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- 私の特技はごみの減量と分別です! その1
専業主婦だった43年前は、黒い45リットルのごみ袋を使い、分別は『燃やせるごみ』『燃やせないごみ』の2種類と記憶。生ごみ、紙類、布類は燃やせる。陶器、ガラス、金属、プラスチック製品は燃やせない。そしてごみは無料という意識でした。
夫の転勤で「ごみ分別」に転機がやってきた!
結婚2年目に夫の転勤で引っ越した小さな町で指導された「ごみ出し」は衝撃的でした。
有料のごみ袋または、1枚25円10枚綴りの手数料シールを購入し、貼って出すことが義務だったのです。
田舎なので、1戸建ての社宅で広い庭にはドラム缶が置いてあり、紙類は燃やすことができました。今では考えられない暮らしでした。
当時の憧れは、生ごみの堆肥化だった……
その頃の愛読雑誌に環境意識の高いドイツなどの様子が紹介され、真似したい減量方法が満載でした。
庭に『生ごみを埋める』という方法を検討しましたが、カラスや犬が掘り起こすと考えて、生ごみは捨てること一択でした。
それから17年後、現在自宅では市の助成金で購入したコンポスターで生ごみ堆肥化をしています。
どのくらい、ごみ減量になっているのか?
コンポスターを使い始めた頃は、高校生の子ども2人、実母との5人家族で、生ごみ堆肥化はごみ減量に有効でした。
生ごみは堆肥になり、家庭菜園に活用です。燃やせるごみは、週1回45リットルのごみ袋1袋でした。生ごみ堆肥化は、本当にごみの減量につながっていると実感しました。
現在は、さまざまな資源ごみの分別があり、燃やせるごみは週1回10リットル1袋です。
ごみ減量意識啓発施設に勤務
北海道・札幌市では、ごみを『1人1日あたり100g減らす』ことを目標としています。私も、2004年3月から通算17年間、ごみ減量意識啓発施設「リサイクルプラザ宮の沢」に勤務していました。
必要な資源物の分別方法や、3Rのリデュース(ごみになるもの減らす)・リユース(繰り返し使う)・リサイクル(再生使用)の優先順位を説明したり、生ごみの減量のため「生ごみの堆肥化」を推進。段ボールコンポストの作り方を始め、コンポスターの説明も得意でした。
ハルメク5月号には最新の「手放し方」「捨て方」の情報が満載!
41ページの『もったいない』という罪悪感や思い入れからの手放せない~「古着でワクチン」の紹介があります。
昨年(2022年)1月に、ひとり暮らしの92歳の叔母の終活のお手伝いをしたのですが、この特集内容を実感。
『使えるものを捨てる』に罪悪感がある年齢ですから、『使ってもらえる』施設への持込みで、気持ちよく食器や古着の後片付けが進みました。
その際、私の「特技ごみ分別」がとても役立ちました。そして叔母が、私を奮い立たせてくれるひと言をくれたのです。
この続きは、次回にさせていただきます。
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