人生相談:親のお墓の管理をどうするか悩みます
2022.08.122021年09月23日
素朴な疑問
「お彼岸」はいつ?お墓参りに行く日は決まってる?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
この季節になると、和菓子さやんやスーパーに「おはぎ」が並びますね。小さい頃からお墓参りに行くと、おはぎがもらえてうれしかった記憶があります。今年は、祖父母を偲んで、手作りしようかな。ところで、お彼岸っていつからいつまでのことかしら? 気になったので調べてみました!
2023年のお彼岸はいつ?
仏教が由来のお彼岸は、ご先祖に感謝しつつ個人をしのぶための行事ですが、具体的にいつのことを指しているのでしょうか。
お彼岸の期間は、1年に2回あり、春は3月の春分の日をはさんで前後3日間、秋は9月の秋分の日をはさんで前後3日間、それぞれ7日間ずつあります。
お彼岸が始まる日を「彼岸入り」、終わる日を「彼岸明け」、中心となる「春分の日」と「秋分の日」は「中日」と呼ばれています。ちなみに2023年のお彼岸は、春が3月18日(土)~24日(金)、秋が9月20(水)~26日(火)です。
ご先祖様が帰ってくるお盆とは少々違いますが、先祖様を思うことに変わりはない、なくてはならない行事ですね。
お彼岸は何をするの?
具体的にお彼岸の期間には、各家庭や地域によって違いはありますが、お墓参りに加え、仏壇や仏具の掃除、お供え物をするのが一般的です。
- お墓参り
お墓参りでは、墓石や周辺をきれいに掃除しましょう。墓石はたわしなどを使って水をかけながら洗い、ゴミがたまりやすい水鉢や香立ても忘れずに。最後は丁寧にタオルで拭くといいですね。
お墓がきれいになったら、墓石に打ち水をして、お供え、焼香を順に行い、最後に、墓石より低い位置になるようにかがんで合掌礼拝を行います。帰る際は、焼香の火を確認し、お供え物を下げるのを忘れずに。
- お供え物
お供え物は、春はぼたもち、秋はおはぎが定番ですが、お花、果物、お酒など、故人が好きだった物をお供えしても問題ありません。なお、ぼたもちとおはぎは、季節によって呼び名が異なるだけで同じものです。
生ものや臭いのきつい食べ物、バラやスイートピーなど、トゲやツル、毒がある花などはNGとされているのでご注意を。
- 仏壇・仏具の掃除
お彼岸期間は、普段よりも念入りに掃除をしましょう。親戚や故人の知人がお参りに来ることもあるでしょうし、先祖や故人もきれいな状態を保つ方がきっと気持ちがいいはずです。
掃除は、カビの発生を防ぐために水拭きや洗剤は使用せず、柔らかい乾いたタオルで上の方から下に向かって行います。
お彼岸のお墓参りはいつ行くの?
お彼岸のお墓参りは、中日に行くと思われがちですが、お彼岸の期間中であれば、いつ行っても問題ありません。ただし、遠方や用事でお墓参りができない場合は、自宅の仏壇に線香を供えて手を合わせるのがいいでしょう。
お墓参りに行く時間のマナーは特に決まりはないものの、夕方以降は周辺が暗くなるため、早めの行動がおすすめです。
お彼岸は、お墓参りやお供えをしたり、久しぶりに親戚が集まったり、ご先祖に思いを馳せる日本ならではのステキな風習ですよね。
※この記事は2021年9月の記事を再編集して掲載しています。
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イラスト:飛田冬子