私の素敵な出会い(9)

ブラームス「交響曲第4番」を聴き比べる!

公開日:2023.12.23

わたしの素敵な出会い、第九弾は「クラシック音楽の醍醐味、聴き比べ」です。

聴き比べに初参加!

12月、びわ湖ホール劇場サポーターの集まりで行われた、ブラームス『交響曲 第4番 ホ短調 OP.98』を聴き比べる会に行ってきました。

同じ曲で、指揮者やオーケストラが違うと“どう変化するんだろう?”って、初参加の私は興味津々。

今回の案内役は、先輩サポーターの方。聴き比べに用意されたリストを見ると、15種類! 驚きの多さです。

交響曲第4番とは?

最初に、交響曲第4番について、成り立ちと特徴についてお話を聞きました。

  • 作曲年代:前半2楽章は1884年、後半2楽章は1885年
  • 作曲地 :ミュルツツーシュラーク(ウィーン南西、ゼマーリング山の麓にある保有地)
  • 初演  :1885.10.25 ブラームス自身が指揮、マイニンゲン宮廷管弦楽団
  • 特徴  :主題(中心となるメロディー)から始まる曲

ブラームスは初演に先立ち、批評家や友人にこの曲の試演を行ったそうです。その際、否定的意見が多かったそうですが物ともせず、自分の最高傑作であると語ったと言われており、よほど自信があったみたい。

しかし当時の音楽界では、評価が分かれたようです。

内容
交響曲第4番第1楽章(楽譜)

そんなご自身絶賛の作品、第1楽章前半15種類の聴き比べが始まりました。

内容

まずは、案内役のお気に入り、指揮者ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団

続いて、ヘルベルト・フォン・カラヤン、クラウディオ・アバド/両指揮者ともにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

う〜ん、テンポや音量が違う。

その後、カルロス・クライバー/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団小澤征爾/サイトウ・キネンオーケストラ

などの演奏を傾聴していきました。

内容

15種類を聴き終えて

詳しいサポーターの方は、「スコア(楽譜)に忠実」、「低音が充実していて全体に厚みがある」「バランスが良い」など、各演奏に対して専門的なご意見。

私はといえば「優しい感じがする」など抽象的で、まだまだ勉強中です。

でも今回参加して、この組み合わせ(指揮者/オーケストラ)が好き! というのはありました。

同じ曲なのに新鮮な驚きと発見です。

皆さんもワインやコーヒーを飲み比べてみて、違いの発見が楽しいって経験をされた事ありますよね?

名曲の聴き比べも、指揮者のアイディアや捉え方の違いを発見して、楽しみましょう!

15種類を聴き終えて

■もっと知りたい■

ラナンキュラス

華道とヨガをこよなく愛し、2023年からフラメンコ舞踊も始めました。新しい自分のポテンシャルを信じ、日々レッスンに励んでいます。テーマは「出会い」。人だけでなく、影響を受けたモノ、場所など記事にできたらと思っています。そして、私の記事が、みなさんの「背中を押す」小さなキッカケになれたらうれしいです。

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