50代からの「リスタート診断」あなたの最初の一歩の踏み出し方がわかる!
2025.02.20
更新日:2025年02月27日 公開日:2025年02月14日
007:小林理香さん(60歳)
52歳で決意!国際線CAが情熱のタンゴで難病患者を癒やすセラピストに
50代から新しい一歩を踏み出して、第二の人生を歩み始めた人たちに転機や成功の秘訣を聞く「わたしリスタート」。JALの国際線乗務員として32年間勤務し、52歳で退職。日本で初代「タンゴセラピスト」となり、精力的に活動する小林さんに伺った。
小林理香さんのリスタート・ストーリー
JALで32年間、客室乗務員として世界中をフライトしてきた小林理香さん。タンゴに出合ったのは47歳のとき。さらにタンゴの師を通して「タンゴセラピー」の存在を知った。
50代に入ると睡眠障害の症状が悪化し、勤務中のあることがきっかけで退職を決意。
楽天でTOEICの講師や都内の大学病院の研究課で医療翻訳・通訳者を務めながら、米国ワシントン大学でアルツハイマー患者のためのタンゴセラピー・プログラムを学ぶ。
2015年には、日本タンゴセラピー協会の初代タンゴセラピストとして、都内のさまざまな高齢者施設にて活動をスタート。同時に全国パーキンソン病友の会ともつながり、タンゴセラピーの活動を広げている。(活動内容はコチラから)
タンゴは「3分間の恋」高揚感とトキメキに夢中になって
――タンゴに出合ったきっかけは?
45歳の頃、何か習い事を始めようと思ったのがきっかけ。日本橋にあるアルゼンチンタンゴ教室に通い始めました。
タンゴは「3分間のオペラ」ともいわれていて、1曲を踊る間、現実とは違う世界に入り込むことができるんです。一瞬で自己陶酔や現実逃避できるドラマティックな感覚は初体験。
発表会となると、それこそ華やかなドレス、メイクで着飾って、観客に注目されて舞台で踊るときの高揚感……。非日常すぎる世界にどハマりして、発表会や師匠の興行があるたびに「タンゴ休暇」を取っ...