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- 北海道遺産に選定「下の句かるた」をご存じですか
北海道へ入植した人々により大衆文化として道内に普及。「木の札」であることに加え小倉百人一首の下の句のみを読み上げる独特な競技です。冬に休漁中の漁師さんが、半袖シャツにねじり鉢巻きでビシバシ木札を飛ばす姿を父と一緒に見た思い出があります。
ところで北海道遺産とは…
次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」です。
北海道の豊かな自然、北海道に生きてきた人々の歴史や文化、生活、産業など、各分野から道民参加によって選ばれました。
平成13年に第1回選定分25件、平成16年に第2回選定分27件、平成30年に第3回選定分15件。そして、令和4年10月13日に、第4回選定分6件と名称変更1件が決定・公表され、北海道遺産は総計74件となりました。
北海道遺産協議会HPより抜粋
「下の句かるた」は競技スポーツ!
34年前小学校1年生の娘は冬休みの「下の句かるた練習会」に参加。その後は町の教育委員会が参加者を募り児童館で練習会を開催し、後に大会を行っていました。
私は送迎と大会観戦で、初めて3人一組で行うことを知りました。そして、チーム競技でもあります。どの木札を誰が持つか? 札の置き方など札を確認しながら3人で作戦を立てる姿が印象的でした。
道東大会では、お揃いの袖なし法被、ハチマキ、タスキ姿のチームがいたこと、広い体育館に読み手の声がひとたび響くと静寂に包まれ……。札を取った子どもの声が上がると、保護者の熱い声援が響き独特の雰囲気の大会が懐かしく思い出されました。
「下の句かるた」体験イベントを見に行く!
1月8日(日・祝)当日は、前日からの積雪と吹雪という最悪な天候でしたが、開催前から見学者がたくさん。午後の部の開催15分前に到着し「全日本下の句歌留多協会」の吉田事務局長に取材の許可を頂きました。
札幌市、江別市、岩見沢市、栗山町のクラブの子どもたちと、大人の会員の方々がデモンストレーション準備をする様子に30年前の記憶がよみがえり気分が高揚してきました。
初期配置は各チーム50枚、攻め(突手)と中間(中堅)が各5枚、守り(守備)が40枚をシートに並べます。基本は読み札を読み始める声で手は膝側に置き、姿勢を正して座って待ちます。
この時点では床を叩いて威嚇は違反行為です。百人一首の人気コミック『ちはやふる』9巻で下の句かるた経験者の筑波くんが札を取って床を叩くと注目されていました。
ところで木札に書かれた、美しくて独特な文字「変体仮名」。小学生男子が「木札の文字は読むのではなく形として記憶する」さらに「幼い頃の方が記憶しやすい」と解説していました。
会場に独特な節の読み上げの声が響くと、最初の3~5文字で札を取る早業も感動ものです。その後の体験には、ご高齢の方々も参加され下の句かるた愛を感じました。
コミックや映画で見る振袖・袴姿の優雅な『ちはやふる』の小倉百人一首が全国的には有名ですが、北海道遺産第74番「下の句かるた」はスポーツ感が強く、激しく動くのでジャージに素足の方が多いです。緊迫する対戦を見るのも楽しい!
「下の句かるた」が気になる方は「全日本下の句歌留多協会」へお問い合わせを!
大会は冬ですが、1年を通して練習会を開催しています。
そして、北海道遺産にも注目です!
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