2019/08/13 0

地域によってお盆の時期が違うのはなぜ?

地域によってお盆の時期が違うのはなぜ?

 

「ねえねえ、お盆休みはどこに行く!?」「お盆の帰省ラッシュで混むから、家でゆっくり過ごすわ」なんて会話が始まる時期ですね。この「お盆」とはもちろん8月15日前後のこと。みんなそう思っているし、テレビも新聞も「お盆」って普通に使っているけど、実はお盆の時期は地域によって違いがあって、3通りもあるそうです! 

 

日本でお盆の習慣が生まれたのは8世紀頃とか。伝統的なお盆の時期は旧暦の7月15日でした。ところが明治6(1873)年、政府はそれまで日本で使われていた太陰太陽暦を、国際基準の太陽暦へと変更。旧暦から今、私たちが使っている新暦に変えたのです。お盆は1カ月遅れの新暦の8月15日になりました。

 

しかし、地域によっては旧暦の7月15日という数字をそのまま新暦に残したところもありました。東京などの大都市や東北地方など農繁期に重ならない地域などの一部です。そこに地域差が出たんですね。このことから、7月に行われるお盆は「七月盆」「新暦盆」などと呼ばれています。

 

新暦の7月15日頃は、農繁期に当たる地域では忙しくて、お盆どころではありません。そこで、ひと段落つく8月のお盆が定着し、一般的になったようです。8月のお盆は「八月盆」とか「月遅れ盆」と呼ばれていますが、「旧盆」という人もいます。現在、全国的にお盆と呼ばれている期間は8月13日から8月16日。地域や会社などの方針でいろいろですが、お盆休みの多くはこの時期に合わせられるため、まるで民族大移動のように全国で人が動くんですね。

 

お盆の時期のあと1通りは、沖縄、奄美地方。「旧暦を1カ月後ろにずらすと新暦になる」というのは実は大雑把な表現で、正確ではないんです。沖縄地方では、今でも旧暦の7月15日が新暦で何月何日になるかをきっちり当てはめた「旧盆」にお盆を迎えています。そのため、お盆の日付は毎年変わり、9月にずれ込むこともあるんですって!

 

というわけで、今やお盆は8月15日が主流ですが、 ほかにも2つの時期があるというわけ。時期も迎え方もそれぞれの地域や家庭によって違いますが、全国各地で先祖の霊を迎え入れ、供養のための盆踊りや花火大会、縁日などの祭りやさまざまな伝統行事が開かれます。お盆はまさに夏の風物詩。大事な夏の行事ですから、この時期ご先祖様に思いを馳せるのはいいご供養になりますね。

 

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参考文献:『大百科事典』(平凡社刊)

参照:東京ガス ウチコト

 

お盆で思い出すのは、さだまさしの「精霊流し」!
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イラスト:飛田冬子

 


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