009:中丸洋美さん(55歳)

50代から登山を始めて見えた景色…目指せ!60歳で百名山制覇

50代から登山を始めて見えた景色…目指せ!60歳で百名山制覇

更新日:2025年03月22日

公開日:2025年02月21日

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50代から登山を始めて見えた景色…目指せ!60歳で百名山制覇

50代から新しい一歩を踏み出して、第二の人生を歩み始めた人たちを追う「わたしリスタート」。50歳で登山にハマり、日本百名山制覇を目指し奮闘中の中丸洋美さん。3000m級の山に次々と挑み続ける中丸さんが実践する夢とカラダの育み方とは?

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あなたの“リスタートのヒント”が、きっと見つかるはず。
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中丸洋美さんのリスタート・ストーリー

セミナー会社でのインタビュアーからスタートし、のちに独立。現在は東京・神楽坂でタロット占い師としても活動している中丸洋美さん。

年間のべ2000人以上もの悩みを受け止めるには気分転換が欠かせず、ウォーキングで心身を整えるのをモーニングルーティンにしていたそう。

ちょうど50才の時に、コロナ禍が到来。時間と体力ができたので、気分転換にと出掛けた高尾山ハイキングをきっかけに、登山の楽しさに目覚めた。

登山仲間との出会いで「60歳で日本百名山制覇」を目標に掲げ、開始5年で3000m級の山を次々と踏破。

50代からの新たな夢に向かって、コツコツ進み続けている。

コロナ禍の不安を解消した山との出合い

コロナ禍の不安を解消した山との出合い

――登山を始めたきっかけは?

新型コロナの蔓延で、仕事のスケジュールが変わり、時間ができたこと。密を回避して出掛けた高尾山のハイキングがきっかけです。

当時、神楽坂にある個人サロンで週4日、飯田橋の占いブースで週2日の活動をしていたのですが、コロナ禍で占いブースが入っていた商業ビル全館閉鎖されてしまい、個人サロンのみになったんです。

そこで、時間が少しできたので、朝夕と毎日ウォーキングをすることに。おかげで体力がつきました。不安やストレスもたまっていたので「少しでも発散したい!」と。

世の中が不安と閉塞感でいっぱいな時期だったから、山頂のすがすがしさに感激しました。マスクを外して深呼吸したときの、何とも言えない幸福感といったら……。

また登りたい。もう一度あの感動を経験したい。

力がみなぎってくるのを感じました。

――本格的に登山を始めたのはいつからですか?

最初の高尾山が楽しくて、一緒に行った友人も一緒にハマったんです。それで「また行こう!」と。

共通の友人も混ざってときどき近くの山に行くように。さらに偶然、友人のお父様が登山愛好家でいろいろ教えてもらうようになり、自然と深みにハマっていきました。

――登山を始めて、仕事や生活は変わった?

占い師をしていると、お客様のお悩みをお聞きしている中で、負のエネルギーを一身に受けてしまうこともあります。

それをリセットする意味でも、毎朝のウォーキングを日課にしています。心と体はつながっていて、体を動かすと、気分が晴れたり解決策が浮かんだりしますよね。

今は登山に向けての体力づくりの意味もあるのでより前向きに取り組むようになりました。

40代は占い師としての仕事を確立するために奮闘していましたが、50代からは体を動かすことが増え、心身のバランスがとれて、より充実した生活になったような気がします。

慎重派の私にできた、50代からの「仲間」

慎重派の私にできた、50代からの「仲間」

――「チャレンジするなら今だ」と思ったタイミングは?

60代、70代の先輩と出会い、お話するうちに。

もともと足首が硬かったり、心肺機能も強くなかったりと登山向きの体ではないので、すぐに本格的な登山をしようとは思っていませんでした。

でも「雲取山(標高2017m)に登れるなら大天井岳(おてんしょうだけ、長野県、標高2922m)も登れる、一緒に行こう」「60代から本格的に百名山を目指して制覇し、70代はネパールなどの山を登ってるよ」と、先輩方からポジティブなアドバイスをたくさんもらって、慎重派の私でも自然とそう思えるようになりました。

――チャレンジをして得られたものは?

まずは体力。

体を鍛えなければいけない、という義務感ではなく、「あの山を登りたい。そのための筋力、体力をつけたい」という目標に向かってする運動は楽しいもの。毎日が元気であふれるようになりました。

そして、...

HALMEK up編集部
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