マジメに考察!50代夫婦の性&セックスレス事情3

50代夫婦!長年のセックスレスを解消する鍵は?

公開日:2021/09/28

更新日:2021/09/29

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「50代夫婦の性&セックスレス事情」4回シリーズの3回目はセックスレス解消のヒントに迫ります。50代夫婦の7割以上がセックスレスといわれる日本で、セックスライフを復活することはできるのでしょうか?夫婦関係の専門家・三松真由美さんに伺います。

セックスレス解消法

夫婦だからこそ「言わなきゃわからない」の精神で

前回の記事では、セックスレスの原因の一つとして「夫婦間のコミュニケーションが足りていない」ことを挙げました。夫婦関係の専門家である三松真由美さんによると、セックスレスを解消するのに、最も大切なのが「夫婦間での話し合い」なのだとか。

「男性は、はっきり言ってもらわないとわからない生き物なので、『雰囲気で察してほしい』といったことは基本的に難しいと考えましょう。わかり合うには話し合いが近道。セックスレス、あるいはセックスに不満があるときは、とにかく相手に要望を『はっきりと・具体的に』伝えることが重要です」と三松さん。

「今日抱いて!」…直球すぎると逆効果

「はっきりと・具体的に」伝えることが重要だとはいえ、「セックスして!」などストレートすぎる表現は、逆に相手を萎えさせてしまうので要注意。特にアラフィフ世代の男性は、奥ゆかしさを備え、恥ずかしがるタイプの女性をよしとする傾向があります。

「セックスレスである夫婦の関係性で、いきなり『したい』とストレートに言うのは実際には難しいでしょうし、勇気を出して言ってみても直球すぎると逆効果になるパターンが多いのが現状です。『なんで抱いてくれないの?』などと責めるような態度や、強要めいた言葉も絶対にやめましょう」(三松さん)

挿入をともなう性行為以外のことでも、自分がどうされたらうれしいのかを具体的な例を挙げて伝えることが大切だという三松さん。できそうな範囲から始めると夫婦の距離が少しずつ縮まっていく可能性があるそう。

「例えば、性的な部分にタッチしてほしい、キスをしたい、ぎゅっと抱きしめられたい……など、してほしいことをはっきり言えれば理想的。その段階が難しい場合は、朝起きたら顔を見ておはようと言ってほしいとか、髪型が変わったときに気付いてほしいとか、頭をそっと撫でられるとうれしいとか、好きと言ってほしいとか。手をつないで歩いてもいいか、手つなぎが無理なら腕を組んでもいいかなどを聞いてみるのもおすすめです。面倒くさいことだらけですが、それを一つずつ意識することが改善につながります。面倒くさいと思ったら負けです」(三松さん)

「妻が女である」ということを夫に見せつける

夫を『その気にさせる』のが目的なのであれば、ジェラシーを引き出すのが効果的だと三松さんは言います。

「ヌーディストビーチに行ったある夫婦の話。他の男性に妻の裸を見られたことで、夫が嫉妬心を抱き、その夜久しぶりにセックスが復活したそうです。

いわゆる『寝取られ』の心理ですね。同じ効果を得られることとして、混浴の温泉もおすすめです。夫というのは、他の男性に妻の裸を見られると、なんともいえないモヤモヤした気持ちになるようで……。

とはいえ、ヌーディストビーチも混浴も特殊です(笑)。誰でもできるという点なら、浴衣姿に萌えるという男性が今のアラフィフ世代的に多いので、温泉旅館も効果があると思いますよ」(三松さん)

必要なのは「ちょっとしたきっかけ」

ヌーディストビーチや混浴温泉は誰もが気軽に行ける場所ではないので、あくまで一例。もっと気軽に試せる方法として、どんな方法があるのかを聞いてみました。

「ネット通販で下着を選んでいたら、うっかりセクシーな下着コーナーを覗いてしまった妻が、その画像を夫に見せたところ『いいね!』とノリノリに。注文した下着を実際に着てみたら夫が久しぶりに興奮したというケースがあります。もし下着を利用するときは、一緒に選ぶか、事前に夫の好みを調べておきましょう。妻が独断でチョイスしたセクシー下着でいきなり夫に迫るのは逆効果。実は黒や赤のセクシー下着よりも白レースなど清楚系に萌えるという男性も多いものです。思い込みはいけません」(三松さん)

他に効果的な行為として「マッサージ」が挙げられるそう。

「マッサージ用のオイルを用意しておいて、例えば足が疲れているからマッサージしてほしいと夫にお願いしてみましょう。男性は足をマッサージしているうちに、ついお尻にまで手を伸ばしたくなるもので(笑)。自然と徐々にスキンシップが増えるきっかけになることもあります」(三松さん)

セックスレスでも人生は終わりじゃない!

こうした方法をいろいろと試しても、なかなかセックスレス解消に結びつかない場合はどうすればよいのでしょうか。

「セックス再開を諦めたからといって、人生を諦めるのはまだ早い。私はぜひ『エア(擬似)恋愛』をおすすめします。好きなタレントの追っかけや、ネット上の恋愛でときめくのもいいですね。好きなアイドルの動画を見ていたら、閉経していたはずなのに生理が再開したという話もあります。セルフプレジャーも恥ずかしがらずに楽しんで」(三松さん)

「もう年だから」と諦めたり「いい年して色ボケかな」と気にしたりせず、堂々と自分の思いを口にして、パートナーと分かち合う努力をしてみることが大切です。

20代と同じようなボディラインや肌質を保つことは不可能ですが、夫が抱き寄せたいと思えるような体を少しでも保つ努力も必要。自信を持ってはつらつとポジティブに性と向き合う気持ちを持っていたいものですね。

4回シリーズの最終回、第4回の記事では、セックスレス夫婦のコミュニケーション術についてご紹介します。

50代夫婦のセックスレス事情について教えてくれたのは?

三松真由美

三松真由美(みまつ・まゆみ)

会員1万3000人超のコミュニティサイト『恋人・夫婦仲相談所』を運営し、夫婦関係やセックスレスの改善法、ED予防法を真剣に考える専門家。

取材・文=宮崎希奈子 

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