50代からの人間関係のやめること・始めること#2

長年のイライラを解消!不満の上手な伝え方3例

長年のイライラを解消!不満の上手な伝え方3例

公開日:2023年07月22日

長年のイライラを解消!不満の上手な伝え方3例

当たり前と思っている家族や親戚、ご近所さんや友人との関係。これからの人生を豊かにするために、一度リセットして、心地良い人間関係を築くための特集。第2回目は、長年の怒りやイライラを手放して、無理せず楽しく過ごす方法についてです。

教えてくれたのは:石原加受子(いしはら・かずこ)さん

心理カウンセラー。「自分中心心理学」を提唱する心理相談研究所、オールイズワン代表。厚生労働省認定「健康・生きがいづくり」アドバイザー。対人関係などに関するセミナーやカウンセリング、講演を行い、心が楽になる生き方を提案している。著書は『「また断れなかった…」がなくなる本』(河出書房新社刊)など200冊を超える。

家事や介護、友人関係…イライラ溜まっていませんか?

ちょうどいい人間関係を築くには、負の感情を手放せるよう、考え方を変えることが大事だという話は、前回、心理カウンセラーの石原加受子さんに伺いました。

今回は、長年の怒りやイライラを手放して、機嫌よく生きる方法について伺います。

相手が思うように動いてくれない……。自分にばかり負担が偏っている……。そんな怒りやイライラを手放すには不満を上手に伝えることが大事です。よくある3つのケースを例に、教えてもらいました。

ケース1:「家事は妻がして当たり前」と思っている夫

夫が定年後ずっと家にいるのに、いまだに家事は私任せ。体調を気遣って料理にも気を付けているのに、「当たり前」の態度に怒りを覚えます。 

石原さんの回答

ケース1:「家事は妻がして当たり前」と思っている夫

「私がしなくちゃ」の発想をやめ、少しずつ家事を任せていくこと。文句が始まったらその場から去りましょう。

まず「洗濯はするけど、たたむのは自分で」「朝食は週3回は作るけど、他は自分で」などと伝え、少しずつ家事を任せること。文句を言われても耳を貸さず、その場を離れるようにすれば、ほとんどの方は諦めます。家事を着々と終える達成感に目覚める方もいますし、本人の自活力アップにもなるので、罪悪感を持つ必要はありません。

ケース2:認知症の母の世話を押し付けて口しか出さない妹

同居している認知症の母を、ほぼ一人で介護しています。離れて住む妹は口出しばかりで、介護負担やお金の援助は一切なし。 なぜ自分ばかり?とイライラします。

石原さんの回答

ケース2:認知症の母の世話を押し付けて口しか出さない妹

「負担を感じている事実」と「してほしい要望」をしっかり伝え、協力し合いたい姿勢を自分から出すことです。

「親の介護をどう負担するか」について、しっかり妹さんと話してこなかったことが原因かもしれません。被害者意識で不満をぶつけるのではなく、「自分が介護を負担に思っている」という事実と「相手にここを負担してほしい」という要望をきちんと伝え、自分から協力したい姿勢を見せれば、相手も受け入れる気持ちになりやすく、関係も改善するはず。

ケース3:旅行の下準備を丸投げしてくる友人

昔からの友人が、旅行などに誘ってくる割に計画や下準備は私に丸投げしてきます。正直会うのも気が進みませんが、悪口を言われたらとつい断れず……。

石原さんの回答

ケース3:旅行の下準備を丸投げしてくる友人

「自分がその旅行先に行きたいかどうか」が最優先。気が進まないなら、体調の理由などでやんわり断って。

昔からの「主従関係」を引きずり、いいように使われているのかも。大切なのは、「自分が旅行に行きたいかどうか」です。気が進まないなら、「日帰りならOK」と条件をつけたり、「最近旅行に行くと、緊張してお腹が張ってしまう」など体調の理由をつけると、自然に誘いも減ってきます。一緒にいて楽な人とだけ付き合いましょう。

ここがポイント!「怒り・イライラ」に振り回されないために

やめる習慣

不満を口に出さず「わかってほしい」と願う

始める習慣

「自分がどうしたいか」を考え、優先する

次回は、「嫉妬」についてです。どうしても湧いてしまう「嫉妬」から逃れるコツを身に付けましょう!

取材・文=新井理紗、松尾肇子(ともにハルメク編集部) イラストレーション=谷山彩子
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年7月号を再編集し、掲載しています。


50代からの人間関係のやめること・始めること

  1. 心地いい人間関係のために始めること・やめること
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