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- トメサイズ9:「ながらエクササイズ」で介護予防を!
イラストレーター・上大岡トメさんが老化について学び、50歳からを楽しむ生き方のアイデアを紹介する「老いを楽しむ!生き方のタネ」。1回2分で心と体をケアする「トメサイズ」第9回は、介護予防にもつながる「ながらエクササイズ」を紹介します。
トメサイズ「3つの柱」ラストは、最期まで歩くこと!
トメサイズ1回目でもお話しましたが、この連載のゴールは「なるべく介護されないカラダ」を作ること。
これまで1つ目の柱「体型を整える」、2つ目の柱「体幹強化・姿勢改善」に役立つエクササイズを紹介してきましたが、今回からはいよいよ3つ目の柱「最期まで歩く」です。
私には80代の両親がいて、遠距離介護をしているのですが、ここ最近「歩く」ことの大切さを特に痛感しています。
実は、長引くコロナ禍で、実家にしばらく行けていませんでした。先日、半年ぶりに会った80代後半の両親には、大きな変化がありました。悪い方に。
とにかく、歩きがおぼつかないのです。
コロナ禍の外出自粛でほとんど外出しなくなったことで、足腰の筋肉が急激に落ちて、歩けないカラダになってしまったようです。
人は歩かなくなると、全身が一気に衰えるんです。姿勢が悪くなって、バランスを崩しやすくなります。無理矢理バランスをとるから、カラダのあちこちが痛い。便秘にもなるし、気持ちも沈みがちに……。
「こりゃいかん!」と、夕方になり暑さが少し落ち着いた頃、両親を短い散歩に誘ってみました。
ゆっくりながらも足を動かすと、だんだん顔が明るくなってきました。まるで歩くことで、カラダにスイッチが入ったようです。
「歩く」のは一番簡単にできるエクササイズ!
歩く。手っ取り早い、でも重要な移動手段。
同時に、お金がかからない、すぐに始められるエクササイズでもあります(『老いる自分をゆるしてあげる。』のアンさんも言ってましたね)。
私はこの「歩く」を、最期まで手放したくない。十分に活用したいと思っています。
さて、この「歩く」には、2つのループがあります。あなたは以下の2つのどちらでしょう?...
上大岡トメ
1965年、東京都生まれ。東京理科大学卒。イラストレーター。山口県宇部市在住。著書に『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』など多数。最新刊は、コミックエッセイ『老いる自分をゆるしてあげる。』(幻冬舎刊)。
★最新情報は、上大岡トメさんのトメサイズインスタやTwitterもチェック!
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