―美しいこと・楽しいこと・幸せなこと見つけ名人に―

春風に乗って美しいこと・楽しいことがやって来た

公開日:2024.03.21

将来から見ると今日が私の一番若い日。明日はまた一番若い日がやって来る。積み重ねていく一番若い日。そんな気持ちで1日1日を過ごしていくと、美しいこと、楽しいことが向こうからやって来てくる。春風に乗って。

思いがけず美しいものがまた

尿漏れ地獄に落ちて苦しんでいた私を和ませようと、次女が送ってくれた黄色いブーケ。それはベッドのヘッドボードの上で私をずっと励ますかのように咲き続けてくれました。

届いた時、そのブーケにはアンケートが添えられていました。気分転換にそれを書いて送ると、私が元気になった頃「オンラインインタビューに応えて頂けませんか」とメールが届きました。

知らない方と、突然の内容で、お話しするのも私にとって大事なリハビリです。おまけにそのお礼に新たにブーケを頂けるとのこと。お届け日の指定もできるというので、親友が訪れる2日前を指定し、喜んでインタビューを引き受けました。

それが、トップ画像のお花。私の全快を祝うかのような赤を基調にしたブーケです。美しいものが向こうからやって来てくれました。

心も体も弾んだ「琉球國祭り太鼓」

コロナ禍が収まって、「終の棲家」恒例の行事も去年から復活しました。今年は「琉球國祭り太鼓」、世界で活躍するグループの京都・滋賀支部の演技です。

心も体も弾んだ「琉球國祭り太鼓」

小学生・中学生グループと大人グループのメンバー計12名。まずはその太鼓の音にびっくり!! 12面の太鼓がぴたっと揃ってホールいっぱいに鳴り響きます。

沖縄の伝統芸能エイサーをベースにしたかけ声のまた若々しく大きいこと!! 自然と心も体も弾みます。指笛も加わってホールは沖縄ムード一色に。

心も体も弾んだ「琉球國祭り太鼓」

途中、獅子舞も登場。私たち高齢者の無病息災を願って、頭を噛みながら会場を一巡。心も体も弾みこんなに楽しい気分になったのは久し振りのことでした。

心も体も弾んだ「琉球國祭り太鼓」

戻ってきた幸せな日常生活

2月24日(土)、京都市内から親友が終の棲家を訪れてくれることになりました。土曜日は毎週農家直売所へ地元野菜を買いに行くのが習わしになっていた私たち。でも、この半年間はそれどころではありませんでした。

比良山系の山並みを望む里山の、小高い丘の上にある小さな直売所。このお気に入りの場所をぜひ親友に紹介したいと、朝早く出て来られるか尋ねました。これを契機に土曜日朝の習わしに復帰したいとの思いもあったのです。

彼女からは快くOKが出て、朝9時半過ぎに終の棲家の最寄り駅で待ち合わせ。早速直売所へと向かいました。彼女は菜花をぜひ買いたいと目当てを持って来てくれました。私たちは菜花・大根・菊菜・小松菜、芽キャベツ等、1週間分の野菜を買い込みました。

帰りには近くの神社に立ち寄り、彼女と夫でフキノトウを摘みました。部屋へ帰って私たちがおしゃべりをしている間に夫がフキノトウ味噌を作りました。3人で終の棲家のレストランでランチを食べている間に粗熱が取れたので、瓶詰めにしてお土産に持って帰ってもらうことにしました。

戻ってきた幸せな日常生活
琵琶湖に見立てた青いお皿、近江富士の上に上った満月を粉砂糖で表現。丸いアイスクリームは琵琶湖に映った満月

彼女をより京都に近い駅「大津京」まで送りがてら、お気に入りのカフェでお茶をすることにしました。その名も「紫式部デザートプレート」。自家焙煎のほろ苦くて雑味のないコーヒーとよく合います。今、滋賀県は「光る君へ」紫式部ブームに沸いています。

親友と心を通わせて過ごすそんな日常がとても愛おしく、掛け替えのない幸せだと思えるのです。

戻ってきた幸せな日常生活
1日の締め括りは、いつものように夫が作った健康的な夕食。雑誌『ハルメク』を見て作った鮭の炊き込みご飯と大根餅

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harumati

45歳~66歳までC型肝炎と共生。2016年奇蹟とも思える完治から、今度は脳出血に襲われ右半身麻痺の大きな後遺症が残り身体障害者に。同居する息子と夫に家事を任せての暮らしにピリオドを打ち、2021年11月「介護付き有料老人ホーム」に夫と入居。「小さな暮らし」で「豊かな生活」を創り出そうと模索中です。

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