雪の北海道札幌で雛めぐり

2024春「SAPPORO・DE・ひなめぐり」

公開日:2024.03.11

「資料館deひなめぐり」は来館者1000人超えの大盛況のうちに終了。主催者ヒナコさん作成のチラシ「SAPPORO・DE・ひなめぐり」では歴史ある「開拓の村ひなまつり」や「雛かざり展示」などの他にも雛仲間が開催している市内の雛展をご紹介!

2024春「SAPPORO・DE・ひなめぐり」
2024年のチラシのお雛様の写真は去年のもの…2025年のチラシが今から楽しみ(^^♪

季節感溢れる「桃の節句」は楽しいお雛様と小物がいっぱい!

「資料館de雛めぐり」は季節感溢れる「桃の節句」が楽しいお雛様と小物がいっぱい!
豪華な御殿飾り ヒナコさん作 
御殿、お道具も1点1点こだわって集めた品々です

2月に入るとヒナコさんブログでは、お雛様の話題が盛りだくさん!

今年で4回目の工房展、お雛様愛に包まれた可愛いお雛様がお出迎え。今回は工房ともの「雛飾りと押絵」、工房 祥からは日本伝統工芸水引で作るお雛様です。

どのギャラリーも1歩足を踏み入れると、その趣と華やかさに圧倒。

そして開催中、NHKのテレビ生中継やラジオ出演などヒナコさん大忙し。なんと、2025年2/26(水)~3/2(日)に5回目の資料館deひなめぐり開催決定です!

今から冬の北海道旅行を、計画してはいかがですか?

各会場は由緒ある建築物で、北海道開拓の村は「ゴールデンカムイ」の撮影地、足を延ばして小樽で雛めぐりと「金カム」聖地観光もいいですよ!

「資料館de雛めぐり」は季節感溢れる「桃の節句」が楽しいお雛様と小物がいっぱい!
ギャラリー4では2回目の参加の工房とも 
雛飾り、押絵、季節の飾り物が華やか
工房祥
ギャラリー3 工房祥 日本の伝統工芸水引細工 
水引のお雛様も可愛かった~。でも、この鶴と亀の重厚さにやられました!
「資料館de雛めぐり」は季節感溢れる「桃の節句」が楽しいお雛様と小物がいっぱい!
手づくり愛に溢れるヒナコさん~「これって作れます?」聞かれると即! 臨時講習会開催 手前の小花の作り方伝授♪

旧永山邸・旧三菱鉱業寮2階「ひな飾り展示」3月15日(金)まで

旧永山邸・旧三菱鉱業寮2階「ひな飾り展示」3月15日(金)まで
旧永山邸は明治と昭和、二つの時代を体感する空間と言われています。左手の建物が旧三菱鉱業寮です

サッポロファクトリー東隣の旧永山邸、木の扉を開けて2階へ……。洋風のホールと和室が融合した空間に立つとお雛様がお待ちかね。

丸窓の側には立ち雛、床の間には山田さん所有の大正時代の関東雛。古裂三人娘の作品は環さんブログでご確認を!

旧永山邸・旧三菱鉱業寮2階「ひな飾り展示」3月15日(金)まで
床の間には山田さんのお雛様、丸窓とお雛様ピッタリ 緑さんの猫と小さなお雛様たち 環さんのキツネ雛
佐保先生
古裂三人娘の佐保先生の新作江戸縮緬の立雛

雛人形司・山田祐嗣さんのお雛様に会いに行く♪

雛人形司・山田祐嗣さんのお雛さまに会いに行く♪
神門をくぐって参拝を終えて展示会場の祈祷者控殿へ
雛人形司・山田祐嗣さんのお雛さまに会いに行く♪
「江戸から昭和の雛人形展」3月17日(日)まで展示 
展示期間中、定期的にお雛様たちのメンテナンスをする山田さんの後ろ姿を撮影

2月12日祝日に北海道神宮に行きました。山田さんと神職の遠田さんから、始まりは端午の節句展で今年で12年目になること。そして運搬係を担っている遠田さんからは、冬道でのお雛様の運搬の大変さをお聞きしました。

祈祷を待つ間、お雛様を見て回り、お雛様をバックに家族写真を写す姿……。ゆっくり静かに時間が流れていきます。今回は、山田さんのお母さまのお雛様が展示中。

昭和20年代の静岡製御殿 人形は埼玉製と思われます。
私の母親の初節句に揃えられた一揃いです。
母方から節句祝いの金一封が出て、地元のお店で求めたそうです。御殿と人形は別々に販売されていて御殿に合う人形を一式購入したもの。
当時全国的に流通していた静岡製御殿の典型的な様式です。
山田さんのインスタグラムから 

山田さんのお母様のお雛様
お母様のお雛様は御殿飾り 御殿に合わせてお内裏様を選んだそうです
雛人形司・山田祐嗣さんのお雛さまに会いに行く♪
小樽運河がすぐ側です
右上は2015年のお雛さま展のポスターになったお雛様
左下は小樽の財閥・寿原家ゆかりのお雛さま ​​
右下は横4cmのハマグリの貝合わせは山田さんの作品です
江戸時代のお雛様
初公開 江戸時代末期の渡辺玉翁作 お内裏様は約35cmととても立派で迫力満点

3月1日は私の出生地でひなめぐり。

「小樽ゆかりのお雛さま展」は、江戸時代から昭和前期までの小樽ゆかりの雛人形です。小樽の財閥・寿原家ゆかりの名品ほか貴重なお雛様たち。

展示会場は小樽運河の側「小樽百貨 UNGA↑」 2階、ドアを開けると雅な空間が広がり、初公開の渡辺玉翁作の内裏雛に目が釘付けです。

仲秀英作の三人官女、お道具、屏風、掛け軸を見るために近くに寄ったり、遠く離れたりと大忙し。

骨董市で手に入れた時の汚れを落とし、壊れを丁寧に修復して、出自を調べる山田さんならではの展示に感動です。

お雛様を飾ると読みたくなる本2冊のこと

雛人形司・山田祐嗣さんのお雛さまに会いに行く♪
『りかさん』梨木香歩著  出版:偕成社 私の子ども時代もリカちゃん人形が大人気…私は買ってもらうことができなかったです
『また ひなまつり』渡辺一枝著 集英社 *いちえさん手づくりの55のおひなさま*

椎名誠さんの奥さんで、冒険家・作家の渡辺一枝さんの本『また ひなまつり』はアイデアに溢れ、材料も手に入れやすくすぐ作ることができるお雛様がいっぱいです。

『りかさん』はリカちゃんが欲しいと頼んだようこにおばあちゃんから贈られたのは黒髪の市松人形で、名前がりか。でも「りかさん」は人と心を通わせる術を持っていました。

2月になると読んで必ず号泣。私思いました、山田さんは「りかさん」を持っている? それとも山田さんに「りかさん」の力がある?

だからお雛様たちの良き理解者なのではと……。全ての展示会場が歴史ある古い建造物なので、深夜には人形たちの茶話会が……。

山田さんはさまざまな雛菓子をお供えされているので、お菓子食べながら会話が弾むはず♪

既婚者の娘のお雛様なので、急いで片付ける必要がないわが家のお雛様ですが3月4日に仕舞います。来年の2月4日までお休みなさい(-_-)zzz

■もっと知りたい■

クニ子

64歳、2022年4月から3年契約週19時間勤務のパートタイマー。2年後働き続けるのか、またはやりがいのあるボランティア活動なのか、暮らしの楽しみ方、普段着のおしゃれについても探求中です。そんな日常を綴ります。ブログInstagram
 

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