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2023年08月08日
50歳からの挑戦(34)
今年(2023年)も、また暑い暑い夏がやってきました。開業記念日の「7月25日」を迎える度に、未経験で不動産屋を開業した当時のことを思い返さずにはいられません。今回は、そんな私の「運」をテーマにお話ししたいと思います。
開業当初から変わらず、たったひとりの不動産屋ですが、おかげさまで開業7年目を迎えることができました。
開業当初に腹をくくった「いっぱい恥をかく覚悟」は、本当に数え切れないほどの恥をかき、眠れぬ夜をいくつ過ごしたことでしょう。
しかし、ここまで来れたのは自分の努力以上の「なにか」が、私に仕事運を与えてくれていると思わずにはいられないのです。
どう考えても、奇跡としか思えないようなことが何度も起こるからです。
たとえば、初対面の方と世間話をしていて、何気なく収益物件(億単位の)の紹介をしたら、冗談でしょ? と思うような勢いで成約につながったり。
そういえば開業して初めての売買案件は、35年以上、お互い思い出すことすらなかった間柄の友人が、SNSを通して私に依頼してくれたビッグ案件でした。これって普通に起こることでしょうか?
人生で数回しか行ったことがない占いですが、手相や四柱推命など、占い師が口を揃えて言うのは「あなたは仕事運が最強」だそうです。
占いはあまり信じないほうです。でももしかしたら、仕事運は最強かもしれません。
そのかわり、天は二物を与えずとはよく言ったもので、占い師がもう一つ口を揃えて言うのは「あなた、家族運が見事にないわ」ということです。
これは当たっています。家族運がありません。
プライベートなことはとても書く勇気がありませんが、結婚して姑から「あんたみたいなろくでもない家庭で育った人間が」と言われても、確かにそうよねと、妙に納得してしまうほど、家族運は悪いです。そして結婚運もどうもいまひとつ……。
まわりの人は「仕事運が強いからええやん」と言いますが、仕事運があるだけで幸せと呼べるのでしょうか。
でも私は、自分で選ぶことができない出自で、自分の人生はこの程度と決められたくないと、ずっとそう思って踏ん張って生きてきました。たぶん仕事運の強さは「自力で生きろ」という意味だと思います。
だから若い頃から常に二毛作、三毛作で働いてお金を貯めました。
深夜の工場のライン作業、郵便配達etc…。職歴は数え切れません。中には人間扱いしてもらえないような職場もありました。
正直つらかったです。でもきつい仕事を経験したからこそ、コンビニに商品が並ぶのは当たり前ではないことに気づけたし、警報級の雨の中でも、郵便物を届けてくれる配達員さんに、心から感謝できるようになりました。
また節約を覚え、無駄を省いて生きる術も学びました。
持って生まれた運と、持ち合わせなかった運。全部ひっくるめてそれが私の運命なのでしょう。
ちょっと苦労多めの人生だなと思いますが、ないものを嘆くより、持っているものに感謝して、日々を過ごしたいと思います。
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