20年程前は、家族に迷惑を掛けたくないし、子に頼まれたからという理由で、高齢者は施設に入ったそうです。今、家族の少ない、またはおひとり様の高齢者は、本人の意志で決められますので、在宅ひとり死は実現しやすいそうです。
費用も、介護保険でほとんど賄え、自費は月額3万~5万程で済むと言う事です。
これなら安心と胸をなでおろしましたが、その頼りの介護保険が危ういそうです。
介護保険があればこそ
在宅ひとり死は、介護保険が今のままなら実現できますが、今改悪されようとしています。
政府のシナリオは、対象者を要介護3以上に限定し、生活支援は外し、ケアプランは有料化、福祉用具はレンタルから買い取りにしようとしています。声を上げないと、サービスの質は低下の一途をたどります。
ケア社会をつくる「マラソンシンポジウム」
9月16日(月・祝)10時より、8時間ぶっ通し!介護保険マラソンシンポジウム「こんなはずじゃなかった、介護保険:私たちのケア社会をつくる」がオンラインで開催されます。
上野先生は、Ⅰ部 制度編(こんなはずじゃなかった、改定編)のモデレーターとして登壇され、全国から10万人のアクセスを目指しているそうです。
ハルメク世代はもちろんの事、若い方も他人事ではありません。いずれ皆高齢者になるのですから、お願い致します。
ピーティックスから、無料で申し込みができます。フリーチケット(無料)と、応援チケット(任意1000円~)があります。
「マラソンシンポジウム」に参加し、自分の老後をしっかりと見つめ直していきたいと思います。
■もっと知りたい■
私も高齢者の自覚がなく、シニア大学でもそうでしたが、まだ若い人が、ハルトモ俱楽部でも我が子より少しだけお姉さんの方が、年齢を気にしている様子を目にする度に違和感を感じています。成長の証を確認するべきと思っています。大勢の人と同じ事を集団でやらせられたら、具合悪くなりそうです。そのための手立てが大切ですね。・渡来夢