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更新日:2022年09月29日 公開日:2021年10月09日
上大岡トメの老いを楽しむ!生き方のタネ・17
イラストレーター・上大岡トメさんが老化について学び、50歳からを楽しむ生き方のアイデアを紹介する「老いを楽しむ!生き方のタネ」。1回2分で心と体をケアする「トメサイズ」第11回は、大内転筋と大胸筋を鍛えるエクササイズです。
かみおおおか・とめ 1965(昭和40)年、東京都生まれ。東京理科大学卒。イラストレーター。山口県宇部市在住。著書に『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』『ずさんな家計を整えました。』『子どもがひきこもりになりかけたら』『日本のふくもの図鑑』など多数。最新刊は、コミックエッセイ『老いる自分をゆるしてあげる。』(幻冬舎刊)。最新情報は、トメサイズインスタやTwitterで。
なるべく介護されないためには「最期まで歩く」こと。それを実現するために鍛える筋肉を4つ、ご紹介してきました。
9回目はヒラメ筋、10回目は大殿筋。そして今回は、3、4番目の筋肉を鍛えるトメサイズをご紹介します。
歩くために必要な筋肉の3番目は「大内転筋」です。
大内転筋は、内股にある筋肉です。もし「好きな筋肉はどれですか?」と聞かれたら、私は真っ先にこれを挙げます。なぜかというと、太ももを引き締めてくれるんです。
私は30代の頃、エアロビクスに夢中でした。
聴いているだけでキモチがあられるユーロビートの音楽と、カラダを滴り落ちる滝汗が、すべてを忘れさせてくれる。その爽快感がやみつきになり、大会にも何度かエントリーしました。これが私の「体育会系生活歴史」の始まりです。
でも、気になることが一つ。やればやるほど上半身は細く絞られるけど、下半身、特に太ももは太くなっていくんです。
こんなに運動してるのに、下半身が痩せないのはなぜ? その原因は、使う筋肉にありました。
脚を高く上げる(ハイキック)のとき、私は太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を使っていました。
だから、やればやるほどこの筋肉が発達して、太ももの表面やふくらはぎに筋肉がこんもりついていきました。
まるで鶏の手羽元みたい……! なんか、細い脚に突然こんもり肉がのっている感じなのです。
でも、40歳を過ぎてクラシックバレエに移行してから、使う筋肉が激変しました。
美しい体のラインを求められるバレエでは、太ももの前の筋肉を使うのはNG! 足を上げる場合、主に大内転筋と腸腰筋(お腹にある足の付け根のあたりの筋肉)を使うのです。
バレエを始めて3年が経過したある日。スタジオの鏡に映る自分の姿に「あれ?」と思いました。
明らかに太ももが以前よりほっそりしています。それも衰えて細くなったのではなく、筋繊維がみっちりと入ったしなやかな太もも。脚の付け根にスキマができて、むこう側の景色がのぞけます。
さあ、これでモチベーションがグンと上がりましたね!(笑)
太ももを美しく引き締めつつ、一生歩ける体になるために、大内転筋を鍛えましょう。
そして、いよいよ最後、4番目の筋肉が「大胸筋」です。
筋肉は動かさないまま年を重ねると、どんどん内側に縮んでいきます。まるでスルメを焼いたときのように。
年を取ると肩も前に入るので、どんどん猫背になっていきます。
スマホを使うと背中はさらに丸くなる。悪い姿勢で歩くのは、とても疲れます。
この猫背をストップさせるのが「大胸筋」なんです。そして、このトメサイズには、バストアップといううれしい副作用もついてきますよ。
さぁ、またモチベーションが上がったところで(笑)、大胸筋を鍛えましょう!
以上、歩くために必要な筋肉、大内転筋と大胸筋を鍛えるエクササイズでした!
歩くことは運動・移動のためだけではなく、「見える景色を変える」ことにもつながります。
普段バスや電車でサッと通り過ぎる場所を歩いてみると、「へぇ、こんなお店がある」とかなんだか郷愁を誘う路地を見つけたり、新発見があります。
それが気分転換や、新しいネタの発見につながることも(私の場合ですが)。
人生の最期まで歩く。それをゴールに、トメサイズをじわじわ続けて、歩くことをさらに楽しみましょう!
構成=竹下沙弥香(ハルメクWEB)
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