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乳がんサバイバーの あ・らかん です。これまで50代での大学入学、国家試験、闘病生活、DVからの離婚などについて、お話しさせていただきました。今回は趣向を変えて、私の夏の生活についてお伝えしたいと思います。
夏の行事その1……毎年この時期にしていること
私はこの時期に健康診断を受けています。今年(2021年)は7月24日に受診しました。乳がん罹患(りかん)前まで毎年この時期に受診していたので、リタイア後もきちんと自分の健康管理をするために、引き続き毎年この時期にと思ったからです。乳がんも健診で要再検査になって、その後の受診で発見されましたので、定期健診は健康維持に大切だと感じています。
乳がんの闘病生活があったため、その間は健康診断を受診していませんでした。術後3年が過ぎ、体調も徐々に落ち着いてきました。年1回くらいは、自分の体のコンデションをきちんと確認しなくてはいけない。でも健診って何かが見つかるかもしれない……と、乳がんが見つかったときのことを思いだすと怖くもありました。
日帰り人間ドック……その費用は?
それでもやはり早期発見や安心につながるなら、受診しなくてはと思い直しました。年齢を重ねると加齢による疾病も現われます。そこで今回、思い切って市町村の検診クーポンや保険組合の定期健診で受診できる項目だけではなく、自費で項目を追加して日帰り人間ドックを受けることにしました。
今回は、経鼻胃カメラと脳のMRI、頸動脈のエコー、経膣エコーを自費で追加しました。私のケースでは保険組合の自己負担分と自費追加分の合計で50,000円ほどの費用が必要でした(機関機関によって料金に差があります)。
お財布に優しくないなと思いましたが、健康であることの大切さは、何より私自身が一番よく分かっています。そのために必要な経費だから、これは節約してはいけない経費だと思いました。
経鼻胃カメラ……苦しくないコツは?
経鼻胃カメラは、名前のとおり鼻からカメラを入れます。鼻の中と喉にキシロカインを塗って麻痺させます。私のようにバリウムの検査が苦手の方でしたら、経鼻胃カメラを試してみられるとよろしいのではと思います。バリウムで要再検査になって胃カメラを受けるより、最初から胃カメラにすれば1回で終わりますし、同時に生検(組織を取って検査する)もできます。
担当医が上手で、看護師さんのサポートがいいととても楽です。苦しくないコツは、唾が出たら遠慮なくだらだらと口の端から垂れ流すことのようです。私はなんだか恥ずかしくて、遠慮していたら、思いっきりむせて大変苦しい思いをしました。そのため検査の手を止めてしまい、迷惑をかけることになってしまいました。
脳のMRIや頸動脈のエコーの結果は、他の健診結果と併せて後日郵送されるとのことです。何も悪いところがないことを祈りたいですが、実は胃カメラの途中で小さな胃潰瘍が見つかり、その場ですぐに生検しました。
その結果が気がかりでしたが、先日受診し生検の結果を伺うことができました。おかげさまで、悪性のものは見つかりませんでしたが、ピロリ菌が陽性とのことでした。そのため胃潰瘍の投薬治療の後、ピロリ菌を除菌する治療をすることになりました。
夏は、〇〇の秋に備えるための季節
1年を通してポジティブ思考で、アクティブに過ごしたいものですが、とりわけ秋は過ごしやすく、いろいろな事にチャレンジしようと思う季節です。けれども心身ともに健康でなくては、それもかないません。私の夏は、健診を受けメンテナンスをして、秋に備える……暑い「夏」を楽しみな「〇〇の秋に備えるための季節」にしています。
次回は「夏の行事……その2」と題して、リフレッシュ・メンテナンスのための小旅行についてお伝えしますね。
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