50代からの挑戦(35)

団地リフォームにかける想い 物件ビフォーアフター

公開日:2023.09.05

どうして毎日毎日こんなに暑いのか。過酷な暑さを乗り切るためにと、食べて食べて、夏のあいだに2kg増量した不動産屋ひとり社長のまつしたあやこです。さて今回はみんな大好き? 物件ビフォーアフターをお送りします。

物件BEFORE

今回お披露目するのは、団地のリノベーションです。

すみません、ビフォーアフターと言ったものの、ビフォーの写真がほぼないことに気付きました(汗)。一部は類似画像です。

築55年のアラカン物件です。

物件BEFORE

物件BEFORE
和室イメージ
物件BEFORE
台所イメージ
物件BEFORE
ザ昭和のお風呂

AFTERはこちらです

AFTERはこちらです
壁の一面はティファニーブルーに
AFTERはこちらです
システムキッチンは欠かせません
AFTERはこちらです
踏み面を広くしました
AFTERはこちらです
追い炊き機能付きです
AFTERはこちらです
昭和レトロなガラス戸は残しました
AFTERはこちらです
メゾネットタイプの団地です

普通の賃貸とは違うところは

明るく機能的に仕上げました。猛暑の中がんばってくれた職人さんに感謝です!

この物件は、これから賃貸に出します。

一見普通の賃貸物件ですが、ひとつ大きな特徴があります。

それは、当社が物件購入費用とリフォーム費用を回収したら、借主さんに物件をお譲りしようという点です。

シングルマザーや、将来的に貯蓄や年金が十分でない女性を対象にしています。

生きていく上で欠かせない生活費の中で、住居費の占める割合は大きいです。

ずっと家賃を払い続けるのではなく、何年か後に自分のものになれば、あとは管理費と修繕積立金だけ払って暮らしていけます。そうしたら少しは楽になるかなと考えました。

私の考える支援をかたちに

私の考える支援をかたちに

私は女性支援団体を立ち上げましたが、具体的にどんな支援をしていきたいのか、ぼんやりとしたままでした。

私にできることは何か? 突きつめて考えていくと、不動産屋である私の強みは、やはり「住」の面からの支援ではないかと思い当たりました。

同業者から「そんなことしてなんの得になるの?」と馬鹿にされていますが、得はしないけど、損もしません。

頂くところからはしっかり頂いて、稼いだお金で私にできることをする。いい考えと思うのですが……。

会社も7年目に入り、来年還暦という節目をむかえる私は、自分がこれからどのように生きたいのかについて、最近よく考えるのです。

自分だけが儲かって、贅沢がしたいのかというと、それはちょっと違うのです。若いころは思いつかなかった「社会貢献」という気持ち。そんなことを思えるようになったのは、年を取った証拠でしょうか。

団地再生できるといいな

この団地は古いけれど、外壁や共有部分がよく手入れがされていて、昔の団地ならではの広々とした敷地に建っています。物件自体まだまだ持ちそうです。保育園、小学校、中学校のすべてが徒歩5分ほどのところにあります。

高齢化が進む昭和の団地。私が仕入れて再生し、若い世代の住民が増えて、活気づくといいなぁと考えています。

団地の管理組合にも、私の想いは伝え賛同していただきました。

勝手に名付けて「未来への投資プロジェクト」。

数年前に比べて、物件価格もリフォーム費用も値上がりしているし、当社の台所事情もあるので、そんなにどんどん増やせるわけではありませんが、一つずつ増やしていこうと思います。

団地再生できるといいな
商売繫盛、金のなる木を買ってみました

■もっと知りたい■

まつしたあやこ

まつしたあやこ不動産合同会社代表。53歳のときに契約社員の化粧品販売員から、まったくの未経験で不動産屋を開業。そして56歳で社会福祉士国家資格を目指して大学に編入と、50代からの挑戦ストーリー。「すべての女性をハッピーに」をモットーに、私なりに考え発信していきたいと思います!

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画