わたしリスタート実践ガイド:社会貢献編 #1

自分を生かして社会参加を!ボランティア【タイプ診断】

自分を生かして社会参加を!ボランティア【タイプ診断】

更新日:2025年06月05日

公開日:2025年05月31日

社会のためにできることを!ボランティア【タイプ診断】

50代からボランティア活動を始める女性が増えています。子育てや仕事に追われる日々から少し解放され、「これまでの経験や知識を生かして、誰かの役に立ちたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。このシリーズでは、大人女性が無理なく楽しく社会貢献を始めるヒントをご紹介します。

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【わたしリスタート】50代からの新しい一歩の踏み出し方>>

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意外と楽しい!社会貢献の3つの魅力

意外と楽しい!社会貢献の3つの魅力

新しい出会いと仲間づくり

ボランティア活動を続ける理由の上位に「新しい人間関係の構築」が挙げられています。年齢も職業もバラバラの方々と、共通の目的で活動することで、思いがけない絆が生まれるのです。

「わたしリスタート」特集で紹介した、61歳で鎌倉に移住し、子ども食堂を運営する瀬戸貴美恵さんは、近隣の住人やボランティア仲間など、年齢も職業もさまざまな人と出会えたと言います。仕事やママ友とはまた違った、趣味や価値観で繋がる新しい人間関係が広がる可能性があります。>>記事を読む!

自分の経験や知識が生きる喜び

これまでの人生経験をボランティア活動に生かすことが、活動の継続につながります。家事や育児のノウハウ、仕事で身につけた専門知識、趣味で磨いてきた技術など、あなたの「当たり前」が社会的価値を持つのです。

「わたしリスタート」特集で紹介した、昼スナックのママ・木下紫乃さんは、50代で社会福祉士の資格を取得し、障がい者施設でスナックを開催するなど、さまざまな活動をしています。「知識があることで、悩んでいるお客様に少し実用的なアドバイスができるようになった」と言います。>>記事を読む!

日常に新しい刺激と充実感をプラス

ボランティア活動に参加している高齢者は、そうでない方に比べて生活満足度が高い傾向があります。週に一度でも定期的な活動があることで、生活のリズムが整い、目的意識が生まれるからでしょう。

「わたしリスタート」特集で紹介した、タンゴセラピストとして活動する50代女性は、趣味のタンゴを生かして、高齢者や難病患者のためのセラピー活動をしています。活動の幅が広がり、次の目標や予定が決まっていくことで、日々の生活が充実していると目を輝かせます。>>記事を読む!

私にもできる? よくある不安と解決法

私にもできる? よくある不安と解決法

「時間がなくて……」

なかなか、活動を始められない理由に「時間がない」が挙げられます。しかし最近では、さまざまな時間帯や頻度で参加できるプログラムが増えています。

  • 月1回の週末開催「公園クリーンアップデー」(2時間程度)
  • 在宅でできる「外国人向け日本語添削ボランティア」(好きな時間に)
  • 隔月開催の「シニア向けスマホ教室サポーター」(3時間程度)

各地域のボランティアセンターでは、短時間・単発参加可能な活動も多数紹介されています。まずは地域のボランティアセンターのウェブサイトで「短時間」「単発」などのキーワードで検索してみましょう。

「自分に何ができるか分からない……」

ボランティア活動に必要なのは特別なスキルよりも「できることを生かす発想」です。日常生活の中で培ってきた能力こそ、貴重な社会貢献のリソースなのです。

  • 料理が得意→子ども食堂、災害時炊き出し訓練
  • 整理整頓が好き→フードバンクの在庫管理、図書館の本の整理
  • 傾聴能力→高齢者施設での話し相手、電話相談
  • 読書好き→朗読ボランティア、視覚障害者向け音訳

地域ボランティアセンターでは、「スキル登録制度」を設けているところもあり、自分の得意なことを登録しておくと、それを生かせる活動が紹介されるシステムもあります。

「一人で始めるのは不安……」

ボランティア活動を始めるきっかけとして「友人・知人の誘い」が上位に入ります。最初の一歩が踏み出せない理由の多くは「一人は不安」という気持ちです。

多くのボランティア団体では「体験会」や「お試し参加」を実施しており、友人と一緒に参加できたりと、初めての方が気軽に参加できるプログラムも用意されています。地域のボランティアセンターに「友人と一緒に参加できる活動を探している」と相談してみましょう。

5分でわかる!あなたの社会貢献タイプ診断

5分でわかる!あなたの社会貢献タイプ診断

あなたに最も合った社会貢献の形を見つけるためのシンプル診断です。以下の4つの質問に答えるだけで、あなたの活動タイプがわかります。

質問1. 次のうち、あなたが最も好きな活動はどれ?

A. 人と会話したり、交流を深めること

B. 計画を立てたり、物事を取りまとめること

C. コツコツと丁寧に作業を進めること

D. 新しいものを作ったり、アイデアを形にすること

質問2. 友人からのお願いで、地域のお祭りを手伝うことになりました。あなたが担当したいのは?

A. 来場者の案内や接客係

B. スケジュール調整や全体の進行管理

C. 会場設営や後片付けの担当

D. パンフレットやポスターのデザイン

質問3. あなたが人から「ありがとう」と言われることが多いのは、どんなとき?

A. 相手の話をよく聞いて、気持ちに寄り添ったとき

B. 複雑な状況を整理して、問題解決に導いたとき

C. 細かい気配りや、頼まれごとを確実にこなしたとき

D. 独自の視点やアイデアで新しい提案をしたとき

質問4. 以下のうち、あなたが得意だと思うことは?

A. 初対面の人とも楽しく会話を続けられる

B. グループをまとめて、目標に向かって進められる

C. 細部まで気を配り、ミスなく作業を進められる

D. オリジナルのアイデアを生み出し、形にできる

【診断結果】あなたのタイプは?向いている活動は…

【診断結果】あなたのタイプは?向いている活動は…

最も多く選んだアルファベットであなたの主なタイプがわかります。同数の場合は、どちらも素質があるということです!

A が多い方:コミュニケーション型

人との交流が得意で、笑顔と温かい言葉で周囲を元気にできるタイプです。高齢者施設での話し相手、外国人向け日本語会話パートナー、イベント案内係などが向いています。

B が多い方:オーガナイザー型

計画性と調整力で物事をスムーズに進められるタイプです。地域イベントの企画・運営、ボランティアグループのリーダー、プロジェクト調整役などが向いています。

C が多い方:サポーター型

縁の下の力持ちとして、細やかな配慮と着実な行動で活動を支えるタイプです。図書館での本の整理、イベントの裏方スタッフ、事務作業のサポートなどが向いています。

D が多い方:クリエイティブ型

アイデアや創造力で新しい価値を生み出すタイプです。手芸・工作ボランティア、広報誌デザイン、SNSやブログでの情報発信などが向いています。

次回は、タイプ別おすすめの社会貢献活動を具体的に紹介します!


参照元:
全国社会福祉協議会のボランティア情報
ボランティアプラットフォーム「ボラみみより情報局」
JVCA(日本ボランティアコーディネーター協会)
内閣府NPOホームページ

HALMEK up編集部
HALMEK up編集部

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