素朴な疑問甲子園の土を持ち帰るのはなぜ?

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公開日:2023/08/06
甲子園の土を持ち帰るのはなぜ?いつから禁止?
甲子園の土を持ち帰るのはなぜ?いつから禁止?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

今年の夏、親戚の子が甲子園に出場するそう。テレビで見るのが今から楽しみです! 甲子園といえば、熱戦の末に負けたチームの選手たちが泣きながらグラウンドの土を集めて袋に入れ、持ち帰るシーン。涙もろいワタシは、毎年もらい泣きしてしまいます。

 

でも、なんで甲子園の土を持ち帰るのかしら? 気になるので調べてみることにします!

 

甲子園の土を持ち帰るのはなぜ?

甲子園の土を持ち帰るのはなぜ?

甲子園の土を持ち帰る1番の理由は「甲子園は高校球児の夢だから」です。甲子園球場でプレーしたという証であり、高校時代の3年間を忘れないようにするために持ち帰ります。

 

持ち帰った土をガラス瓶などに入れて保管している元球児も多く、それを見ると当時のこと、幼い頃からの夢であった甲子園に行ったことが懐かしく思い出されるそう。

 

甲子園に出場できる最後の年である3年生は、全員持ち帰るのが一般的ですが、1・2年生は次も頑張ろうと気持ちを切り替え、土を持ち帰らないこともあるようです。

 

甲子園の土を最初に持ち帰ったのは誰?

甲子園の土を最初に持ち帰ったのは誰?

諸説あるため明確にはわかっていませんが、甲子園の土を最初に持ち帰ったとされる人物として有力なのは、以下の2人だといわれています。

 

1937年夏の甲子園に出場した熊本工の川上哲治選手

 

甲子園出場後、巨人に入団し、選手・監督として多大な功績を残した川上哲治選手も、甲子園の土を最初に持ち帰った人物とされるひとり。

 

第23回大会にて、愛知の中京商に敗れた川上選手は、球場の土を靴下に入れて持ち帰り、後輩たちの未来が甲子園へとつながるよう、母校が練習場として使っていた水前寺球場に撒いた。

 

1949年夏の甲子園に出場した小倉高の福嶋一雄選手

 

大会3連覇をかけた第31回大会、倉敷工との準々決勝にて、延長10回の末にサヨナラ負けを喫した福嶋選手が、もうろうとしながらユニフォームのズボンのポケットへ球場の土を詰めたのを、大会審判副委員長が見ていた。

 

敗戦から2日後、一通の手紙が届いたことで無意識のうちにポケットへ球場の土を詰めていたと知った福嶋選手は、自宅のゴムの木の植木鉢にその土を入れ、その後もずっと玄関に置いていた

 

感染予防対策で甲子園の土が持ち帰り禁止に

感染予防対策で甲子園の土が持ち帰り禁止に

新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、甲子園の土の持ち帰りを禁止されていましたが、今年は、2019年以来、4年ぶりに選手たちが試合後に甲子園球場のグラウンドの土を集めて持ち帰ることが認められることになりました。

 

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参照:NumberWeb

   Jcastトレンド

   毎日新聞

イラスト:飛田冬子


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