公開日:2020/11/29
50代以上の女性が知っておきたい知識を、クイズ形式でご紹介する連載コーナー「知識が身に付く!大人の雑学クイズ」。今回のテーマは「おはぎとぼた餅の違い」。おはぎとぼた餅って見た目はそっくりですが、何が違うんでしょう?
「おはぎ」も「ぼた餅」も、餅米で作った餅を小豆あんで包み込んだ、日本の伝統的な和菓子として知られていますね。
でも「こしあんがおはぎで、粒あんがぼた餅」、「きなこをまぶしたものが、おはぎ」、「形が大きいのがぼた餅で、小さいのがおはぎ」など、人によって定義がバラバラのよう。
おはぎとぼた餅は、いったい何が違うのでしょうか?
おはぎもぼた餅も、どちらにも共通するのは、「お彼岸にお供えする食べ物」という点です。
かつては、牡丹の花が咲く春のお彼岸には牡丹をかたどった大きく丸い「牡丹餅」を、萩の花が咲く秋のお彼岸には萩のように小ぶりで上品な俵形「お萩」をお供えしていたそう。
また、小豆の収穫が秋なので、取れたての小豆で作る「お萩」は粒あん、冬を越えて小豆の殻が硬くなる春に作る「牡丹餅」はこしあんで作っていたそうです。
もうわかりましたね! お萩→おはぎ、牡丹餅→ぼた餅、というわけです。
しかし時がたつにつれ、そうした風習が形骸化し、現代では「形もあんの種類も同じで、呼び方が違うだけ」というのが一般的です。
大きさが違う・形が違う・あんこが違う、などの意見は、伝統的なスタイルが今も残っている地域があるからかもしれません。
他にも、おしることぜんざい、おじやと雑炊など、違いが気になる食べ物は多いもの。気になったものがあれば、これを機に確認してみましょう!
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