大人の手帳術1:夢や目標を叶える人の「手帳の使い方」と5つのメリット
2024.12.292024年02月03日
50代からの挑戦(40)
ハルメク世代の「起業」心得6つ
不動産屋ひとり社長のまつしたあやこです。人生後半戦で「起業」を考えている人も多いのではないでしょうか? 今回は53歳のときに未経験で不動産屋を開業した私が考える「ハルメク世代の起業心得」と題してお伝えします。
心得1:本当に好きなことで勝負しよう
開業7年目の今も、私はとにかく物件を見るのが大好き! 住居でも店舗でも倉庫でも、いくら見ても飽きないのです。
「こんな物件を探して欲しいんです」と言われたら、もう目キラキラで探します。そしてお客さんの希望に添えたときは、不動産屋になってよかったなと思います。
起業はつらいことも多いです。それでも踏ん張れるあなたの大好きなことで勝負しましょう。
心得2:用意周到でなくても構わない
起業するのに、100%完璧な準備が整ってからと考える人も多いでしょうが、「起業」という未知の世界では、想定外の事態がたくさん待ち受けています。やったことがないことは、やってみないとわからない。一つ一つ経験を積みながら考えていけばいいと思います。
頭で考える完璧な準備より、たった一つの実行のほうが、わかることが多いかもしれません。
心得3:資金計画だけは綿密に
ただし、先立つものは余裕をもって準備しましょう。
経営が軌道に乗るまでは本当に精神的にきついです。
お金の面で致命傷を負わない、たとえ失敗しても挽回はできるくらいのところでスタートするのが、ハルメク世代には重要なポイントではないでしょうか。
心得4:ハードル低く始めよう
はっきり言ってハルメク世代はもう若いとは言えません。人生のすべてを賭けて一発勝負に出るのは、リスクが大きすぎるように思います。
失敗したら戻れるくらいの小さなスタートを切ってみるのが、この世代には向いていると思います。
挑戦してみてダメだったとしても、それを恥ずかしいこととは、私は思いません。
心得5:やりたいことは社会で必要とされているか
商売とは需要があってこそ成り立つのです。時代の流れを読み、何が必要とされているかを見極めることが重要です。あなたがやろうとしていることは、社会で需要がありますか?
私が不動産を選んだのは、住むところはどんな時代にも必要だからです。
そして不動産×福祉は、どちらもやりたいことであり、かつ需要があることだからです。
心得6:商売は三方よしで
お金儲けをするために起業するのですが、欲が先に出てしまうと間違いなくそれは相手に伝わります。
「お金を追わず人を追え」と言われるように、純粋に喜んでもらえてうれしいと思えるところに、お金は寄ってきます。
そして信用が信用を生み、それが結果、利益につながり経済をまわすのです。
読者さんの新しい同業者が増えました
「未経験で不動産屋を始めようと思うのですが」と、直筆でお手紙をくれたHさんが、昨年(2023年)11月に開業されました! 神戸トーレル不動産さん。「トーレル」はTALL(トール)とLARGE(ラージ)を組み合わせた造語らしいです。
ハルメク世代のYさん、Kさんは宅建試験に合格後、未経験で不動産屋に正社員で採用が決まりました。Hさんは、今月法人設立されます。Tさんは今年宅建試験に再挑戦です。
自分の力で人生を切り開いていこうとするハルメク女性が増えていくことが私はうれしいです。全力で応援したいと思います。
そのうちハルメク不動産女子部ができるかもしれません(笑)。
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