1回2分の「トメサイズ」で50代からの運動習慣を!
2024.04.122024年07月17日
上大岡トメの老いを楽しむ!生き方のタネ・13
トメサイズ7:太鼓橋のポーズで体幹強化&姿勢改善!
イラストレーター・上大岡トメさんが老化について学び、50歳からを楽しむ生き方のアイデアを紹介する連載企画「老いを楽しむ!生き方のタネ」。1回2分で心と体をケアする「トメサイズ」第7回は、体幹強化に効果的な「太鼓橋のポーズ」を紹介します!
著者プロフィール:上大岡トメ
かみおおおか・とめ 1965(昭和40)年、東京都生まれ。東京理科大学卒。イラストレーター。山口県宇部市在住。著書に『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』『ずさんな家計を整えました。』『子どもがひきこもりになりかけたら』『日本のふくもの図鑑』など多数。最新刊は、コミックエッセイ『老いる自分をゆるしてあげる。』(幻冬舎刊)。最新情報は、上大岡トメさんのトメサイズインスタやX(旧Twitter)もチェック!
体験談:2年間運動して体幹を強化したら猫背が治った!
体幹を鍛えると、姿勢がよくなる。そして、キレイな姿勢は、全体の雰囲気を変えてくれる。
トメサイズ第3回でも姿勢のことには触れましたが、今回は私の経験から、姿勢矯正の大切さについてお話しします。
私は10代の頃はひょろひょろで姿勢が悪く、よく母に「姿勢が悪いっ!」と、1mある裁縫用の竹の物差しを背中に突っ込まれたものです。その頃は正直「姿勢を直すのなんて、だるいー」って思っていました(笑)。
その後も、32歳でダンスを始めるまで、ずーっと猫背でした。でも、ダンスの先生の姿勢が、目で追ってしまうほど美しい……! 特に背中が。
「私もあんなふうになりたい」と、姿勢を直すことを決意! 誰にもその熱い思いを告げず、こっそりと遂行することにしました。
そして2年ほどたった頃、「トメさん、姿勢がいいね」と言われるようになりました。
私が具体的にしたことは、たった2つです。
- 運動することで筋肉をつけて、体幹を鍛える
- 日々気が付くたびに、姿勢を直す(背中を意識)
姿勢を直すときは、背中を意識するのがポイント。肩甲骨を「きゅっ」っと寄せましょう。
「折れないココロ」より先に「強い体幹」を作ろう
姿勢がよくなっていいことは、書ききれないほどたくさんありますが、私にとって一番良かったことは 「ココロの支え」になること。
私は地方に住んでいますが、仕事上いろんな場所に行き、さまざまな方にお会いする機会があります。すると、すごく怖気づくのです。キラキラした場所や人に。
そんなとき、頼りになるのが自分の姿勢。姿勢さえよくしていれば、「自分は自分でいいんだ!」と自信を持てるのです。背筋が伸びていると、自然と自己肯定感が上がるから不思議です。
ココロは、いろんな出来事や誰かの発言で上がったり下がったり、いちいち揺れ動きます。その揺れを止めてくれるのが、強い体幹。
カラダはココロを引っ張り上げてくれます。「折れないココロ」を手に入れるのは難しいので、体幹を鍛えた方が早いです。
そして、何かを決断するときは「姿勢がいい状態で決めると、いい方に転がる」と、私は勝手に信じています。
姿勢がよけりゃあ、なんとかなる! どんな服を着ても、なんとなく良さげに見える!
……と、私の“姿勢愛”を存分に語ったところで、今回もトメサイズで姿勢を保つのに必要な体幹を鍛えていきますよ~。
トメサイズ7:「太鼓橋のポーズ」で体幹を強化しよう!
今回はヨガで言う、「太鼓橋のポーズ」です。
- 仰向けになって、立て膝になります。足は骨盤の幅ほど開き、手は体に沿わせます。
この姿勢で、ひと息吐いてから…… - 吸う呼吸でお尻を持ち上げます。そのまま呼吸をしながら、30秒キープ!
腕はお尻の下で組んで、肩甲骨を左右から寄せます。
- さあ、ここでも吐く呼吸に合わせてお腹を凹ませて、ヒューッと骨盤底筋を引き上げていきますよ。
20〜30秒キープを目指して、3セット。呼吸は自然に。止めないでくださいね。
- 吐く呼吸で、ゆっくりお尻を下ろします。
呼吸を整えて、3セットトライ!
- 終わったら「ガス抜きのポーズ」で、腰、お尻を伸ばします。ホッとしましょう。
もっと負荷をかけたい!という方は、かかと、足先、ひざをピッタリとくっつけて、やってみてください。お尻がぷるぷるして、内転筋に効きますよ。
さぁ、これでトメサイズ2つ目の柱「体幹強化・姿勢改善」も完了です! みなさん、ちゃんとついて来てますか?
ここまで怒涛の勢いで進めてきたので、次回はちょっとひと息。「夏の疲れをとる方法」をご紹介します。
文=上大岡トメ 構成=竹下沙弥香(ハルメクWEB)
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