小池真理子さん|人生の伴侶を亡くして、今思うこと
2024.09.29
公開日:2025年03月19日
早期発見のために
直径2㎝の悪性腫瘍!ロボット支援下腹腔鏡手術上行結腸右半切除術
還暦チャレンジャー あ・らかん です。おしゃべりな私がお伝えしたいこと、今回お勧めするのは大腸カメラです。
便潜血で要再検査に
2024年秋に健康診断の結果がきました。ダイエットの成果がしっかり出て、数値は若かりし頃に戻り安心していました。
ところが、便潜血あり要再検査との事、体調もよく、何も思い当たる事はありません。11月にコンテスト出場を決めていたので、終了してから検査しようと思って、嫌々12月に検査予約を入れました。
悪性腫瘍だった
その結果大きなポリープが見つかり、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)のついでには取れないと言われ、大学病院へ。検査が続いたことは以前お知らせしたとおりです。
「ポリープではなく直径2㎝の悪性腫瘍」「上行結腸癌ステージ1*」「大腸の粘膜への浸潤があります」。
(*ステージについては、転移が見つかれば変わるので、手術しないとはっきりは決まらないとのことです)
上行結腸右半切除術
術式は「ロボット支援下腹腔鏡下上行結腸右半切除術」という手術でした。リンパも含めて大きな範囲で切除するという手術の内容を聞いて驚きを隠せませんでした。検査をするごとに内容がシビアになっていくので、切ないクリスマスでした。
とにかく早く手術して欲しいと思い、2025年1月に入院、手術を決めて、2024年は終わり、気持ちが晴れないまま新年を過ごしました。
チャンスはほんの1年~2年間だけ
盲腸と上行結腸の癌では、腸の内径が太いため便通の異常が発生しにくいことや、この場所を通る便は液状であること、出血が起こっても排便されるまでに時間を要することなどが要因で、異常が起こっても気付きにくいそう。異常を感じて発見される頃には病態が進行している傾向があるとのことでした。
1個の癌細胞が1cmの癌の塊になるまで、10年〜30年と長い時間がかかりますが、 1cmであればまだ画像診断などでは見つけられません。
しかし、1cmの癌の塊が2cmになるまでは、たったの1年〜2年。 あっという間に大きくなってしまいます。つまり 1cmから2cmになるまでの間に癌を発見できれば、早期発見になり、転移の心配が少なく、抗癌剤治療を受けなくてすむということです。
早期発見をするためには、1年おきに大腸カメラ(内視鏡検査)を受ける必要があるということになります。私自身も大腸癌の検査ということで検便を毎年受けていましたが、大腸カメラは10年ぶりでした。
おかげさまで、元気に復活いたしました。筋トレの成果があり、術前までに体力が付いていたことで、術後の回復がよくて驚かれました。また、ロボット支援下の腹腔鏡手術は傷跡も小さくて痛みが少ないです(「コンテストでビキニを着るので」と言ったのが功を奏したのかもしれません)。
50歳を過ぎたら、大腸カメラにもぜひチャレンジしてください。前日の絶食などは大変ではありますが、胃カメラより苦しくないですよ。
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